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Google検索で上部に表示される強調スニペットとは?

1月24日に「Googleの中の人」となった、Danny Sullivan氏が運営する「Google SearchLiaison」というTwitterアカウントから、強調スニペットに関する変更について一連のツイートがありました。Google検索に関するアルゴリズムの変更は表示順に影響があるため、多くのWEB関係者が注目するところです。今回の記事では、この変更点を含め「強調スニペット」についてまとめていきたいと思います。

今回の記事でわかること
・強調スニペットとは何か
・Danny Sullivanのアナウンスでわかる変更点の概要
・SEO対策で気になる変更の影響

検索結果で表示される短文が「スニペット」

スニペット(snippet)は元来、「切れ端」とか「断片」という意味があります。そこからGoogle検索結果などで表示される「Webページの概要を説明した短文」をスニペットと言うようになりました。自然検索では、ページタイトル、URLに続いてメタタグで記述された概要(discription)の内容が表示されることが多いため、サイト制作の際には「概要(discription)」に注目してほしい情報を書き込むように配慮します。

現在ではインラインでマークアップしたり、Googleが開発した構造化データ形式であるPage Mapを利用することで、単純な概要文だけでなく画像の表示などをおこなうことで、より具体的でピンポイントな情報にユーザーが素早くアクセスできる「リッチスニペット」へと進化を遂げています。このことにより、良い検索結果の素早い表示と、ユーザーのアクセサビリティの向上への追求がGoogleの信頼性を高めていると言えます。*注1

強調スニペットとは

自然検索の上部に囲い付きで表示されるのが「強調スニペット」

画像は「耳からうどんとは」というキーワードで検索した時の結果です。上部に表示されている囲い付きの部分が「強調スニペット(Featured Snippet)」と呼ばれます。この検索結果のように、疑問や悩みを解決したい時に用語を検索する”Know”型のクエリに対して、最適な回答となるような記述があるWebページを選択し、該当部分を抽出して最上部に表示します。

検索の目的別タイプの分類

Google検索の種類について、案内型(Navigational)・情報収集型(Informational)・取引型(Transactional)の3タイプがあることをGoogleのエンジニアである「Matthew Cutts氏」がyoutubeチャンネルで説明しています。*注2

・案内型・・・「IBM」のように公式HPを探す目的の検索
・情報収集型・・・「Firefoxのデフォルトのプリンタ設定」のように何かを調べる検索
・取引型・・・何かの商品を探して購入するための検索

音声入力と親和性が高い強調スニペット

案内型と取引型の場合は、表示されたいくつかの検索結果のリンク先への移動が目的であり必須です。一方で情報収集型の場合、単純な用語の意味調べのような内容であれば、強調スニペットで表示される部分で十分目的を果たすことも可能となります。特に音声検索に対する自動応答などのケースであれば、より利便性を増すことは明らかでしょう。モバイル端末に質問すればすぐに結果が返り、わざわざリンク先へ飛ぶ必要もないのですから。

実際、音声ファーストブラウジングが優先される段階へと加速が進んでいくという予測は、かなり信憑性が高いように思えます。アメリカでは日本よりもスマートスピーカーの利用が普及し、オンラインショッピングも音声入力主導に切り替わりつつあるという事実がそれを物語っています。モバイル端末で馴染みになったAIアシスタントも、このような音声ファースト時代の到来を感じさせます。*注3

Danny Sullivanのアナウンスでわかる変更点の概要

Danny Sullivanは、老舗の検索専門メディアであるSearch Engine Landをスタートさせた人物として有名です。2017年にGoogleにスカウトされ「一般の人々がGoogle検索とGoogleの理解を深めることと、一般の意見を聞きGoogleに改善を促すのを助ける」と言う役割を担っています。Twitterアカウント「Google SearchLiaison」を使って、主に検索の仕組みなどについての解説をアナウンスしています。

そのGoogle SearchLiaisonから、今年1月24日に強調スニペットに関する変更と、関連する一連のツイートが出されたのが今回の話題になっている部分です。なお、強調スニペットについては、Danny Sullivanによる解説もGoogleサイトに掲載されていますので参考になるかと思います。*注4

強調スニペットと自然検索の重複排除が変更点のポイント

強調スニペットは検索結果の最上位に配置されるので、「検索0位」と呼ばれることもあります。自社サイトを、ターゲットとするキーワードで検索上位に位置させることは、CTR向上にとっても重要なテーマであり、その意味で考えるとできれば強調スニペットとして表示されることが望ましいと考えるのは当然でしょう。ただし、単純にCTRだけを見ると、強調スニペットよりも自然検索1位の方が効果があるとの調査もあるため、一概に「強調スニペット表示最優先」ではないのが難しいところです。*注5

また、強調スニペットに採用されるサイトの多くは、自然検索でも10位以内に位置していますので、これまでの検索結果表示であれば1ページ内の2カ所(強調スニペットの位置と自然検索での位置)に表示されます。強調スニペットの場合、単なる用語の意味を調べるようなケースが多く、ユーザーは検索結果の表示を見るだけで目的を果たしてしまいクリックせずに済ませることもあります。しかし、サイト情報が掲載された自然検索でも上位に表示されると、「より詳しい情報を調べたい」ユーザーのアクセスが期待できるでしょう。

