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Google・マイクロソフト・ Amazon AI開発勝者は誰に?3社徹底比較

激化するAI開発競争

 

AIの開発競争が激化しています。IBM、Google、Facebook、Apple、マイクロソフト、そしてAmazonなどの各企業がAIの開発にしのぎを削っています。なお、これらの企業が開発しているAIは、特定の用途に使われるAIではなく、プリディクティブ・アナリシスやチャットボットの開発等々、デベロッパーの用途に応じてマルチで利用出来るAIです。この、パブリックAIとも呼ぶべきAIが、今後のAI開発をリードすると見込まれています。

ところで、これらの企業が開発しているAIですが、それぞれどのような特徴や強みがあるのでしょうか。例としてGoogle、マイクロソフト、Amazonが開発しているAIを挙げて紹介したいと思います。

 

GoogleのDeepMind

 

GoogleのAI、DeepMindは、現在世界でもっとも進化しているAIのひとつとされています。DeepMindは、ニューラルネットワークと呼ばれる、人間の脳の動きに似せたアルゴリズムを使ったAIで、人間のような意思決定と短期記憶をすることが可能です。いわゆるディープラーニングを行い、パターンを蓄積する事で能力が高まるという特徴があります。

DeepMindが有名になったのは、AlphaGoプログラムを搭載して世界で初めて碁の試合で人間の世界チャンピオンに勝利した事でしょう。韓国のチャンピンを倒したのに続き、中国のチャンピオンも倒したDeepMindの強さは突出していて、今後人間が勝つことはないとされています。自身の経験からどんどん学んで成長するDeepMindは、今後様々な領域での活用が期待されています。

 

マイクロソフト

 

マイクロソフトもAIに大きく投資している会社です。マイクロソフトのAIもマシンラーニング(機械学習)やディープラーニングを行い、人間に近い意思決定をするという特徴があります。また、マイクロソフトは「マイクロソフトAIリサーチグループ」を設立し、5,000人以上のAI専門家の知能を集約するなど、AI研究では世界的リーダーのポジションを獲得しています。

マイクロソフトのAIは、音声認識アシスタント「Cortana」、「Azureマシンラーニング」「マイクロソフト・サービス」などのツールを用意していて、各種の開発プロジェクトで直ちに利用する事が可能です。またマイクロソフトのAIは、マイクロソフトのパブリッククラウドのAzure経由で利用でき、さらにはライブラリなども用意されていて、誰でも簡単に使えるという特徴があります。

 

Amazon

 

マイクロソフトのAIと同様に、AmazonのAIもアマゾンのパブリッククラウドのAWS経由で利用可能です。パブリッククラウド市場においてAWSはすでに相当のシェアを獲得していますが、AmazonのAIの目標は、「AIのリソースを持たない企業にAIの機能を提供し、アルゴリズムやデータセットのトレーニングをすることなく、AIのベネフィットを提供すること」です。AmazonのAIの特徴は、ビジネスユースに最適化して活用出来る点にあります。

また、ディープランニングベースのイメージ分析システム「Amazonレコグニション」、テキスト・スピーチコンバートシステム「Amazon Polly」、チャットボット構築システム「Amazon Lex」などのツールも用意されていて、開発者が簡単にAIベースのシステムを構築出来る環境が用意されています。

以上、IBM、マイクロソフト、AmazonというAI開発の主要三社を挙げ、それぞれのAIの特徴や強みを紹介しました。マシンラーニング技術やディープランニング技術の向上により、AIそのものの能力が今後、飛躍的に高まると予想されています。また、AIとビッグデータの相互利用が進む今後、プリディクティブ・アナリシスなどの技術が相当進化すると予想されています。

高度に進化したAIがパブリッククラウド経由で提供される事で、AIを使った様々なアプリケーションが開発されるようになるでしょう。各社が開発中のAIに今後も注目です。

参照

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