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戦国時代のAIスピーカー、スキル開発でAmazonが一歩リード


「朝のさわやかな音楽を」とスピーカーに話しかけると、勝手に選曲して音楽が流れる。音声で操作できるAIスピーカーが日本でも注目されています。音楽鑑賞に限らず検索や買い物も音声対話で可能となり、PCやスマートフォンを使わなくてもサービスが受けられます。中でもAmazonは企業や個人向けの機能開発サポートを始めるなど、市場でリードしています。

 

 

AIスピーカーでできること

 

AIスピーカーに「ニュースを読んで」と話しかければ、最新のニュースを読んでくれます。「Jポップスを流して」と言えば、適した音楽配信サービスから音楽をピックアップします。さらに、ロボット掃除機などの家電製品と連携していれば家電のスイッチのONOFF操作が可能になります。
検索エンジンとも接続するので「今夜の○○テレビの番組予定は?」や天気予報も教えてくれます。PCやスマホを使わなくても話しかけるだけで目的が達せられるAIスピーカーは、今後新しい生活家電として日常生活に普及していきそうです。

 

スマートフォンのアプリに相当するAIアシスタント

 

AIスピーカーが役割を果たせるのは、スピーカー内に登録されているAIアシスタントがあるからです。これはスマートフォンにおけるアプリと同じ機能を持ちます。スマホでは画面にアプリを呼び出し文字で指示を入力すると、結果を画面に表示します。AIスピーカーでは話しかけるだけで適したAIアシスタントが起動して、音声で答えが返ってくるのです。

AmazonのAIスピーカー「AmazonECHO」に搭載されるAIアシスタントに相当するのが「Alexa」(アレクサ)です。スマホで言うアプリに相当するのが「アレクサ・スキル」で、その数はすでに2万を超え、日本語版でも500以上と他メーカーを大きく上回っています。その秘密は、企業、個人でもスキル開発ができる支援サービスを行っていることです。

 

 

Amazonのアレクサ対応スキル開発支援サービスとは

 

Amazonのスキルはニュース、音楽、天気予報、旅行、ショッピング、フードなど、多岐の分野に渡っています。スポーツの結果、飛行機、ホテルの予約、出前の注文にも対応しています。
これだけスキルが用意されているのはAmazonが提供している「アレクサ・スキル・キット」という開発環境のおかげです。音声やビッグデータ解析を行うPCがなくても、誰でも簡単に音声対応を設計することができます。
開発者はAIスピーカー「AmazonECHO」に話しかけられたらどんな音声に反応し、その音声で呼び出される機能と、その時にスピーカーがどう対応するかを設計すればいいのです。
また、企業がAmazonECHOによって自社サービスを拡大したいと考えた場合、自社専用のスキルを開発すれば市場が広がります。例えば、飲食店が「アレクサ・スキル・キット」を活用すれば、スピーカーに話しかけるだけで、出前の注文を受けることができます。そんな飲食店向けに、スキル開発を行う企業も登場してきました。

 

スキル開発のターゲットは個人へも

 

Amazonはスキルを増やすために様々な施策を実施しています。中でも注目されるのが、スキルを開発することで報酬が発生するプログラムです。企業や個人が開発したスキルの利用状況に応じて報酬が得られる仕組みです。現在はアメリカ、イギリス、ドイツのみが対象ですが、近いうちに日本でも始まると見られています。
報酬の算定方法は明らかにされていませんが、Amazonが毎月スキルの利用状況などから計算して開発者にメールで通知し報酬が支払われます。スキルのカテゴリーもゲーム、教育から、ヘルスケア、フード、ライフスタイル、音楽、生産性と範囲が広がっています。使いやすさや利便性で優れていれば報酬がもらえるので、開発者にとってもモチベーションが上がります。Amazonで優秀なスキルが増える理由になっています。

 

 

他のAIスピーカーメーカー

 

日本で発売されているAIスピーカーは、他にGoogleの「GoogleHome」と「GoogleHome Mini」があります。こちらのAIアシスタントには「Google アシスタント」が使われており、開発者向けのビデオが最近公開されました。外部企業、個人からも開発者を募るAmazon路線を追従しています。
Googleアシスタントを使うAIスピーカーはソニーからLF-S50G、オンキョーからVC-GX30(B)(W)が発売されています。オンキョーのVC-PX30はAmazonのアレクサが搭載されています。
「LINE Clova WAVE」はメッセージアプリのLINEのAIスピーカーです。他と違って赤外線機能を備えているので赤外線リモコンに対応したテレビ、エアコン、室内照明などの音声操作が可能です。
2018年2月、ついにAppleからAIスピーカー「HomePod」がアメリカ、イギリス、オーストラリアで発売が開始されました。AIアシスタント「Siri」を搭載していますが、今のところ音楽配信の機能以外、目新しい告知はされていません。なお、日本での発売はまだ予定されていません。

スキル開発のビジネスモデルでAmazonは、単なる音楽を聞くだけから脱却した生活家電AIスピーカーのトップランナーとなっています。同様な機能で迫るGoogleやLINEなど、まさに戦国時代の様相を呈してきました。後発となったAppleは高品質の音楽配信に留まるのか、Amazonを凌ぐ争いに打って出るのか。まだまだ、トップシェアを巡る競争から目が離せません。

株式会社キャパでは、アプリの企画・開発についてご相談を承っています。

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