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実案件でGeneXusを利用した私が実感した3つの事

自動生成ツールによる超高速開発が少しずつ広まりつつありますが、弊社でも自動生成ツール「GeneXus」を利用した開発を行っております。
株式会社キャパとしてはGeneXusによる開発は3年ほどの実績があり、社外の案件などで開発のノウハウを詰んでいるのですが、私自身としては2017年3月に初めてGeneXusを実際の現場で使う事になりました。
そこで初めてGeneXusを実際の開発現場で利用して気が付いた事を、ITエンジニア歴25年の私が開発者の目線で書き記そうと思います。

ユーザーとのコミュニケーションが濃くなる

一番強烈に感じたのがこの事です。
要件定義や仕様検討の打合せ、開発進捗報告の場などこれまでもユーザーとのコミュニケーションの場は多くあったと思います。
ですが、GeneXusを使うとコミュニケーションが増えると言う感覚ではなく、濃くなる感覚でした。
具体的にはこれまで要件定義や仕様検討の段階で当然の事ながら仕様の話をユーザーとしているのですが、私の脳内ではクラス図などの内部的な設計を脳内に描きながら話を進めています。
ユーザーサイドの視点で機能面を検討しながら、開発サイドの視点で実装方法も同時に描くことで開発効率を上げようとしていたのです。
当然、実装可否も一緒に頭の中で考えるのですが、会話中に出たユーザーの要望が実装出来ないとなった場合にどうにか実装する方法はないかを模索する為、脳内になる設計図を再構築したりする訳です。
これがGeneXusを利用する事で変化が起きます。
内部的な設計はGeneXusが行ってくれるので、ユーザーとの会話の最中に今まで行っていた内部的な設計を脳内に描く必要がなくなります。
実装可否においてもGeneXusとして「できる」「できない」の判断をすればよく、できないのならGeneXusを使ってどのような方法で実装が可能になるか?を考えれば良いので内部的な設計ではなくユーザーサイドの視点で考える事が可能です。
要するに機能面に頭をフルで使う事ができたと言う事です。これまでユーザーサイドの視線で仕様を検討してきたつもりでしたが、これまでには無いくらいユーザーとじっくりと仕様について討論ができた事が「濃い」感覚になったのだと思います。

仕様変更に対しての心理的な抵抗が無くなる

これは開発手法からくる影響も大きいのですが、GeneXusを使った開発による影響も少なからずともあると思っています。
開発者からすると仕様変更は少なからず開発工数にインパクトを与え、手戻りや想定外の作業が発生する「負の要因」として捉えがちです。当然の事ながら無償で対応と言うわけにもいかず、費用を見積れば「そんなにかかるの?」となり交渉は難航と言う事もよくある話です。
そういう意味ではプロジェクトが終了後に改めて仕切りなおして、新規に要望対応プロジェクトとしたい気持ちになります。
しかしGeneXusの開発ではインクリメンタル型に近い開発を前提としている事もあり、実装→検証→実装→検証を繰り返して完成形を目指していきます。簡単に言えば仕様変更前提で開発している訳です。
前述した通り、内部設計からは解放されているので純粋に仕様変更による仕様検討を行える事も、仕様変更に対して心理的な抵抗を無くしている一因となっています。
打合せ中にユーザーから「ここの箇所を実は変更したいんですけど・・・できますか?」と聞かれ、「大丈夫ですよ!」とこんなに多く答えたプロジェクトは初めてでした。プロジェクト終盤においてもギリギリまでユーザーの要望を取り入れる事ができたと思います。

ユーザーと一緒にシステムを作り上げる手応えが凄すぎる

3つ目は「ユーザーと一緒にシステムを作り上げているなぁ」と強く実感できる事です。
今までも意識としては持っていましたが、これまで以上にユーザーサイドで考える時間が長かったからなのか、これまで以上に実感する事ができました。
完全な自己満足かもしれませんが、より良いシステムを開発する為にユーザーと同じ視点で常に議論できて、正しい表現かどうかは別として「楽しい」と思えるほどでした。

最後に・・・

GeneXusを利用する事によって、開発者としても今までにない体験ができたと思います。
ユーザーサイドからすると、これまで開発を依頼した事のある人なら違いが実感できると思います。
実際に体験してしまうともう昔の開発には戻れないなぁと思います。
ユーザーにとってもこういった開発スタイルがベストなんだろうなと実感しています。
今後、より多くのユーザーにGeneXusを利用した開発を通じてビジネスの成功を届けていければと思います。
株式会社キャパでは、GeneXusを用いた超高速開発についてご相談を承っています。
短納期、予算が合わないなどお気軽にご相談ください。
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