Viv

AI用語集

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Viv

人工知能による音声アシスタント。Apple社のSiriを開発したチームViv Labsによる次世代型システム。複合的な質問の理解、数多くのアプリと連携して実行できることが大きなメリット。認識した音声の自然言語解析によって、Viv自体がプログラムを記述する。また、多くのサードパーティー製アプリと提携を予定している。

特長と機能

2016年5月、「Disrupt NY 2016」でViVのデモが行われた。ViVは「今日の天気は?」と「ゴールデンゲートブリッジの近くで、あさっての午後5時過ぎに21度より高くなるか?」という複合的な質問に文脈を理解した上で回答した。
「家に行く途中でラザニアと安いワインを買いたい」という質問には、ルート表示、ラザニアを買える店とワインを買える店を表示。飲み代の支払いでは、提携しているP2P金融アプリのVenmoを立ち上げ、支払う対象者と金額を表示、利用者は「支払い」のボタンを押すだけの状態にまで動作。花を注文してVenmoで送金、ホテルを検索し、6人乗りの自動車をUberで予約するタスクも実現した。

命令のプログラムをすべてプログラマーが書くのではなく、Viv自体がダイナミック・プログラム生成でタスクに合わせたプログラムを書き、実行する。多数のサードパーティー製のアプリに組み込めることを前提とした開発思想がある。iOS以外のプラットフォームにも対応する。

開発の背景と今後の展開

本来Siriは、米国サンノゼのベンチャー企業Siri社がApp Storeで無償公開したアプリ「Siri Assistant」だった。サードパーティーとして公開され、チケット購入やタクシーの手配など、さまざまなアプリと連携できるように設計されていた。
この後にSiri社はApple社に買収され、2011年、iPhone 4Sの機能として発表。アプリの連携や提携は白紙になる。Siri社のエンジニアだったアダム・チェイヤー氏を筆頭とする面々はスティーブ・ジョブズと面会するが、考え方に相違があった。
スティーブ・ジョブズの没後、Siriの開発に携わったダグ・キトラウス氏やアダム・チェイヤー氏などがApple社を退職、Viv Labsを立ち上げる。Siriの開発メンバーの約3分の1がViv Labsに加わった。
2016年10月、サムソンがVivを買収することに合意した。

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