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xaasとは?分かりやすくシンプルに解説

「XaaSって何?」

そんな疑問を持ってXaaSの意味をネットで調べると、こんな説明が出てきます。

『XaaSとは、情報処理に用いられる何らかのコンピューティング資源を、あるいはそうした資源の全てを、インターネットを通じたサービスとして提供することである。または、そうしたサービスの総称である。』
(IT用語辞典/Weblio辞書より)

「何がなんだかわからない!」
「もっと分かりやすく説明して!」

とお思いの方のために、「XaaSとは何か」を分かりやすくシンプルに解説します!

 

 

XaaSとは、「ネット経由でレンタルできるIT系サービス」のこと。

 

一言で言ってしまえば、ズバリこれになります。
頭文字の「X」は「X = 複数の未知のもの」を指しており、全体の意味は
「X as a Service」 = 「サービスとして『X(様々なもの)』を提供する」
になります。

この「X」に含まれるアルファベットはとても多くて、SaaS・PaaS・IaaS・HaaSなどいろんな種類があります。これらの頭文字がそれぞれ「どんなIT系サービスなのか」を示していて、実際の意味は以下になります。

・SaaS = 「Software(ソフトウェア)」をネット経由で使わせてくれるサービス

・PaaS = OSやミドルウェアなどの「Platform(プラットフォーム)」を通じて、アプリケーションを使うための環境を提供してくれるサービス

・IaaS = ハードウェアやネットワークなどの「Infrastructure(インフラ)」を使わせてくれるサービス(クラウドサービスが代表的)

いずれもネットを通じて必要なサービスをレンタルできるのが魅力で、最新のソフトウェアやハードウェアをいちいち買う手間や出費を抑えて、手ごろな月額利用料で良いところどりの環境が持てます!

こう聞くと、耳慣れない用語ではあるものの、皆さんもすでにXaaSを日常的に利用していることがお分かりいただけるかと思います。
そこで、次はこの「XaaS」の意義と可能性をご説明します!

 

 

XaaSはどんな点が便利なの?

 

XaaSを使えば、ユーザーは多数のIT系サービスを選択的に利用して、自分や自社に合ったIT環境を持つことができます。

先に触れましたが、特定のソフトウェアやプラットフォームを個人や中小企業が単独で導入するのは大変です。ソフトウェアはひとつあたり数万~数十万円するものも珍しくありませんし、オリジナルのシステムやプラットフォームを一企業のために構築してもらおうとすると、時に数百万単位の出費が必要になることがあります。

ですが、ネット経由で必要な機能だけをレンタルできるXaaSを活用すれば、こうした出費を削減することができます! 1人当たり月額数百円~数千円という手軽さで高価なソフトやプラットフォームを利用でき、更新やセキュリティの管理もレンタル元が行ってくれます。

「コストを削減して、豊富なサービスから必要なものを選択できる」

これがXaaSの利点です!

 

 

XaaSのデメリットや気をつけるべき点は?

 

画像編集ソフトの雄であるAdobeが、PhotoshopやIllustratorなどのソフトを月額制のSaaS(ソフトウェアをネット経由で使わせてくれるサービス)に移行したり、GoogleがIaaSに相当する多くのクラウドサービスを提供しているように、今やXaaSは企業の業務にも趣味のネット利用にも欠かせないサービスとなっています。

「自分はXaaSを利用していない!」
と断言できる人はいないと言っても過言ではありませんが、だからと言って、XaaSが万能かつ良いことずくめのサービスというわけではありません。以下のようなリスクもあるため、必要に応じて取捨選択や対策することが必要です。

 

サービスの急な中断や終了

 

特に無料のXaaSに多いリスクですが、サービスの終了やシステムトラブルによる中断、データのロストなどは,
保障の対象外となっていることがほとんどです。クラウドサービスに大事なデータをすべて預けてバックアップをとらない、などの使い方は危険です。
また、企業の重要なインフラをフリーのXaaSに頼るのも避けましょう。

 

情報漏えいの危険がある

 

利用状況・個人情報・機密データ・顧客データなどの情報をXaaSに無防備に預けてしまうと、何かの際にそれが漏れる危険があります。
故意の漏えいやデータの流用でなくても、利用規約に「こうした情報を二次利用する」「重要な情報の漏えい防止策はユーザーに責任がある」等の文言がある場合は、しっかり対策しておくか、別のふさわしいサービスを利用するようにしましょう。また、そもそも情報漏えいの保障がない無料のXaaSにそうしたデータを預けたり経由させないようにしましょう。

 

 

「サービス水準契約(SLA)」の確認と締結をしよう!

 

XaaSを業務に利用する場合は、「サービス水準契約(SLA)」の確認と締結を徹底しましょう。
サービスの内容と範囲、サービス品質の保障、サポート体制などをしっかり確認して合意を結んでおくことで、万が一のトラブル発生時にも迅速かつ誠実な対処を求めることができます。

また、XaaSに含まれる様々なIT系サービスが、必ずしも企業や個人事業主の業務に適しているとは限りません。見た目の便利さだけで飛びつかず、その裏のリスクやセキュリティ面での弱点を考えて、導入の是非を検討するようにしましょう。

 

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