iOS12、ダークモードの使い方とAppleのこれから


iPhoneのダークモードをご存知でしょうか。iOS 11から搭載された機能で、画面の色を反転させることにより、背景を黒にすることができます。暗い場所でも目にやさしいデジタルヘルスを考慮した機能です。

日本時間の6月5日、Appleはデベロッパー向けカンファレンス「WWDC(Worldwide Developers Conference:世界開発者会議) 2018」を開催しました。このとき次期iOS 12の発表とともに、新macOSのMojave(モハーヴェ)で、Macでダークモードが使えるようになることが話題になりました。

iOSとMacOSが統合されてハイブリッド端末になる予測に関しては、ティム・クックCEOは否定しています。とはいえ、iOSとMacOSの両方で動くアプリを開発可能なクロスプラットフォームが登場するようです。

したがって、これまでmacOSではAppKit、iOSではUIKitと共通のフレームワークがなかったことにより、移植するにはUIを書き直さなければなりませんでしたが、そのような手間はなくなります。APIとしての提供も予定されているため、サードパーティーのアプリに導入しやすくなるメリットがあります。もちろんダークモードも含めて。

このようにiOSはもちろんmacOSでも使えるようになるダークモード。登場の背景を考察しつつ、Appleのこれからを読み解いてみましょう。

 

 

ユーザーの健康配慮とダークモード

 

夜、眠る前に布団に入って、iPhoneでSNSを読んだりゲームをしたりする時間を楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。このとき液晶画面の強い光は目に負荷をかけます。そこで画面の背景を黒に、文字を白に反転させる機能がダークモードです。

睡眠を妨げるなどの理由から、眠る前にPCやスマートフォンを見ることは健康上よくありません。というのは、液晶の強い光に刺激されて交感神経が働いた状態になるため、自律神経のバランスが崩れて、不眠だけでなく、頭痛や肩こり、イライラした気分を引き起こすからです。

しかし、もはや「スマホなしでは生きられない」時代です。スマートフォンは生活必需品になりました。ユーザーがスマートフォンを利用する時間は長くなるばかり。そこで、目にやさしく健康を損なわない配慮がされるようになりました。

ダークモードはショートカットに設定すると便利です。「ホームボタンを3回すばやく押す(トリプルクリック)」によって、画面を反転できます。iOS 11のダークモードの設定方法は、以下のようになります。

  1. ホーム画面から[設定]を起動します。
  2. 設定の一覧から[一般]をタップします。
  3. 一般の項目一覧から[アクセシビリティ]をタップします。
  4. [アクセシビリティ]の項目一覧を下にスクロールして[ショートカット]をタップします。
  5. [ショートカット]の項目一覧から「色を反転(スマート)」をタップします。

これで設定完了です。ホームボタンをすばやく3回クリックすると画面が黒に反転します。さらに3回クリックすると元に戻ります。

 

 

iOS12は旧機種の高速化が重点に

 

WWDC 2018では、iOS 12は新機能より「高速化」が強調されました。特に古い世代のiPhone端末における高速化がメインで、iPhone 6s世代ではアプリの起動は最高40%、キーボードの表示は最高50%、カメラの起動は最高70%の高速化がアピールされました。

地味なアップデートに感じられますが、古い機種を使い続けているユーザーにはうれしいニュースです。さまざまな機能が追加されると、古い機種のCPUには負荷がかかります。どんなにワクワクした体験ができるようになっても、処理に時間がかかるのであればストレスを感じます。

また、通常OSのアップデート時には、古い端末は対応機種から外されることが少なくありません。しかし、iOS 12の動作条件の対応機種はiOS 11と同じです。特殊な条件が加わらない限り、iPhone 5s以降、iPad Air以降、iPad mini 2以降、iPod Touchの第6世代以降でiOS 12が利用できます。

もちろん、iOS 12では新基軸もいくつか発表されました。FaceTimeのグループチャット、Siriによる複数のアプリ操作をマクロ的に1ワードでまとめることができるショートカット、iPhone Xのアニ文字はMemoji(ミーモジ)としてアバターを自作できるできるようになりました。

さらにARアプリ開発環境の『ARKit』はバージョン2になり、「USDZ」の新しい3Dフォーマット形式に対応しました。AR開発者としては注目すべきアップデートです。

 

 

どうなるiPhone

 

好意的な見解では、iOS12の旧機種の高速化は、Appleが既存端末のユーザーを大切にする方針と考えられます。しかし、深読みすると「iPhone Xが売上不振である」「もはやiPhone自体が売れなくなってきた」影響があるのではないでしょうか。

また、Memojiなど新しいエンターテイメントの機能を搭載することにより、ユーザーのスマートフォン利用時間は長くなります。デジタルヘルスに悪影響を与えることも危惧されます。

この秋登場する予定のiOS 12。iPhoneは進化を遂げるのでしょうか。以下のプレビューサイトで新機能が確認できます。

■iOS 12プレビュー
https://www.apple.com/jp/ios/ios-12-preview/

 

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