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2017年期待のAIスタートアップまとめ5選

2016年度はAIが再び注目を集めた一年だと言えるだろう。大企業であるApple、Intel、Twitter、Microsoftは人工知能の技術を自社に取り込むために多くのスタートアップを買収した。そんな中、ここ5年間でAI関連のスタートアップとして買収された最大手4社は、イギリスで設立されていたというのをご存知だろうか?今回はそんなAI産業に強いイギリスのこれから伸びていきそうなAIスタートアップ企業を紹介していく。

1.Darktrace

Darkfaceはネットワーク内でのウイルスの検知・対策システムの作成の自動化を可能にした唯一のAIシステムである。この人工知能はケンブリッジ大学出身の数学者によって開発された。

この自動学習の取り組みというのは人間の免疫システムの仕組みを参考として始められた。人間の体が今まで出会ったことのないようなウイルスの免疫を作れるかのように、AIシステムが今まで遭遇したことのないコンピュータウイルスに対しての検知・対策システムの作成ができるように作られた。

既に20か国以上1,500以上の組織で使用されており、Darktraceの自動学習ソフトウェアはウイルス対策ソフトの標準モデルとして、世界中の組織をコンピューターウイルスから守っている。

2.Phrasee

Phraseeはロンドンのスタートアップ企業でAIシステムを用いて、デジタルマーケティングの最適化を目指すというシステム開発を行っている。手法としては自然言語理解の機能を用い、統計結果からデジタルマーケティングの最適方法を導き出すというもの。

このAIは過去の様々な広告宣伝等の言葉を使って最適な広告を作成してくれる。具体的な方法としては、メールの開封数と広告のクリック数等から転換率を測定、そしてどのような言葉が最もユーザーに効果的であるかを推測し、そのマーケティングに適した言葉を選んでくれるのである。

3.Grip

GripはAIを用いてネットワーキングイベントのサービスを提供するロンドンのスタートアップ企業である。元々会社名はNetworkrであったが、CEOのTim Grootは「ネットワーキングが苦手な人が多いことから、社名を変更しネットワーキングの企業と思われないようにしたかった」というように述べている。

GripはSNSのアカウント(LinkedIn, Twitter等)から、マッチングのサービスを作り上げる。そしてスワイプ式でネットワークイベントに行くかどうかの選択をするUIを用いている。まさにネットワーキング用Tinderである。加えてGripはイベントのユーザー・企業からのフィードバックをイベント運営者へ報告する。

Gripは既に同業のスタートアップであるIntros社と2015年に合併しており、今年度から出資者を探している。CEOは「既にイベントから収益が上がっている」というように述べており、様々な大きいイベントでの実施を行っている。

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4.Leap Motion

Leap Motinは既存のユーザーインターフェースとは完全に違うバーチャル世界でのインターフェースである。しかもバーチャルの世界で、ユーザー自身が実際に手を動かして操作が可能である。こう聞くと非常に難しいが、こちらの動画を見ればこれが次世代のインターフェースになるであろうことが想像に難くない。

Leap Motionは2年間動作認識装置を主体としてビジネスを行っていた。なぜならこの動作認識を通じてスクリーン上での新しい可能性を追求していたからである。今回の発明は次世代のVR・ARのインターフェースとして用いられるであろう。人々をよりSFの世界へ近づくことを可能にするという体験を届けられるのがこのLeap Motionの強みとなっている。

5.PandaWhale

PandaWhaleはユーザーに対して、貯金や投資などのお金に関した意思決定をする際のアドバイスを行う。現在チャットボットのサービスを開発しており、”Ask Panda”に聞けばお金に関することをチャットボットが自動的に答えてくれる仕組みだ。

この人工知能は、テキスト解析レコマンデーション機能の組み合わせでユーザーにより良いお金の意思決定をできるようなアドバイスを提供する。そしてチャットボットだけでなく、Twitter, Facebook, Web等によって高いシェアを占めるコンテンツを運営するコミュニティの人間をディレクターに置いている。

<参照>
UK AI startups to watch: the hottest machine learning startups in the UK

<画像>
shutterstock

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