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インテリアを仮想現実で体験できるアプリとは

飛ぶ鳥を落とす勢いで拡大している仮想現実を駆使したVR市場やAR市場ですが、その波はインテリア業界や不動産業界までにも及んでいます。今、インテリアや部屋の間取りなどを仮想現実で体験できるアプリケーションが注目を集めています。国内外の企業が導入を進めており、今回はその事例を紹介します。

 

 

RoomCo AR

 

株式会社リビングスタイルは、RoomCo ARというアプリケーションを開発、運用しています。このアプリケーションは仮想絵現実を作り出すVR技術ではなく、AR技術を活用しています。ARとは、VRとは似て非なる言葉で、日本語では拡張現実と訳されています。拡張現実とは、現実から得られる情報に何か別の情報を付け足して表現される世界です。AR技術を活用して作られたアプリケーションの例として有名なのはポケモンGoです。ポケモンGoはスマートフォンのカメラを通して、現実の風景の中に現実には存在しないモンスターを出現させます。RoomCo ARは、この要領で、家具データを現実の世界に出現させ、ユーザーは家具選びを楽しむことができます。このアプリケーションの凄いところは、専用マーカーと見取り図があればその縮尺に合わせた家具をバーチャル空間で自由に配置できることです。VRとは違い、空間データを全て作り込む必要もないので、簡易的に間取りと家具をシミュレーションすることができます。また、VRと比べての対応力にも期待されており、様々な物件に活用できそうなことから不動産業界も注目すべきアプリケーションです。

 

 

TrueScale

 

日本よりもVR技術の導入が進んでいるであろうアメリカでは、TrueScaleというVRアプリケーションがリリースされています。このアプリケーションは、アメリカ最大の家具小売業者であるWayfairの3Dデータと連動しており、4万点以上の商品を仮想現実の中で試すことができます。TrueScaleは、住居やオフィスの設計を想定しており、家具を配置した部屋の中を歩き回り、どの家具を購入するか、どこに配置するかなどを検討することができます。ハードウェアはHTC Viveに対応しており、汎用的な利用が可能となっています。アプリケーション自体は日本円換算で2000円程度で販売されており、その手軽さも売りのひとつです。購入は、SteamまたはViveportからできます。将来的には、アプリケーション上からワンクリックで家具を購入したり、バーチャル会議を行う機能を提供したいと、プタットフォームとして利便性の強化も視野に入れています。

 

 

インテリアVRサービス

 

株式会社フォー・ディー・コーポレーションは家具やインテリアコーディネートといった事業を展開する東京に本社を構える企業で、スタイリスクというカタログ販売サービスも運営しています。ユーザーはスタイリクスのホームページを通じて、インテリアVRサービスの申し込みができるようになっています。スタイリクスでは前々からPCの画面上で家具の配置や部屋のコーディーネートを確認できる3Dシミュレーションを行なっていたとのことですが、ユーザーの声に応える形でリアリティの高いVRサービスを取り入れました。このインテリアVRサービスではまず、インテリアコーディネーターと相談の上、希望の商品やスタイルなどを決定し、VR空間を構築します。ユーザーは、店内にある専用のVRルームでヘッドギアを装着することでVR空間で再現された部屋を歩き回ることができます。スタイリクスはこのVRサービスによって、色や質感、配置、大きさなどのミスマッチを少なくし、顧客満足度を向上させる狙いがあります。サービスの利用は予約制で、「新築に引っ越すため家具を新調したい」、「会社のコンセプトに合ったオフィスデザインを頼みたい」など一般ユーザーや法人顧客などの利用が多いそうです。インテリアVRサービスは、専用のアプリケーションと専用のハードウェアが必要ですが、今後のサービスの拡大に期待です。

 

 

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