デジタルトランスフォーメーションの事例を紹介


前回、デジタルトランスフォーメーションの概要について紹介しました。「デジタル技術が人間の生き方や行動を大きく変える影響力をもつ」ということをもっと知るために、この記事では事例を紹介していきます。また、最後には今後の可能性についても触れていくので、参考にしてください。

この記事を読むと以下の3つのことがわかります
①日本におけるデジタルトランスフォーメーションの事例
②海外におけるデジタルトランスフォーメーションの事例
③デジタルトランスフォーメーションの今後の可能性

日本におけるデジタルトランスフォーメーションの事例

日本においては、身近なサービスがデジタルトランスフォーメーションによる影響を受けています。ここでは、いくつかの代表的な事例を紹介していきます。

メルカリ

個人と個人で商品をやりとりするメルカリも、デジタルトランスフォーメーションの事例です。それまでは、個人間で取引をする場合にはオークションという方法が主流でした。オークションでは、ほとんどが実名でのやりとりであり、ハードルが高く感じている人も多かったでしょう。そんな中で、メルカリのサービスがはじまりました。メルカリは、個人間で中古や新品商品を売買できる仕組みを、デジタル技術を通して実現したのです。スマートフォン上のアプリがあれば、誰でも気軽に商品を出品することができます。また、匿名での配送も可能なため、インターネット上のコミュニケーションのみで取引を完了させることが可能。また、売上金を現金にする方法にほか、メルペイという方法も登場しました。すると、メルカリ上で得た利益を現金にせずに、実店舗で利用することも可能に。個人間での商品の売買の方法を大きく変えた事例です。

ベネッセ

通信教材のベネッセでも、デジタルトランスフォーメーションの事例があります。それは、タブレットによる学習です。今までの通信教材といえば、毎月家に送られてくる教材を解き、必要に応じて問題を添削してもらうというかたちでした。それをタブレットで行えるようにしたのがベネッセです。チャレンジタッチというタブレットの教材を使うと、インターネットを利用して、動画などの教材から学ぶことができます。紙媒体ではできなかった、動きのある教材提供が可能となり、学習の方法を大きく変えました。また、自動採点機能や苦手な部分を繰り返し取り組める機能も実装しています。そのため、自分の苦手をより補強した学習が可能です。

今までであれば、赤ペン先生の結果をみたり自分で採点したりすることで、自分の苦手を判断していました。その行程をデジタル化できたことで、その場で自分の苦手を克服できるチャンスをつくっています。ベネッセの例も、デジタルトランスフォーメーションの成功例といえるでしょう。

大塚製薬

大塚製薬では、NECと共同で服薬支援システムを開発しました。これまでの場合であれば、薬の飲み忘れは、自分自身で管理をすることが必要となります。しかし、薬を飲んだのか飲んでいないのかを覚えていられない場合もあるでしょう。重篤な病気の場合には、薬の飲み忘れが命の危険につながることもあります。薬剤師が薬の飲み方について指導をしていても、実際の生活まで患者の意識が向くとは限りません。そんな中で開発されたのがこの服薬支援システムです。薬の飲み忘れをふせぐために、ライトで知らせてくれたり、薬を飲んだら家族などに連絡が行くシステムを開発しました。これにより、薬の飲み忘れを防いだり、薬剤師や家族が服薬管理をしやすい状況になります。

このように、薬の管理もデジタル技術を活用することで、直接指導することから「スマホ等で見守る」形へとシフトしていく可能性があります。これも、デジタルトランスフォーメーションの事例です。現在このシステムは、脳梗塞のための薬に限定されていますが、今後他の薬にも広がってくる可能性があります。

海外におけるデジタルトランスフォーメーションの事例

海外でも、たくさんのデジタルトランスフォーメーションの事例があります。ここでは、2社の事例について紹介してきます。

Spotify

まず紹介するのは、Spotifyです。Spotifyは、スウェーデンに本社のある音楽ストリーミングを提供している企業です。2016年から日本に参入しています。広告を聴けば無料で音楽が聴ける無料プランや、自由にプレイリストを作成できる機能が人気。また、さまざまなOSで使えることから利用している方も多いでしょう。

そんなSpotifyも、デジタルトランスフォーメーションで大きく成功した事例の1つです。Spotifyのようなサービスが定着するまでは、CDを購入したりレンタルしたりすることが主流でした。インターネットに接続して音楽を聴くスタイルのサービスはあったものの、なかなか定着しません。しかし、スマートフォンやインターネット環境が高速化するなかで、音楽をストリーミングする文化が定着してきました。SpotifyはOSを問わず利用できる仕組みをそなえていたため、利用者がどの機器を使っても再生履歴などが同期され、インターネットがあればどこでも好きな曲を聴けるようになりました。

Spotifyは、インターネットやスマートフォンの発展なしには、現在のように成長することはなかったでしょう。音楽を聴くという行為を、CDや音楽プレーヤーに入れて聴くという方法から、インターネット上で多くの曲の中から聴きたい曲を選ぶ形へと変えてしまいました。その証拠に、現在では全世界で5000万人以上のユーザーがSpotifyを利用しています。

IFTTT

IFTTTはイフトと呼ばれるウェブサービスです。実際に利用している方も多いとは思いますが、IFTTTの概要を簡単に説明します。IFTTTは、TwitterやInstagram、Evernoteなど、さまざまなサービス同士を連携させることができるのです。また、「○○したら△△する」という形で条件の指定ができるのも特徴。例えば、先ほど紹介したSpotifyも対応しています。YouTubeと組み合わせることで「YouTubeで高評価リストに曲を入れたら、Spotifyにも曲を追加する」といった使い方が可能です。このようなアプリ同士の連携ができることで、より利用者が便利にサービスを利用できるようになっています。

IFTTTは、スマートスピーカーやスマート家電にも対応しており、利用者に新たなライフスタイルを提案しています。例えば、「家のスマートキーをロックしたら、家の照明を全てオフにする」といった使い方も可能。今までは、一つ一つの技術であったものが組み合わせることで、家電を自動で操作することが可能となってしまいました。

デジタルトランスフォーメーションの今後の可能性

デジタルトランスフォーメーションは、今後さらに私たちの身近にも入ってくるでしょう。今まで企業が行っていたことを個人間で行ったり、アナログなやりとりであったものが全てデジタルになったりなど、行動ががらりと変わる可能性もあります。デジタル技術によって、企業と消費者という関係だけではなく、消費者同士の関係性が強くなってくるかもしれません。それは、メルカリやUber、Airbnbなどを見ても明らかでしょう。

◆まとめ
デジタルトランスフォーメーションの事例を見ていくと、私たちの身近な生活を変えてしまったものがあることがわかります。また、デジタル技術のために国境はありません。海外で人気のサービスはこれからますます日本に入ってくるでしょう。デジタル技術をうまく活用することで、私たちの生活はより豊かになっていく可能性を秘めています。

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