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Amazon Echoを知りたいのならAlexaに注目せよ

耳慣れない言葉!?「スマートスピーカー」って何?

Amazon Echo(アマゾンエコー)とはAmazonが開発、販売しているスマートスピーカーです。「スマートスピーカー」という言葉を初めて耳にする人も多いかもしれませんが、普通のphone(電話)にスマートがつくと「スマートフォン」になるように、普通のマイクにスマホのような高機能な付加価値が付いたものと考えればよいでしょう。
Amazonだけでなく、Googleも音声アシスタントデバイス「Google Home」を、日本を含5カ国で2017年後半に発売することを発表しており、アップルも独自の音声認識機能を搭載した新製品「ホームポッド」を発表しています。
IT業界をリードするAmazon、Google、アップルの3社に負けまいと、米マイクロソフトやソフトバンクグループ 、LINEなどの参入も噂されており、「スマートスピーカー」は早くも2017年の最大のヒット商品となると言われています。

「スマートスピーカー」で何ができる?

では、いったい「スマートスピーカー」で何ができるのでしょうか?例えばスマートスピーカーに「今日の天気は?」話しかけることで今日の天気予報を知ったり、「レディ・ガガ鳴らして」と喋りかけて音楽を聴いたり、周辺機器や家電を操作することができます。
私達が日常生活でスマホに向かって「検索」や「スケジュール確認」などをしているのと同じ感覚で、「スマートスピーカー」に向かって声で質問や命令をすると内蔵されたマイクから声で答えたり、命令を実行したりしてくれるというわけです。

そして、その仕組みのコアにある技術が「Alexa」というわけです。

Amazon Echoの内部で「Alexa」は何をしているか

Amazon AlexaとはAmazonが提供する音声認識サービスです。音声認識というとアップルの「Siri」やGoogleの「OK Google」が思い浮かびますが、アップルのiPhone、GoogleのAndroidと同じく、Amazonの音声認識が「Alexa」という位置づけになります。

Alexaに話しかけられた音声はクラウドサービスに送信され、Alexaサーバはクラウド上で音声をテキスト変換し、そのテキストを処理して処理結果をデバイスに返して、デバイス上で再び音声に変換されてユーザーに向かって再生されます。このあたりの基本的な仕組みは「Siri」や「OK Google」と同じです。

2014年11月当初は、Amazon Echo内臓の一機能として発表されましたが、その後Amazon Tap、Echo Dotと、AlexaとAmazonのコア製品に搭載されるだけでなく、2016年9月にはAmazon Fire TVにも搭載され、一部ハードウェアの部品ではなく、独自音声サービスであると位置づけられました。

技術的な中核部分である「Alexa Skill」はLambda Functionで実装され、Amazonやサードパーティが対応アプリケーションを7000以上も開発し公開しています。個人が自分のデバイスのみで使う「Custom Skill」を開発することも自由です。さらに開発した「Custom Skill」を広く公開したい場合には審査を受けて「Alexa Skill」化(一般公開)する際には審査があります。

このあたりは、iPhoneやAndroidのアプリがAppStoreやGoogle Playで一般公開され、広く世界中で使われているような普及の仕方を狙っているのでしょう。

まとめ

日本でも2017年に発売予定と言われていますが、米国ではすでに2016年12月の時点で、3種類が発売されています。一番オーソドックスなAmazon Echo(アマゾン・エコー)が価格は180ドル(約2万1200円)、外部スピーカーと接続できるモデルのEcho Dot(エコー・ドット)が89.99ドル(約1万円)、バッテリー充電式で9時間連続使用可能という屋外でも長時間使うことを想定したAmazon Tap(アマゾン・タップ)は139.99ドル(約1万6000円)となっています。

日本での発売となると、当然のことながら日本語の音声認識の精度が気になります。しかし、Amazon製品ではすでにAmazon Fire TV用音声認識リモコンが日本語に対応しており、何の問題もなく普及していますので、技術的なハードルはまったくないと言ってよいでしょう。
日本での発売が待ち遠しすぎますね!

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