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AIスピーカーの普及によって、SEO対策はどう変わるか

WEB検索にこのような革新が起きるとは、一体誰が予想していたでしょうか?
少なくとも、手入力による文字検索しかなかった時代には、ほとんどの人が考えもつかなかったに違いありません。

AIスピーカー(スマートスピーカー)による音声検索。
2017年に日本でも発売されたこの新たなデバイスによって、SEO対策の世界が様変わりしつつあります。将来的には検索ツールの5割以上を占めると見られているこの新たなデバイスは、SEO業界に無視できない影響を与えるでしょう。

AIスピーカーとは? 音声検索と文字検索の違いについて

そもそもAIスピーカーとは、一体どんなデバイスなのでしょうか?

一言で言えば、AI(人工知能)によって人の言葉を理解して、命令を実行したり、コンテンツの文字などを読み上げてくれるスピーカーのことです。ユーザーはAIスピーカーに話しかけるだけで、検索やコマンドの実行ができるのです。

そのため、SEO対策にも以下のような変化が起きると予想されます。

1.検索キーワードの質と量が変わる

AIスピーカーは話し言葉で検索するため、あいまいな文章や、多くのキーワードへの対応が必要となります。また、助詞も含めた設定が重要となるでしょう。

【例】
文字検索の場合 :  「新宿」「ランチ」「カレー」
↓↓↓
音声検索の場合 :  「新宿のカレー屋でランチをやってるところを教えて」

2.検索結果の上位表示のウェイトがより高まる

通常のSEO対策においては、検索結果の1~10位程度に表示されれば閲覧される可能性が高くなります。ですが、音声検索の場合はAIスピーカーに読み上げてもらうユーザーが多くなるため、1~3位程度しかアクセスを得られないでしょう。

3.マイクロソフトの『Bing』への対策が重要性を増す

現時点では、ほとんどのAIスピーカーが『Bing』をデフォルトの検索エンジンとしています。通常の検索では圧倒的なシェアを誇る『Google』に設定しているのは、今のところ『Google Home』のみ。

そのため、Bingの検索アルゴリズムを分析して対処することが必須となります。

それでも参考にしたい、Googleの音声検索ガイドライン

AIスピーカーの世界ではシェアで競り負けているGoogleですが、なんとも親切なことに、公式ブログで音声検索のガイドラインを公開してくれています。その内容を要約すると、以下のようになります。

・質問(検索)に対して的確かつ正確な回答が示されること
・短い文章に有益な情報を記載していること
・正確かつ理解しやすい文法で書かれていること

これらが評価を高めるそうです。
Bingの音声検索においても決して軽視されてはいない要素のはずですので、大いに参考にしてください。

AIスピーカーは、どんな情報を検索結果に反映させているのか?

SEO対策のためにさらに知っておきたいポイントは、「AIスピーカーの検索結果はどこから情報を得て表示(または読み上げ)しているのか」です。

これは、通常のSEO対策と同じくメタタグが主だと思われます。
特に『メタタイトル(コンテンツのタイトル)』や、『メタディスクリプション(コンテンツの紹介文)』は、そのままAIスピーカーの検索結果にも表示されます。当然、読み上げ機能で読み上げられる可能性も高いでしょう。

商用でも個人でも、多くのWEBコンテンツの製作に用いられている『WordPress』においては、従来から指摘されているこれらのメタタグの設定が、より重要度を増します。
これらに先述の「話し言葉」への対策を盛り込むことが、有効な対策と思われます。

次に注目したいのが『強調スニペット』です。
これは、Googleで質問形式の検索を行なった際に、回答となる情報を表示するシステムのことです。
GoogleのAIスピーカーにおいては、この『強調スニペット』が高確率でヒットしたり、読み上げられるそうです(アメリカの大手SEO会社『Moz』の分析より)。

Bingについては不明点が多いものの、同様の影響はありそうです。そのため、これも大きな参考になるでしょう。

※Bingに『強調スニペット』に該当するシステムはないが、『Wikipedia』や『コトバンク』の該当情報が優先的に表示される傾向がある

今後の『音声検索時代』を見据えて

以上でご紹介した対策は、これから始まる音声検索時代のほんの幕開けに過ぎません。
今後のSEO対策は、どんどんシェアを増していくAIスピーカーを意識せざるをえないでしょう。

各検索エンジンの音声検索におけるアルゴリズムを分析するのはもちろんのこと、Amazon Echo、Google Home、Line Clova Wave といったAIスピーカー自体の仕様も考慮しながら、有効な対策を行なっていく必要があります。

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