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AIプログラミングに入門するための5つのおすすめ入り口教えます

人工知能が将棋の電王戦で人間に勝利したり、人工知能で書いた小説が新人賞の一次予選を通過したりするなど、人工知能が大ブームになっていますね。現在の人工知能ブームは1950年代から60年代の第一次ブーム、1980年代の第二次ブームに続く、第三次ブームと言われています。
第三次ブームの特徴は、Googleの猫認識や、電脳戦将棋プロジェクト、IBMのWatsonなどのAIが大活躍している背後に「ディープラーニング」という技術にあります。
この記事では、ディープラーニングの詳しい説明は省き、読者の方に、この第三次ブームに自分の興味で飛び込める入口を見つけてもらうことを目的としています。画像が好きな方、将棋のような推論が好きな方など、自分なりの興味のある入口を見つけて、ぜひ第三次人工知能ブームに参加してみましょう!

「画像や映像の認識、分析、生成」に興味のある人はここから入門!

最近の第三次AIブームの一つのきっかけが、Googleの「猫の画像」の研究発表でした。今からすでに5年前になりますが、2012年6月2にGoogleの研究チームがディープラーニングにより、コンピュータが猫を認識する能力を自ら身につけることに成功しました。
多数の画像をデータとして蓄積して、猫のパターンを区別させるという研究はこれまでにも履いて捨てるほど(?)あったわけですが、Googleの画像認識の画期的だったところは、猫に限らず1週間にわたりYouTubeの動画をAIに見続けさせる過程で、AIが猫の写真を識別することを学習した点にあります。
Google Official Blog「Using large-scale brain simulations for machine learning and A.I.」

その後、アフリカ人を「猿」と認識して、謝罪するという一幕もありましたが、画像認識の精度の向上はめざましく、また非常に分かりやすい面がありますので、最新の第三次AIブームをまず追っかけてみたいという人は、「画像認識」手がかりにするとよいでしょう。

「文章や言語の認識、分析、生成」に興味のある人はここから入門!

AIの女子高生が感情的な会話で友達との絆を深める!?こんな刺激的な実験と研究が、Microsoft主導で行われていることをご存じの方も多いと思います。そのAIの名前は「女子高生りんな」です。
2015年にLINE上デビューした「女子高生りんな」は、まるで本物の女子高校生としゃべっているようなリアル感で一躍有名になりました。その後、2015年末にはTwitterアカウントでもサービスを開始し、フォロワー数は13万人を超えています。
https://twitter.com/ms_rinna
「女子高生りんな」がここまで注目された理由は、やはりなんといっても、りんなが文章や言語の認識、分析、生成能力に優れている点でしょう。
「Googleの猫」もたしかにインパクトはありますが、「女子高生りんな」の場合には、AIだとわかっているのに、まるで本物の女子高生のような振る舞いをするところに、SFロマンを感じさせるようなワクワク感があります。
文章や言語の認識、分析、生成は「自然言語処理」として伝統的に大学の人工知能研究でも本流として扱われてきましたが、ツイッターやLINEを使ったインタラクティブな実験でますます楽しく、身近になってきていますね。

「音声の認識、分析、生成」に興味のある人はここから入門!

AIを駆使した音声認識の分野は、iPhoneの「Siri」やGoogleの「OK Google」によって一気に認知度が広がりましたね。
最初は単純に音声を認識して結果を出していただけの「Siri」や「OK Google」ですが、今ではしゃべりかけた後に気の利いたジョークを返してくるなど、より対話型のAIに近い面白さが出てきていますね。
こうした、傾向はスマートフォンの中だけにとどまらず、声で語りかけて家の中の家電を操作するいわゆる「音声認識家電」へと広がってきています。

「アップル ホームAPP」

「Google Home」

「Amazon Echo」

IoTが目の前に現実となって現れ始めているわけですが、ここでも、対話型のAIがその普及を促進しています。

「機械などの制御や操作を行うこと」に興味のある人はここから入門!

自動車や機械の制御がかつてのパソコンと同じような戦場になっています!一昔前(といってもコンピュータの世界でははるか前?)、アップルとWindowsがパソコンのOSを巡って熱い戦いを繰り広げました。
今これと同じようなOS戦争が車を巡って勃発しています。自動車のシステムの基本ソフトについて、Googleが「Android Auto」、Appleが「CarPlay」の開発それぞれ推進しており、近い将来「Android Auto」や「CarPlay」を搭載していない自動運転車はかつての互換性のないパソコンのように、市場から完全に淘汰される!?そんな観測も出ていますね。
自動運転は近い将来、AIの産業化のメインストリームに躍り出ることは間違いないでしょう。

「Android Auto」

「CarPlay」

「複雑な課題を解決するための、推論エンジン」に興味のある人はここから入門!

人工知能がゲームの世界で人間を倒すのはいつか!?こんな言葉が何年も前から語られてきましたが、2017年現在、コンピュータが世界のトップレベルのチャンピオンたちに次々勝利していますね。
囲碁ではグーグルのAI「アルファ碁」が韓国の世界トップ級棋士を下しており、将棋でも電王戦において、佐藤名人がソフト「PONANZA(ポナンザ)」に71手という短い手で敗北しています。

日本経済新聞「将棋電王戦、佐藤名人がソフトに敗北 「読みの精度高く完敗」」

チェスははるか昔にコンピュータが人間に勝っていますので、どうやらゲームの世界ではコンピュータの圧勝という状況は確定したようですね。
しかし、今度はAI同士の戦いなどの楽しみもあり、だれが複雑な課題を解決するための、推論エンジンを持つ優秀なAIロボットを開発するのか!?という別の闘いも始まるかもしれません!
以上、AIの最先端を5分野に絞って解説してみました。自分なりに興味の持てそうな分野が見つかりそうだったら、ぜひそこから第三次AIブームの流れに乗っかってみましょう。
今が旬のAIブーム、次の時代を切り開くのはあなたかもしれません!

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