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Appleのサービスをまとめて利用できる「Apple Oneサブスクリプション」とは

音楽や動画配信サービスに代表されるサブスクリプションは、今やネットサービスでの課金手法として主流になりつつあります。
AppleユーザーであればiCloudやApple Musicなど、いくつかのサービスを利用しているという方も多いのではないでしょうか。
他にもオンラインゲームが楽しめるApple Arcadeなど魅力的なサービスもあり、それぞれを個別に契約していると結構な負担になってしまいます。
今回、そんな悩みを一気に解決してくれる「Apple One」サブスクリプションが発表されました。
今回は、この「Apple One」サブスクリプションを詳しくご紹介します。

この記事でわかること ・Apple Oneサブスクリプションの概要について ・他のサブスクリプションサービスとの比較 ・Apple Oneサブスクリプション成功の見込み

Apple Oneサブスクリプションの概要

Appleは2020年9月に、現在提供しているいくつかのサービスについて、サブスクリプションを一つにまとめることを発表しました。
これが「Apple Oneサブスクリプション」と呼ばれるものです。
それぞれのサブスクリプションを個別に契約するよりも、かなりお得な金額で全てのサービスを利用することができるというものです。
すでにいくつかのサブスクリプションを契約している人であれば、当然検討に値するのではないでしょうか。
また、これを機会に「Apple Oneサブスクリプション」に切り替えることで、これまで利用していなかったサービスを楽しむことも可能になります。*注1

では、Appleが提供しているサブスクリプションについて、どのようなものがあるか確認してみましょう。
Appleの広報で明記されているのは次の6つのサービスです。
・iCloud
・Apple Music
・Apple TV+
・Apple Acade
・Apple News+ (※日本では現在利用できません)
・Apple Fitness+(※まだサービスは提供されていません)

次に代表的なサブスクリプションについて、簡単に説明していきます。

同一アカウントで便利に使えるオンラインストレージ「iCloud」

Appleのサービスの中で最も利用者が多いのが、オンラインストレージである「iCloud」です。
全世界で7億8200万人の利用者がいると言われている巨大なサービスであり、iPhoneなどのデバイスを使っている人には馴染みあるのものでしょう。
複数のAppleデバイスを持っている人にとって、同じアカウントでデータの共有ができるため、Appleユーザーにとって非常に使いやすい優れたサービスです。*注2

iCloudと同様のオンラインストレージサービスは、有力なものが多数存在します。
Google Drive・マイクロソフトのOneDriveなどは、それぞれのブランドが提供するソフトを利用している人にとっては、馴染みがあるものでしょう。
どれも、ワープロや表計算などのオフィス系ソフトや、スケジューラー・メッセンジャーなどのデータの保存・共有などとの連携が容易にできることが大きな特徴です。
ユーザが日常的に使用しているソフトによって、選択するオンラインストレージに違いが出てきます。
さらに、ストレージのみを提供している「DropBox」「MEGA」などもあります。

世界中に多くのユーザーを持っているiPhoneですが、実際のところ「iCloud」をフル活用しているユーザはどれくらいいるのでしょうか?
「iCloud」はApple ID取得時やiPhoneの初期設定の時に意識するぐらいであり、一般的なユーザーではあまり活用できていない方も多いのかも知れません。
特に最近はデバイス本体の容量がかなり大きくなり、通常利用する分であればデバイス本体の保存領域だけででも、それほど不足は感じなくなっています。
複数ある端末のデータを共有して加工する際や、大きな容量が必要となる動画を主体として扱っているようなケースが多い場合、クラウドのストレージを使用する必要性がありかもしれません。
そうでない場合、そのままデバイス本体の保存領域だけで事足ります。

やはりこのようなオンラインストレージは、業務に関連して活用するケースが多いため、日本であれば、マイクロソフトのOneDriveや、古くから利用されているDropBoxなどが、よく使われています。

また、最近ではGmailと連携する「Google Drive」も、同様の理由で利用が拡大しています。
このことを考えると、やはりAppleの「iCloud」は、個人のプライベートユースでの利用が主体になっていると思われます。

あまり知られていませんが、「iCloud」にも有料課金枠が設定されています。
50GB・200GB・2TBの3つのプランがあり、それぞれ月額130円・400円・1300円となっています。
50GB以外のプランではファミリーで共有することもできます。
しかし、現在発売されているエントリーモデルのiPhone SEでも、本体の容量として256GBまで選択できますので、50GBのiCloudに毎月課金する必要性はないでしょう。*注3

魅力的な音楽配信サービス「Apple Music」

Appleの展開する各種サービスの中で最も馴染みが深く、アクティブユーザーが多いのは、やはり「Apple Music」ではないでしょうか。
iTunesとiPodの成功から、音楽関連を軸にしたサービスの延長線として位置付けられているサービスです。
2015年にローンチした当時から、音楽業界をリードする存在として認知度は高く、利用者も多いサービスです。
現在はSpotifyやAmazon Musicなどが競合として台頭しつつあります。

Appleのユーザーであれば選択肢としてあり

少し前置きが長くなりましたが、いよいよ「Apple Oneサブスクリプション」について見ていきましょう。
前述のApple MusicとiCloudの2つのサービスを有料契約するぐらい金額で、Appleのサブスクリプションが全て利用できると言うのが一番のポイントです。
実際の金額比較は次の通りです。

