1. TOP
  2. ブログ
  3. 2020年、Apple Watchが真の睡眠トラッカーになるかも

2020年、Apple Watchが真の睡眠トラッカーになるかも

Apple Watchは2019年現在最も成功しているスマートウォッチとしての地位を確立しています。しかし、そんなApple Watchの弱点と言えるのが「睡眠トラッカーとしての機能不足」。今回、米Bloombergが、2020年までにApple Watchが睡眠トラッカー機能を搭載すると報じたこともあり、改めてApple Watchと睡眠トラッカーを巡る事情に迫ってみたいと思います。

この記事を読むと以下の3つのことがわかります。
①Apple Watchの睡眠トラック機能の現状
②2020年にAppleが睡眠トラッカー機能をリリースするかも
③おすすめのApple Watch向け睡眠トラッカーアプリ

 

注目を集める睡眠トラッカー

 

睡眠トラッカー機能とはその名の通り、睡眠時間やレム睡眠・ノンレム睡眠の割合など睡眠中のデータを計測し、睡眠の質の改善を助けてくれる機能です。
スマートウォッチのようなウェアラブルデバイスだからこそできる、言ってみればスマートウォッチにおける目玉機能の一つと言ってもいいかもしれません。

ヘルスケアにおけるテクノロジーの活用は近年の大きな流れですし、忙しい現代社会においてますます睡眠の重要性が認識されてきている中、睡眠トラッカー機能は今後ますます注目されていくことでしょう。

 

Apple Watchの弱点はバッテリーにあり

 

実はApp StoreではApple Watch向けに「Sleep Watch」「AutoSleep」「PIllow」といったサードパーティ製の睡眠トラックアプリが提供されており、2019年現在でもApple Watchを睡眠トラッカーとして使用することは可能です。ではなぜApple Watchが睡眠トラッカー市場で遅れをとっていると言われるのでしょうか。その答えはバッテリーの持続時間にあります。
Apple Watchの連続稼働時間は18時間。昼間ずっと着けておくだけなら十分なバッテリー持ちですが、就寝前には充電が切れてしまう計算。必然的に就寝中に充電を行い、翌朝からまた装着、就寝時に再度充電…というのがApple Watchユーザーのサイクルとなるわけです。これでは肝心の就寝中にApple Watchを着けておくことができません。

一方、ウェアラブルデバイス市場でApple Watchと激しく競い合っているFitbitのフィットネストラッカーは一回の充電で7日間の使用

が可能となっており、睡眠トラッカーとしての使用においてもバッテリー面の心配は不要です。

バッテリー充電問題をいかに解決するか。これがApple Watchが真の睡眠トラッカーとなるために避けられない課題というわけです。

 

2020年までにApple Watchに睡眠トラッカー機能を搭載?

 

2019年2月に入り米Bloombergが報じたところによると、Appleは2020年までにApple Watchに公式に睡眠トラッカー機能を搭載することを計画しており、現在そのためのテストを行っているとのこと。(https://www.bloomberg.com/news/articles/2019-02-26/apple-is-said-to-plan-sleep-tracking-feature-for-future-watch
Appleは2017年に睡眠トラッカーを開発する企業Bedditを買収しその製品をApple公式HPで販売しています。この買収も将来的なApple Watchへの睡眠トラッカー搭載のための布石だったのかもしれません。

いずれにせよ睡眠トラッカー機能を公式に搭載するなら上記のバッテリー問題の解決は不可避と思われます。ブルームバーグの記事ではバッテリーの長寿命化や低電力モードでの睡眠追跡などの方法を予想しています。

 

2019年現在Apple Watchでつかえる睡眠トラッカーアプリ

 

Apple Watchに公式に睡眠トラッカー機能が搭載されるとしても、まだもう少し先になりそうです。ということで現在App storeで提供されているApple Watch向けのサードパーティ製睡眠トラッカーアプリでおすすめのものを紹介していきます。

 

AutoSleep

 

