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有機ELへの流れ加速、ついにiPhone Xでも採用へ

ついに待ちに待った新型iPhoneがお目見えしました。ラインナップは「iPhone X」と「iPhone 8 Plus」「iPhone 8」となり、「iPhone X」は有機ELがディスプレイを覆う新タイプのiPhone、「iPhone 8 Plus」「iPhone 8」が従来型の後継機種となっています。

この記事では、「iPhone X」の目玉となっている有機ELにフォーカスしてみます。

 

有機ELとは何だ?

 

有機EL(Organic Electro Luminescence)とは、液晶やプラズマなどと同じく薄型ディスプレイの技術です。LGエレクトロニクスやサムスンなどのAndroidOSではすでにおなじみの技術で、薄型化が実現しやすいことが最大のメリットです。

これまで携帯電話やスマホで主流だった液晶技術では、ディスプレイを明るくするために裏側から光をあてることが必要で、そのために小型ライトを設置する必要がありました。
有機ELでは、この薄型化にあたって障害となっていたバックライトを配置しなくても、十分に明るい画面を実現することができるのです。
また、液晶に比べると消費電力や応答速度なども優れており、視差角についても有機ELの技術でより効果的なディスプレイが実現することが期待されています。

 

有機EL採用でiPhone Xはどう変わるか

 

有機EL採用のiPhone Xを世に出すために、今回アップルは有機EL業界をリードするサムスン1社に大量のディスプレイを発注しました。その影響もあり、価格の方はiPhone X 256GBが12万9800円
(税込 14万184円)64GBで11万2800円(税込 12万1824円)というかなりの高額となっています。
これまで部品メーカーを競わせて部品供給を有利にすすめ、価格をできるだけ下げるという戦略をとってきたアップルとしては、部品の価格決定権を取り戻すために、サムスン以外のサプライヤーを必死に探しているというのが現状のようです。

そうまでして、アップルがiPhone Xに有機ELを採用したいわけは、やはり今後後戻りができない、薄型追求路線にこの技術が欠かせないことがあげられるでしょう。

将来的には、画面がぐにゃっと曲がるフレキシブルディスプレイも有機ELの技術が必要になります。iPhoneがぐにゃっと曲がるというのは個人的に非常に興味があって見てみたいのですが、「曲がるからなんか良いことあるの?」という反応が一般的でしょう。

そういう方にも、メリットはもちろんあります。曲がるということは硬い地面に落っことしてディスプレイに粉々のヒビが入るということがなくなるという大きなメリットがあるのです。

こうした将来の製品開発のためにも、有機EL全面採用の今回のiPhone Xは非常に重要な製品となっています。

 

有機ELにデメリット・欠点はないの?

 

いいことずくめのように見える有機ELですが、有機ELにも欠点はあります。

まず、指摘されている有機ELの欠点の第一は直射日光下で見づらいという点です。この点では、液晶の方が太陽光下での視認性に優れているというのがすでにAndroidで実現している有機ELを使っているユーザーの実感でもあります。

また、有機ELの寿命は従来の液晶ディスプレイと比べると半分くらいという点があげられます。ただし現実的には1日5時間程度使って5年はもつということですし、いきなり画面が見られなくなるというわけではなく、段々と映りが鮮明でなくなってくるという程度のことのようです。また多くのユーザーは5年に1度以上はスマホを買い換えると思われますので、大問題というわけにはならなそうです。それでも、iPhone Xは5年以上使いたい!というユーザーは買い替えの際に、よく考えておきましょう。

 

とにかく手にとって確かめてみよう!

 

さて、期待膨らむ有機EL採用のiPhone Xですが、実機を見てその違いを実感してみることで、さらにその可能性がはっきり見えてくるでしょう。とくに動画や写真、ゲームなどの美しさは圧倒的だ!という声が早くもネット上を駆け巡っています。

もちろん旧来機種の後継という位置づけながらも、スペックの全面的向上を果たした「iPhone 8, iPhone 8Plus」も合わせて、ぜひ店頭で触ってみて、その性能の向上を体感してみたいですね!

 

 

 

 

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