小冰

AI用語集

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小冰

小冰(シャオアイス、シャオビン:Xiaoice)は、中国のMicrosoft社が開発した女性型AI。中国版のツイッターであるウェイボ(微博)や、中国版LINEのウィーチャット(微信)をはじめ、9つのプラットフォームに対応。パーソナライズと実用化の面で優れている。

特長と機能

北京にある微軟亜洲研究院(Microsoft Research)が開発。2014年5月30日に公開した、人工知能によるチャットボット。中国語Webサイトの会話を収集することによって、自然言語処理の能力を学習する。

ウェイボ(微博)、ウィーチャット(微信)、ネット通販サイトのジンドンシャンチャン(京東商城)、動画作成アプリのメイパイ(美拍)、動画共有サイトのヨウク(優酷)など9つのプラットフォームに対応。

ログイン画面で「初めて養子にする」を選択して、携帯電話番号を入力するだけで利用可能。ただし、携帯電話番号は中国で使われている携帯電話の番号のみ。
ユーザーの会話の傾向を学習して、個人に合わせた回答をするパーソナライズが特長。

ジンドンシャンチャン(京東商城)では商品の評価を教えたり、ヨウク(優酷)ではユーザーの趣向に合わせた動画を推薦してくれたり、実用的な機能を備える。今後は、各個人の好みに合った動画を作成して配信することも計画されている。

中国では利用者が4,000万人ともいわれる人気を誇るAI。そのうち4分の1が愛のメッセージを伝えたともいわれる。キャラクター設定は17歳の少女。

小冰のアルゴリズムは日本の女子高生型AI「りんな」に活用されていることから、人工知能の技術を日本に輸出したと伝えるメディアもあった。

ビジネス展開

上海東方衛星放送では、朝のニュース番組の気象リポーターに小冰を採用。冬至についてリポートした。気象に関するビッグデータをリアルタイムで分析し、現状や予報と自然なコメントを話すことができる。感性知能(EQ)技術を備えているため、番組のアナウンサーと簡単な会話も可能。

中国ではネットビジネスの一部にチャットを採用している企業が多いため、あらゆる産業で小冰のような人工知能によるチャットボットが活用されつつある。

小冰の成功から、Microsft社は英語圏でも同様の実験を試みるために「Tay(テイ)」を展開した。しかし、言語連想と字句解析を悪用されて人種差別的発言をするようになり、謝罪するに至った。

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