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1級建築士が語る!Revitと同時活用をおすすめするソフト(意匠設計編)

近年BIMが浸透し、設計には欠かせない存在となってきました。BIMソフトの代表格であるRevitは、それ単体でも十分に有用なソフトですが、周辺ソフトと併せて使用することでより効果的で効率的な設計が可能となります。そこで今回はRevitと一緒に使いたいソフトをいくつか紹介していきたいと思います。

 

 

Revitと連携している天空率・逆日陰ソフト

 

まずは企画段階で重宝する、天空率や逆日陰に優れたソフトを紹介していきます。

 

ADS Family

 

斜線や天空率、日陰のチャックが容易にでき、企画設計におけるボリュームスタディにとても役立つソフトです。確認申請図書や近隣説明資料の作成も行えるので非常に便利ですし、複雑な敷地形状であっても解析機能が充実しているので簡単に斜線の検討ができます。天空率に特化して価格を抑えたバージョンも販売されているので、ボリューム検討の仕事が多い方におすすめです。

 

ADS-BT for Revit

 

「ADS Family」をRevit上で使用できるようにしたソフトです。すべてをRevitの画面上で完結したい方におすすめです。コストパフォーマンスにも優れているので、今までADSを使ったことがなく、新たに天空率や日陰のソフトを導入しようと検討している方に適したソフトです。

 

 

Revitと連携している環境解析ソフト

 

続いて照明や風、熱といった環境を解析できるソフトの紹介です。

 

FlowDesigner

 

熱と気流を検討できるソフトです。設計している建物によって近隣にもたらされる風や熱を事前に検証することができるので、建設後の近隣住民との争いをあらかじめ防ぐことが可能です。また自然通風を効果的に取り込むデザインを解析によって分析することも可能です。

 

WindPerfect

 

「FlowDesigner」と同じように風や熱を解析することができるソフトです。操作が簡単なこととビジュアル的にわかりやすい資料を作成できる特徴があります。プレゼンテーションを行う機会が多い方におすすめです。

 

Lumicept

建物にもたらされる光を解析するソフトです。直接的な照明だけでなく、間接照明の光の解析や太陽光による照度もシミュレーションすることが可能です。

 

 

Revitと連携しているビジュアライゼーション(VR)

 

次は、Revit のデータを簡単にVRに変換することができるソフトの紹介です。

 

Fuzor

 

外注に頼らずとも簡単に建物の動画を作成することができるソフトです。天候や時間によって建物に差し込む光を変えることができるので、ありとあらゆる状況のシミュレーションを事前に行うことが可能です。住宅の提案をする場合に非常に重宝します。

 

Twinmotion

 

直感的な操作でVRデータを作成することが可能なソフトです。人物や車の流れも表現できるので、リアルな建物の周辺環境を表現することができます。

 

 

あると便利なRevit連携ソフト

 

最後に、Revitを使用する上で「あると便利なソフト」を紹介していきます。

 

VizitViewer

 

Revitで作成したBIMデータを、Revitを使用しなくても簡単な操作で閲覧することができるソフトです。つまり、BIMで作成した3Dデータを、「見ること」に特化したソフトです。「たくさんの人でBIMを見たいけれども、設計の人以外にとってはRevitの操作が難しい」といった場合に重宝します。社外の第三者にも配布することができるので、わざわざパソコンを持ってプレゼンをしに行かなくても、データを送信するだけで建物の状況を施主に説明することが可能です。

 

HELIOS

 

Revitで作成したBIMデータから概算数量を算出したり、建築数量積算基準に基づく詳細な積算を簡単に作成したりすることができるソフトです。リスト作成・配置作業の軽減を考えている方におすすめです。BIMはCADと違って線の集まりでは無く、「柱」や「梁」といった要素で構成されるため、その情報を利用することで積算分野は今後非常に楽になると予想されています。

 

Revitは、それ単体でも非常に便利なソフトですが、連携するソフトを使用することで、より高度な設計が可能となったり、時間の短縮を図ったりすることが可能です。特に意匠設計者には天空率を検討するソフトが非常に重宝するのではないでしょうか。価格もリーズナブルなソフトが多いので一度検討してみることをおすすめします。

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