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iOSのシェア縮小で拡大するAndroid OS、世界で9割のスマートフォンに搭載

電車の中や街角でスマートフォンを操作している人の姿を見かけるのは、もはや世界中どこへ行っても珍しい光景ではありません。ただ、使用している機種を見てみると日本と海外では事情が異なります。日本ではアップルのiOSを搭載したiPhoneが多いのに対して、海外ではサムスンをはじめとするAndroidスマートフォンが圧倒的に多いのが現状です。そして、世界で販売されているスマートフォンに使われているOSはAndroidが大半で、iOSは減少の一途をたどっています。Androidのシェアは1強どころか、世界のスマートフォン市場を制覇するほどの勢いを見せています。

iPhoneの販売不振でAndroidスマートフォンのシェアが拡大

IT分野の調査を行っている企業であるガートナーは、2016年11月に同年第三四半期における世界のスマートフォン販売台数と、スマートフォンに搭載されているOSの調査結果を公表しました。それによると、スマートフォンの販売シェアで最も多かったのがサムスンで、全体の19.2%を占めています。続いて、アップルの11.5%、ファーウェイの8.7%、Oppoの6.7%、BBKの5.3%でした。
また、アップルの販売台数は前年同期と比較すると1.5%の減少でした。アップルはiPhoneの販売台数の減少に歯止めがかからず、今回で4四半期連続のマイナスとなりました。

スマートフォンOSではiOSのシェアをAndroidが浸食

iPhoneの販売台数減少はiOSのシェアにも影響しています。2016年第三四半期のスマートフォンのOSシェアは、Androidが87.8%で前年同期よりも3.1%の増加、iOSは11.5%で前年同期より1.5%の減少でした。WindowsやBlackBerryも同様に減少傾向を見せています。
Androidは世界のスマートフォンOSのシェアを徐々に侵食していくのが浮き彫りとなり、中でもiOSがシェアを奪い取られていることがわかりました。

背景に中・高価格Androidスマートフォンの販売増加

これまでAndroidスマートフォンは3万円以下の低価格機種が稼ぎ頭で、市場シェアに大きく貢献してきました。最近はそれに加えて、3万円から6万円の中価格や、6万円以上の高価格のAndroidスマートフォンも売上げ増加に寄与しているようです。
市場調査会社のGfKがまとめた2016年第三四半期におけるスマートフォンの販売動向によると、中国では中価格帯のスマートフォンが前年同期より25%も増加し、北米では高価格のスマートフォンが穏やかな成長を見せています。この動向調査では、メーカーごとのの出荷状況は明記されていませんが、ガートナーの調査でiPhoneの販売台数が伸び悩んでいる結果をふまえると、中・高価格帯のAndroidスマートフォンの販売が堅調であることが推測できます。低価格だけでなく、中価格から高価格のスマートフォンでもAndroid搭載機種が席巻し、結果としてAndroid OSのシェア拡大に寄与しているものと考えられます。
高価格スマートフォンであるiPhoneが販売に伸び悩む中、Androidスマートフォンが徐々にアップルが固持していた高価格帯の「縄張り」に踏み込み、iOSのシェアを縮小させていることがうかがえます。

iOS健在もAndroid OSのシェア拡大は衰えを見せず

今後もAndroidスマートフォンのシェア拡大は進んでいくでしょう。BlackBerryも独自のOSを搭載したスマートフォンの開発・販売を転換して、Android OS搭載のスマートフォンの開発に乗り出しています。また、マイクロソフトはスマートフォンのハードウェア部門の人員削減を発表し、Windows Phoneへの積極的な開発姿勢が見られません。この勢いでAndroidスマートフォンがシェアを拡大していけば、AndroidはスマートフォンOSで世界制覇するのも現実味を帯びてきそうです。世界のスマートフォン市場とOSシェアの動向は今後も注視していきたいところです。

 

 

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