価格:360円
Apple Watch向け睡眠トラッカーアプリでは定番となっている「AutoSleep」。アプリを購入すればアプリ起動等も特に不要で24時間睡眠状況を追跡してくれます。もちろん週ごと、月ごとなどまとまった期間の睡眠履歴の確認も可能。
また、AutoSleepでは睡眠の質を計測し、同じ睡眠中でも「深い睡眠」をしている時間も教えてくれます。AutoSleepの「深い睡眠」計測の正確さはレビュー等でも評判で、「深い睡眠」が十分にとれているかを睡眠改善の指標としているユーザーも多いようです。
アプリ購入に360円がかかりますが、アプリ内課金がないので比較的良心的な価格と言えるのではないでしょうか。

 

PIllow

 

価格:無料(プレミアム版:600円)
「PIllow」もAutoSleepと同じくApple Watchを装着して寝るだけで睡眠状況を記録してくれるアプリ。断言はできませんが、web上のレビューなどでは睡眠時間の計測がAutoSleepに比べて正確という声もちらほら。夜中に一瞬目覚めた時間も「覚醒」としてしっかり記録されているという意見もありました。深い睡眠についても総睡眠時間に対する割合という形で計測してくれますが、こちらはAutoSleepに一日の長ありという声が多いようです。
なお無料版ではその日一日分の睡眠履歴しか確認できませんが、プレミアム版に切り替えることで制限なく睡眠ログをチェックできるようになります。

 

SleepWatch

 

価格:無料(プレミアム版:月額350円)
自動での睡眠追跡を行い、貯まったデータをもとにAIが睡眠に関するアドバイスをしてくれるというのが売りの「SleepWatc」。睡眠の質については睡眠中のデータ計測だけでなく、起床時に「よく眠れましたか?」という質問に答えるという方法でもデータをとる方式。質問への回答がデータとして蓄積し、AIが睡眠の質を総合的に分析してくれます。
上記2アプリに劣らず評判のいいアプリですが、UIが英語のみで日本語対応していないのが気になる人もいるかも知れません。

 

現状は他社のスマートウォッチ、活動量計を使うのもアリ

 

今後のApple Watchの睡眠トラッカーとしての進化は気になるところですが、すでに睡眠トラッカーとしての機能が充実している他社製のスマートウォッチや活動量計を使用するのも有力な選択肢です。
候補としては、睡眠記録をはじめとしたライフログのトップランナーであるFitbit、ゴルフ用GPSなどスポーツシーンへの対応でも評価が高いGARMIN、Androidとの連携が主になりますが国産メーカーであればSONYなどがあげられます。
各社それぞれ得意な分野、機能がことなるので仕様を確認して自分好みのライフロガーを手に入れてみてくださいね。

 

まとめ

 

Apple Watchのバッテリー持続時間は睡眠トラッカーとして使うには物足りない、というのが正直なところ。ですがサードパーティ製で高評価の睡眠トラッカーアプリも提供されておりで睡眠トラッカーとして使えないこともない…というのが現状です。2020年にはAppleが公式に睡眠トラッカー機能を提供するという報道もあり、今後の機能向上が期待されます。

睡眠改善に取り組みたいApple Watchユーザーは、充電時間の工夫などでバッテリー問題をクリアするか、Apple Watchが真の睡眠トラッカーとなる日まで他社の高機能なライフロガーを併用するか、というのが今のところ考えられる手段といえそうです。

 

▼キャパの公式Twitter・FacebookではITに関する情報を随時更新しています!

 

 

    ホワイトペーパーフォームバナー

    【DL可能な資料タイトル】

    • ・プログラムによる建築/土木設計のQCD(品質/コスト/期間)向上
    • ・BIM/CIMの導入から活用までの手引書
    • ・大手ゼネコンBIM活用事例と建設業界のDXについて
    • ・デジタルツイン白書
    • ・建設業/製造業におけるデジタルツインの実現性と施設管理への応用

    詳細はこちら>>>

    PAGE TOP