AI用語集
AI用語集ではAIに関する用語を中心に
まとめています。
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AlchemyAPI
AlchemyAPIとは
AlchemyAPIによって提供されているサービスは、ディープラーニングを活用し、企業向けにリアルタイムデータ分析のほか、数値、文書、画像、音声、動画など、人のコミュニケーションを表現するデータ非構造化データ処理を目的とした、高性能アプリケーションである。
AlchemyAPI社は2015年にIBM社によって買収されたが、これによりIBM社のWatson(自然言語での対話を実現するAPI)における能力強化が実現すると予測されている。
AlchemyAPIのディープ・ラーニング・テクノロジーをコア・プラットフォームに統合し、大規模データからのデータの取り込み、自己学習する能力や、進化するオントロジーの管理といったニーズに対応するAPIが作られることは、人工知能の進化に大きな意味を持つ。
つまり、従来のWatsonが持っていた「無数の選択肢の中から統計的に確かなものを絞込んでいく」機械的な方法ではなく、ディープラーニングを応用することで「人間の脳の考え方に近い」方法で人工知能を実現していく仕組みを、AlchemyAPIがもたらしたのである。
AlchemyAPI活用事例
AlchemyAPIを統合したWatsonの活用事例はいくつかある。
株式会社フォーラムエンジニアリング「人材マッチング」においては、Watsonが個人の興味、関心や性格を把握し、統計分析ソフトでマッチングスコアを算出するシステムを開発。2016年4月から運用している。
株式会社かんぽ生命保険「保険金支払審査業務における人的支援」では、過去の査定事例に含まれるビッグデータをWatsonを学習することで、経験が必要な高難易度査定業務を経験の浅い社員でも実施可能にした。これにより査定品質の向上や生産性の向上を目指すというもの。
AlchemyAPIのサービス
AlchemyAPIにはもともと、主力サービスはAlchemyLanguageという一連のテキスト解読サービスを提供していた。これはウェブサイトや文章に含まれるデータのまとまり、分類、キーワード、言語の種類などのテキストを解析するAPIである。
この解析に基づき、顧客のニーズの理解や行動を予測、キャンペーンやオファーなど企業が新たに打ち出すプロモーションのパートナーとして活用できるAPIの開発が可能になった。
そのほか画像解析などのサービスのほか、顔認識機能が提供されている。顔認識機能は取り込んだ画像の顔からその人の性別や年齢を推測するAPIで、有名人であると判断した場合には名前も表示する機能を持つ。
AlchemyAPIを利用する方法
AlchemyAPIはデータの利用量によって課金される有償サービスであり、日本語はサポートされてない(2016年11月現在)。
関連する他の用語
- 2045年問題
- AI(人工知能)
- AlchemyAPI
- AlphaGO
- Amazon Alexa
- Amazon Echo
- Amazon ML
- API.ai.
- Bot
- Bot開発フレームワーク
- Botプラットフォーム
- Cortana
- Cloud Machine Learning
- Cloud Vision API
- Cognitive(コグニティブ)
- Cortana Analytics Suite(コルタナインテリジェントスイート)
- Deep Blue
- Deep Learning(ディープラーニング)
- Google Assistant
- IBM Watson
- M
- Machine Learning(機械学習)
- Meya
- Microsoft Bot Framework
- Morphological Analysis(形態素解析)
- Neural Network(ニューラルニットワーク)
- OpenCV
- Reinforcement Learning(強化学習)
- Siri
- Strong AI(強いAI)
- Supervised Learning(教師あり学習)
- TensorFlow
- Unsupervised Learning(教師なし学習)
- Viv
- Weak AI(弱いAI)
- Wit.ai.
- 感情エンジン
- 小冰
- チャットボット
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