この意味でも検索結果の1ページ内、できればスクロールせずにファーストビューで確認されるところに自社サイトが表示されることがSEO上望ましいと言えます。そのため、「検索上位10位以内」「適切なHTMLタグを使って記述する」「Googleのポリシーに準拠する」などが今までのSEO対策として重要と考えられてきました。ところが、今回「強調スニペットに表示された同一のURLは検索1ページ目に重複表示されない」という変更が実施されたというのです。

一連のツイートによると、
・強調スニペットに抽出されたものと同じURLは1ページ目には重複表示されない
・この変更は全世界で実施された
・従来の検索結果そのものには影響がない(自然検索の順位など)
・ビデオ機能スニペットでは重複排除は行われない
・Top StoriesやInteresting Findsなど、他の機能には影響がない
・重複排除によって(従来1ページ目に表示されていたURLが)2ページ目以降に移動することはない
・Search Consoleのパフォーマンスに影響はない
などと説明されています。*注6

SEO対策で気になる変更の影響

この変更の意味に気がついたサイト管理者、特に強調スニペットの位置に表示されるページを運営している管理者は、CTRが低下するのではないか?と心配だったはずです。強調スニペットは非常に目立つ位置への表示であるにも関わらず、自然検索上位表示の方がCTRは高いスコアを出すというのが分かっていますので、せっかくSEOに力を入れて取り組んできた苦労が水の泡になるのではないか?と思ったとしても不思議ではありません。

ahrefsblogの調査によると、強調スニペットに採用されているサイトは、かなりのケースで検索上位10位以内に位置していることがわかります。CTRが低いレートの強調スニペットに採用されるよりは、自然検索上位のポジションをキープしたいというのが本音でしょう。では実際のところどのような影響があるのでしょうか *注7

予想される変化としては、
・自然検索上位表示されていたサイトの場合、CTRが低下する可能性
・日本でのYahoo!検索結果にマイナスの影響

が考えられます。
Yahoo!検索については、Googleの検索エンジンを利用しているので今回の変更の影響を当然受けることになりますが、何らかのアルゴリズムの違いによってGoogleでは表示される強調スニペットがYahoo!では表示されないという事例があるようです。その場合、上位に位置するサイトにも関わらず、Yahoo!検索では何も表示されないという最悪の事態も想定されます。

ちなみに、強調スニペットの検索例として紹介した「耳からうどんとは」でYahoo!検索してみると

このように、「強調スニペット」&「自然検索1位」の両方に同じサイトが表示されています。全ての検索ワードでこのような表示になるのかは不明ですが、現時点では従来の表示が採用されているようです。まだ変更が実施されて1ケ月が過ぎたところですので、この後どのような影響があるかは少し観察する必要がありそうです。一応アップデート直後の調査も報告されていますが、流入の状況については直接的な影響があるようには思えないとのことでした。*注8

【まとめ】
SEOについて、過去にはパンダアップデートのような劇的な変化もあり、対策に追われた経験のあるエンジニアにとって、今回の強調スニペットに関する変更には敏感になっているところでしょう。今後どのような変化があるにしても、基本的には「検索ユーザーにとって最適な結果を表示する」というGoogleの方針に適する、高品質なコンテンツを作成することを第一に考えれば、ある程度の成果は得られそうです。このサイトでも常に最新の情報を、わかりやすくお伝えするよう努力していく予定です。

■参考文献

注1 ferret 「スニペット」「リッチスニペット」「強調スニペット」3種類のスニペットの違いを理解していますか?
https://ferret-plus.com/6198

注2 Google Webmasters ”Is freshness an important signal for all sites?”
https://youtu.be/o4hH4ZQ_19k
注3 Smarter With Gartner ”Gartner Predicts a Virtual World of Exponential Change”
https://www.gartner.com/smarterwithgartner/gartner-predicts-a-virtual-world-of-exponential-change/
campaignlive “Just say it: The future of search is voice and personal digital assistants”
https://www.campaignlive.co.uk/article/just-say-it-future-search-voice-personal-digital-assistants/1392459
PRNewsWire “Voice Shopping Set to Jump to $40 Billion By 2022, Rising From $2 Billion Today”
https://www.prnewswire.com/news-releases/voice-shopping-set-to-jump-to-40-billion-by-2022-rising-from-2-billion-today-300605596.html
注4 Google “A reintroduction to Google’s featured snippets”
https://www.blog.google/products/search/reintroduction-googles-featured-snippets/
ITMedia News 「Google、ベテランジャーナリストを「検索リエゾン」にスカウト」
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1806/30/news020.html
注5 SEOラボ 「強調スニペットとは?強調スニペットに表示するための方法について」
https://seolaboratory.jp/67646/
ahrefsblog “Ahrefs’ Study Of 2 Million Featured Snippets: 10 Important Takeaways”
https://ahrefs.com/blog/featured-snippets-study/
注6 Google SearchLiaison
https://twitter.com/searchliaison/status/1220403696363700224
注7 ahrefsblog
2. Do featured snippets drive more clicks?
https://ahrefs.com/blog/featured-snippets-study/

注8 SEJ ”Google’s Featured Snippet Changes & Impact on Organic Traffic [STUDY]”
https://www.searchenginejournal.com/googles-featured-snippet-changes-impact-on-organic-traffic-study/345176

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