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WWDC2017でリニューアルしたMacbook12インチは何が違うのか?

Apple製品としていつも注目されているMacbook。i製品に心を奪われたAppleマニアでなくとも、Macbookはその薄さや軽さという長所から手に取る人も多いのではないでしょうか。しかし、Macbookの12インチ版は、長所と同じぐらい短所も目立っていたため、ユーザーの間でもかなり賛否の分かれる製品でした。それでも、2017年6月5日に行われたAppleの開発者会議「WWDC」で、リニューアルが発表されると、再び注目されるようになってきたのです。果たしてどんなリニューアルとなったのでしょうか。

 

 

ついにCPUがCorei5/i7モデルへ!

 

2017年のApple開発者会議「WWDC2017」は非常に盛沢山な内容となりました。iPad ProやiMacなどの新商品情報も出回ったため、例年以上に必死に確認した人も多いのではないでしょうか。そんな中で行われたMacbook12インチのリニューアル発表ですが、当初はこのリニューアルは行われないと考えられていたため、このアナウンスは驚きとともに受け止められたのです。Macbook12インチの最大の弱点であったCPUについて、ついにCorei5/i7という多くのユーザーが望んだものを搭載。しかも、Core mシリーズも最下位の1.2GHzのCore m3に変更され、他のメーカーの持ち運び用PCやi製品群と比べても十分に対抗できるスペックに変わりました。

 

 

メモリも16GBまで乗せられる

 

持ち運びを前提としたノートPCは初期設定におけるスペックが、どうしても大型のノートパソコンやディスクトップパソコンと比べると劣ってしまう傾向にあります。Macbook12インチもこの問題については同様で、特にメモリの増設が難しいパソコンでした。現在のエンジニアリング環境においては、ある程度のパソコンのスペックは必須となります。今回Macbook12インチのリニューアルでは、なんとメモリの増設が16GBまで可能であることがわかりました。このスペックであれば、サブPCとしては十分なものといえるでしょう。開発が進めば進むほど、小型化と高性能化が進んでいくPC分野ですがこのリニューアルは、i製品マニアのユーザーでも気になるリニューアルとなったのではないでしょうか。

 

 

一方で心配事も

 

Macbook12インチのリニューアルによって、なかなかのスペックを積んだサブPCとして選択肢に入ってくることがわかりました。一方で、いくつかの心配事は解消されませんでした。まず、小型PCにおいて多くの人が気になる排熱についてですが、この点はリニューアル前と変化はありません。そのため、スペックが大きくなったMacbook12インチが、果たしてカタログスペック通りの性能をたたき出せるのか疑問の余地があります。そして、何よりも痛いのはUSBボートの数。もともと、Macbook12インチはUSBボードが1つしかなく必ず増設しなければならないほどでした。リニューアル後の12インチも残念ながらUSBボートが増えることはありません。やはり外付けのUSBボート増設は必須のようです。とはいえ、現在ではGoogleアカウントなどを利用しているアプリケーションとうまくつなぎ合わせることによって、かなりの部分までUSBボードに頼ることなく活動することが出来る環境が整いつつあります。こうした環境の変化からUSBボードの増設は必要ないと考えたのかもしれません。しかし、今までのユーザーにとって不満の大きかった、排熱とUSBボードの数については変更なしということで、Macbook12インチの人気を大幅に回復させるリニューアルとは今一歩ならなかったというのが冷静な評価でしょう。

Macbook12インチのリニューアルについてみてみました。まだまだPC周りの環境には不満は残りますが、それでもスペック自体は非常に優秀なものとなってきています。ベースノートではなく、持ち運び用の2台目・3台目のサブPCとして十分に選択肢に上がってくるスペックといえるでしょう。ぜひ、店頭などで手に取って確認してみてください。

 

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