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AR開発で進化するアイデア満載のアプリ

AR(拡張現実)が、実はすでにスマホ標準対応になっていることはご存知ですか。
世界的大ヒットとなった「ポケモンGO」の影響もあり、2016年はAR元年とも呼ばれました。そんなARも年々開発や進化が進み、スマホの2大OSであるiOSとAndroidから、そのプラットフォーム上で特殊なデバイス不要で手軽にARを実現できる、ARフレームワークが提供されております。
そのため、より手軽にARアプリを作成することができるようになりました。近年のハイエンドスマホであれば、これらのフレームワークで作成されたAR技術を誰でも身近に体感できるため、アプリ業界もAR開発に力を注いでいます。

今回はAR技術を組込み、斬新なアイデアを搭載したアプリをご紹介していきたいと思います。

 

 

進むAR開発

 

Apple社はARKitというフレームワークを提供しています。このARKitで作成されたARアプリを楽しむためには、2017年9月にリリースされたiOS 11以降で、Apple A9以降のプロセッサを搭載している必要があります。具体的な対応機種は、iPhone 6S以降のすべてのiPhoneとなります。

Google社は、ARKitに遅れること2018年2月に、ARCoreというARプラットフォームを展開しています。最新機能に対応する機種は、iPhoneに比べるとまだまだ少ない状況です。ただ、多様な企業とパートナーシップを結んでいるため、日本のAndroidで最大シェアを誇るXperiaシリーズでも対応しており、今後の展開が期待できます。

 

 

アイデア満載のアプリ

 

それでは実際のARアプリを紹介していきたいと思います。

 

Just a Line

 

Google社が提供している実験的なARアプリの一つで、スマホを通して現実の空間上に立体的な線やメモが書けます。スマホを動かしても書いた線は空間上に固定されるため、線の真横や裏側に回り込んで見られ、AR技術を体感できるアプリとなっています。
シンプルな機能のため、様々なARアプリに応用できる可能性が秘められています。

 

Amazonショッピングアプリ

 

AR機能「AR view」を追加し、Amazon内で販売している大型家具から家電、小型インテリアまで、数千種類の商品をスマホのカメラを通して映し出された自宅の部屋に試し置きすることができます。
これで購入前に、部屋のインテリアと合わせることができるため、写真だけで購入して失敗した。なんていうネットショッピングならではのデメリットを改善できますね。

ただ残念ながら米国版アプリのみ対応のため、日本版アプリへの対応に期待です。

 

AR MeasureKit

 

実際の空間を元に、簡単に距離の測定が出来るメジャーアプリです。今までメジャーや巻尺で計っていた作業をスマホで撮影して、その曲線や立体の辺の長さを測ることができます。
また、手が届かない場所でも測れるメリットもあります。

 

スカイ・ガイド

 

空にかざすだけで自動的に星、星座、惑星、衛星などを見つけることができる、星座早見盤アプリとして定番になっていたスカイ・ガイドも、ARKitでさらに進化しています。
空にスマホのカメラを向けると、現実の風景と星に、星座のグラフィックを重ねて表示できるようになり、より視覚的に判りやすく観察ができます。

星についての色々な知識をインタラクティブに学び、楽しむことができるようになりました。

 

アメミル

 

リアルタイムな降雨情報をARとAI(人工知能)で表現する、新感覚のお天気アプリです。
特にARKit対応では「サテライトアイ」という機能を搭載し、空から雨の様子を視覚的に体感することができ、どこでどのくらい雨が降っているかを把握できるようになりました。

 

Yahoo! MAP

 

ARKitを活用し、徒歩のルート案内に「ARモード」が導入されました。
スマホのカメラに写る実際の風景に、矢印や看板などの地図情報を重ねることで、より直感的なナビゲーションをサポートし、道に迷いにくくする工夫が施されています。
目的地では、ヤフー公式キャラクターである「けんさくとえんじん」の「けんさく」が、手を振ってお出迎えしてくれる嬉しい演出もあります。

ただし、歩きスマホになりやすいため、ご利用にあたっては注意してくださいね。

 

Fish Record AR

 

魚釣り×エンタメのARアプリとして提供されていて、ARKit技術が活用され釣った魚の寸法を、カメラを通して計測ができます。
また釣った魚の情報を入力した釣果登録から、部門別ランキングに自動エントリーでき、他ユーザーが残した記録も魚種別に閲覧して、競い合い楽しむことができます。

まさに魚釣りを、より楽しむためのフィッシングエンターテインメントアプリですね。

 

 

ARアプリの特徴

 

AR専用アプリもあれば、従来アプリに対してAR技術を取り入れて、より便利に。より楽しくするための機能と工夫が実装されています。
多くは我々の日常を豊かに便利にするため、現実世界にプラスαの情報を付属して、視覚的に情報を広げて、手助けしてくれる機能が目立ちますね。

また、ネットショッピングを利用する際には、その商品を身近に感じられ、気軽に試着感覚で試せるようにもなり、購買意欲を掻き立てることもできるようになります。

スマホがここまで普及したからこそ、そのカメラを通して写し出される世界に、現実だけでは表現できない機能や楽しさを盛り込めるAR。
ますますAR開発をする価値が高まっているため、これからのARアプリも楽しみですね。

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