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3DCAD + ARを活用する時代がやってきた

最近設計に関する仕事を中心に話題を集めているのが3D CADです。CADと呼ばれる技術自体は昔から長らく利用されているものなのですが、これが技術の発展によって3Dで利用できるようになってきています。この3D CADに関する技術は2D CADよりも難しいものではありますが、身に着けることが出来れば非常に価値のある技術ともなっています。そしてこの3D CADの技術をさらに応用したものにARとの併用があります。3D CAD + ARという組み合わせが設計現場では活用されるべき時代を迎えているのです。

 

 

3D CADとは

 

まだまだ高価なソフトウェアも多いのですが、最近では無料で設計に利用できるソフトウェアもいくつか配信されるようになってきました。CADの技術は昔から利用されているものですが、この3D CADになったことによって今までは表現できなかった形状でも具体的に表現が可能となりました。
3D CADが普及する前より立体的な表現はもちろんですが設計上に記載されていました。しかしながら2Dの設計書に3Dである立体的な表現がなされても理解しにくいものでした。しかしながら3D CADが生まれたことで、設計している内容をより直感的に理解できるようになったのです。

 

 

AR(拡張現実)とは

 

ARという言葉は日本で一世を風靡した「ポケモンGO」によって普及してきたような印象を受けます。スマートフォンに映し出される画面上にポケモンが表示されることによって、「あたかもそこにポケモンが実在するかのような」表現を活用したことがこのゲームの斬新な部分でした。
このゲームの例からも分かるようにARとは実際の景色・風景などにデジタルで表現したものを「あたかもそこに実在するかのように」利用者に見せる技術となっています。現実をスマートフォンなどを利用して活用することによって、利用者によりリアリティーのある体験を感じてもらうためのツールであると言えるでしょう。

 

 

3D CADにARを活用してみる

 

それではこの3D CADとARをどのように組み合わせると活用することが可能なのでしょうか。まだまだARを実現するための端末は高価なものが多いのですが、スマートフォンやタブレットを利用することによってARを実現する方法がいくつかの企業から提供されるようになっています。ここではタブレットを利用したARの活用例をご紹介します。
設計の現場ではCADを利用することが一般的です。このCADも最近は3D CADとなり今まで以上に具体的な設計ができるようになったことは前述の通りです。ただ、この3D CADでもまだ不足している情報が実際にその製品を利用・設置してみた時の感覚です。いくら完璧な製品を設計したとしても、それが実用に耐えうるようなデザインでなければ需要はありません。この重要な観点について、今までは想像や机上でしか考えることが出来なかったのです。
しかしながら3D CADにARを加えることによってこの問題を解決できるようになりました。3D CADで設計したものをAR機能を搭載したタブレットに読み込ませ、そのタブレットで製品を実際に利用する場所などに映し出すことが可能となったのです。つまり、今まではあれこれ想像でしか考えることが出来なかったことを、実際に利用する場に映し出し直感的に必要な情報を得られるように現在はなっているのです。
3D CADを利用してARを実現していることから、奥行きなど平面の設計ではなかなか設計しづらい部分も簡単に確認すること可能です。

 

3D CADだけでも良質な設計がされている製品は多く発売されているのは事実です。ただ、この裏側にはCADで設計をしながら利用者のことを真摯に考える設計者の姿があります。この設計者の努力が無駄であると言うつもりは全くありませんが、ARと組みわせることによって想像ではなく現実的な姿を直感的にとらえることが出来る時代が実はやってきています。

 

 

 

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