1. TOP
  2. ブログ
  3. サンフランシスコAmazon Go体験レポートVol.1〜買い物方法・店内の様子編〜

サンフランシスコAmazon Go体験レポートVol.1〜買い物方法・店内の様子編〜

2018年10月下旬に、米国カリフォルニア州サンフランシスコに、Amazon Goが開店しました。これは、シアトル・シカゴに続く3都市目、お店としては6店舗目になります。Amazon Goは、Eコマースの巨頭amazon.comが経営する「キャッシャーレス(レジ無し)店舗」です。
オープンから数週間が過ぎた11月半ばに、「キャッシャーレス(レジ無し)店舗」とは如何なるものか、体験する為にサンフランシスコのAmazon Goに行って来ました。

店舗の場所は、フィナンシャルディスクリクト(金融街)と呼ばれるオフィスエリア。サンフランシスコ名物のケーブルカーも走る、カリフォルニアストリートという比較的大きな通りに面しています。立ち並ぶビルの1階に、Amazon Goはありました。

Amazon Goでの買い物方法

あらかじめスマホにAmazon Goアプリをダウンロードして、amazon.comのIDでログインすると、QRコードのような「Key」が付与されます。

この「Key」で店内に入り、後は好きな商品を棚から取って、そのままお店から出るだけです。後ほど、請求金額が書かれたレシートが届くというものです。支払いは、amazon.comで登録してあるクレジットカードより行われます。
ちなみに、「Key」が表示された画面をスクリーンキャプチャーしたところ、そのスクリーンショットでは入店出来ない旨が表示されました。「Key」には、電子透かしのようなセキュリティが施されているのだと思います。

建物の中に入ると、電車の改札のようなゲートが並んでいます。ゲートの前にお店の人が数人いて、来店客に使い方を説明していました。

ゲートの手前側にガラス面があり、ここにアプリの「Key」をかざすと、ゲートが開き入店できる仕組みです。

おしゃれな店内、広い通路

お店の広さは公開されているデータによると約200平方メートルです。日本のコンビニの一般的な広さが、165~200平方メートルとのことですので、日本でいうところの「大きめのコンビニ」といったイメージでしょうか。印象としては日本のコンビニより一回りくらい大きいかなと感じました。日本のコンビニに比べて、通路は非常に広いです。これはアメリカならではなのか(スーパーなどの通路も広いので)、Amazon Goの技術上の理由もあるのか、そのあたりは分かりません。
また、商品のディスプレイは、非常に整然としています。アメリカでこんなにきれいに商品が並んでいるお店は、見たことがありません。日本のコンビニよりも、整然としていると思います。このまま日本でオープンしたとしても、かなりおしゃれなお店として評判になることでしょう。

商品は飲食物が中心

販売されている商品は、飲食物が中心です。オフィス街という性質もあってか、買ってすぐ食べられるお弁当のような「中食」(総菜や弁当などの、外部の人手によって調理されたものを自宅で食べること)に力が入っています。その品揃えは素晴らしく、朝食・昼食向け、そして夕食にもなるような様々な「中食」が揃っています。勿論デザートもあります。

立地柄インテリ層が多く利用することが見込まれることもあり、「健康重視の品揃え」という印象です。「Sushi」の棚もありました。

飲料についても、ちょっとおしゃれで健康志向なアイテムが多く揃えられています。
その他、チョコレート・ポテトチップス・アイスクリームなどのお菓子類、ヨーグルトや冷凍食品、そして日用雑貨が少しありましたが、アルコール類の販売は確認数rことができませんでした。頭痛薬も少し売っていたので、ドラッグストアのライセンスも持っているのだと思います。
また、Amazon Goのマグカップと水筒も売っていました。

品揃え的には、一言でいうと「お弁当コーナーをおしゃれに大きくしたコンビニ」という感じです。

商品ディスプレイは、カゴも使ってとにかく整然と

商品は整然と並んでいます。少し陳列が乱れるたびに、お店の人がしきりにきれいに並べ直していました。この整ったディスプレイも、カメラなどで商品をカゴに入れたことを識別するために必要な要素なのかもしれません。

天井を埋め尽くす黒い箱の正体は…

普通に買い物をしている分には気が付きませんが、天井を見ると黒い箱がそこら中にあることに気がつきます。これが「カメラ+センサー」なのでしょうか。
お店に行くまでは、むき出しのカメラが無数にあるのかと思ったのですが、うまく背景に溶け込んでいる上に、黒いカバーが施されてるのでカメラと意識することなく、「見られている」ことは分かっていても、実際にはそれほど気になりませんでした。実際に行ってみるまでは「見られている感」が問題になるのでは?と思っていましたが、その点はクリアされていたかと思います。
上の黒い箱に目を凝らしてみると、1つの箱に対しカメラレンズのようなものが2つ確認できます。2つ(2種類?)のカメラが使われているようです。生体認証も使っているという噂がありますので、生体認証の為のセンサーも入っているのかもしれません。

棚の仕掛けは見つけられず

シェルフセンサー(棚に付けられたセンサー)も使われているとの噂なので、一生懸命棚を見たり触ったりしたのですが、それらしきものは見つけられませんでした。(シェルフセンサーで代表的なものは、ホテルの部屋に備え付けの冷蔵庫に入っている飲み物を取ると、自動的にチャージされるというもの。)何やらメッシュ状のものが棚の表面にあるので、これが何か関係しているのかと思って見てみたのですが、結局分かりませんでした。

「無人店舗」でも店員はフレンドリー

Amazon Goは、「無人店舗」と思われがちですが、想像よりはるかに多くの店員さんが店内にはいました。その仕事はお客様をサポートしたり、商品を並べ直したり、補充したりと様々です。但し、レジ打ちの人はいません。キャッシャーがないので、当然ですよね。
Amazon Go体験レポート第一弾はこちらで終了です。次の記事では、イートインコーナーでの試食体験などをお伝えしていきます。

▽次の記事はこちら

サンフランシスコAmazon Go体験レポートVol.2〜商品のクオリティに感激!編〜

 

▼キャパの公式Twitter・FacebookではITに関する情報を随時更新しています!

 

 

 

    ホワイトペーパーフォームバナー

    【DL可能な資料タイトル】

    • ・プログラムによる建築/土木設計のQCD(品質/コスト/期間)向上
    • ・BIM/CIMの導入から活用までの手引書
    • ・大手ゼネコンBIM活用事例と建設業界のDXについて
    • ・デジタルツイン白書
    • ・建設業/製造業におけるデジタルツインの実現性と施設管理への応用

    詳細はこちら>>>

    PAGE TOP