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会社はどのような規模でも3つの機能が必要である。

新人の方から、会社について教えて欲しい、と言われた。といっても、個別の会社の中身を教えて欲しい、という話ではなく、「会社とはどのような機能を持っていなければならないか」という話だ。

確かに私も新人の頃は会社がどのように機能しているのかを知らなかった。

もちろん会社法を読めば取締役会、株主総会など、会社がどのような機能を持ち、法律的位置づけであり、どのような責任と権限を持っているのかを理解することはできる。

しかし、それはあくまでも法律的な制限に過ぎず、「会社を運営するには何が必要なのか」という問には答えてもらえない。

極端なことを言えば、法律的な位置づけを持たずとも会社的な動きをすることはでき、商売もできる。会社という法律的な枠組みは、それをやりやすくできる、ということにすぎない。

では、実務的に必要なことは何か。最初の問に対しての回答は、「会社は3つの機能さえあれば運営できる」というのが正解である。

それはわかりやすく言えば以下の3つだ。

1.営業機能

2.生産機能

3.事務機能

 

まず1.である。注意していただきたいのは「営業機能」= 営業部門ではないことである。話を単純化し、イメージを湧きやすくするために営業という言葉を使っているが、営業部門のことではない。

実際、営業機能とは、マーケティング活動、販売活動の総称である。マーケティングは顧客を創りだす活動、販売は顧客へサービスや商品を届ける活動である。

会社とは「外部から仕事を依頼される」ことで初めて成り立つ。したがって、この2つの機能はあらゆる会社の活動の中でももっとも重要な機能である。極端な話、生産と事務がなかったとしても会社は成り立つ。すべての成果は、マーケティングと販売を通じて創りだされる。

したがって、会社を理解するための近道は、マーケティングと販売を理解することにほかならない。

 

2.はマーケティングと販売を通じて得た、顧客からの依頼をこなすことである。ここで重要なのはスピードとコストである。生産活動は基本的に全てがコストである。

ということは効率的にすればするほど優秀であるということだ。この部署に在籍している人は、スピードとコストを常に意識しなければならない。

 

3.は営業機能と生産機能に従事する人々のサポートを行う機能である。基本的にはこの機能はゼロに近ければ近いほどよい。総務、経理、人事、財務など、この部門が小さければ小さいほど会社として優秀であることを示す。

実際、この部隊の全社に対する人件費率は高くても5%程度に抑えるべきである。事務機能は常に非効率との戦い、自己否定との戦いである。究極的には「自分たちは居ないほうが良い」のであるから、この部隊に所属している人々は営業機能に携わってきた方が極力効率的に行うのが良い。

 

以上のように、会社は3つの機能で成り立っている。逆に言えばこの3つ以外の機能は不要である。

 

 

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