<50GBのiCloudとApple Music(個人)を契約した場合>
・個別に契約: iCloud 月額130円・Apple Music 月額980円 合計月額 1,110円
・Apple One: 月額1,100円

月額にして10円の得となっています。

金額だけでは大差ありませんが、「Apple One」を契約した場合「Apple TV+」と「Apple Arcade」がついてきます。
残念ながらApple TV+とApple Arcadeについては、日本国内でそれほど普及しているサービスではありません。
しかし、Apple Musicの月額料金にわずか120円ほど追加するだけで、便利なオンラインストレージと一緒にApple TV+とApple Arcadeがついてくると言うのであれば、一度試してみたかったと考えている層に訴求する可能性は十分にあります。

<200GBのiCloudとApple Music(ファミリー)を契約した場合>
・個別に契約: iCloud 月額600円・Apple Music 月額1,480円 合計月額 1,880円
・Apple One: 月額1,850円

今回の場合、月額30円もお得になります。
もともとApple TV+とApple Arcadeには、個人利用とファミリーでの共有利用の区別はありません。
両方とも月額600円の価格設定となっていますので、全てを個別に契約するのに比べて1,230円ほど安くなります。

このことからも、Appleのサブスクを2つ以上契約している方は、すぐにApple Oneに切り替えたほうがお得に利用できます。
そうでない方であっても、すでにApple Musicを利用しているのであれば、検討に十分値します。*注4

他のサブスクリプションサービスとの比較

Apple Oneは、「オンラインストレージ+音楽配信+動画配信+オンライゲーム」の構成になっています。
競合としてはAmazonプライムが一番近いのではないでしょうか。
ただしAmazonプライムの場合、音楽・動画配信に加えて、オンラインでの書籍購入やネットショップなど、ホビーユースに特徴があります。
Appleの場合、オフィス関連ソフトやiPhoneなどのプロダクトの利用者にとって、親和性の高いサービスであることが特徴であり、完全にターゲットが一致しているわけではありません。

しかしAmazonプライムのように、一つのサブスクリプションを契約すれば、色々なサービスを一括して利用できると言うのは、一度体験するとなかなか手放せなくなります。
Amazonにとって、そのことがそのままユーザーの囲い込みにも繋がり、安定した収益の源泉になっています。
まさに、今回Appleが狙っているのもこの部分です。
iPhoneやiPadで築いた巨大なマーケットユーザーに対して、サービス面を強化することで、さらなる優位性を構築しようとしています。

気になるのはGoogle DriveやマイクロソフトのOne Driveですが、これらのストレージサービスはビジネスユースが主体であり、明確な競合とは捉えにくいでしょう。
簡単に言うなら、マイクロソフトは会社で使うもの、個人で使うならAppleという住みわけができます。
もちろん、企業としてAppleのオンラインストレージや各種ソフトを使うこともあるかもしれませんが、日本国内ではそれほど主流ではないと思われます。

Apple Oneサブスクリプション成功の見込みは?

前段に書いたとおり、Apple Oneと直接競合しそうなサブスクリプションは、Amazonプライムです。
どちらか一つを選択するとなれば、まだまだAmazonプライムの方に優位性があります。
何と言っても、プライム特典の送料無料やスピード配送など、ネットショップとしての利便性が格段に良い強みがあります。

一方、Appleの優位性は、iPhoneなどのプロダクトとの親和性が高いこと、さらにApple Musicの利用者が相当数存在することではないでしょうか。
しかし、すでにAmazonプライムを契約しているユーザが、「AmazonをやめてAppleにしよう」という考えにはなりにくいかもしれません。

逆にApple Musicユーザーが「AmazonもAppleも」利用するような形が、現実的です。
その意味では、Apple OneはAmazonプライムの競合ではなく、共存できるぐらい魅力的なサービスになるかどうかがポイントになってきます。

Apple Musicの利用者にとって、すぐにApple Oneを契約しても損になることはないでしょう。
また、間も無くサービスが提供される予定のApple Fitness+は、Apple Watchとのデータ連携も可能となりますので、フィットネス関連に関心があるユーザーには訴求しそうです。
Apple Arcadeについても、単体であればそれほど関心を示さなかったオンラインゲームユーザに対して、「おまけでついてくる」感覚であれば意外に受けるかもしれません。
Apple Oneについては、今後の認知度向上とそれぞれのコンテンツの充実が勝負ということになりそうです。

【まとめ】
今回、明確にAmazonプライムを意識したと思われる「Apple Oneサブスクリプション」について取り上げてみました。
今やいかにサブスクリプションでユーザーを確保できるかが、各企業の重要なテーマになっています。
もし、Appleが端末料金についても、定額支払いのサブスクリプションに組み込んで提供した場合、圧倒的に魅力的なものになるはずです。
しかし今の時点では、端末料金をサブスクリプションに組み込むのは、難しいのも事実です。
今後Appleが提供する新しい試みが、どのようにしてユーザを獲得していくのか、注目していきたいと思います。

▽Appleに関する記事はこちら

■参考文献
注1
Apple Newsroom 「Apple Oneで、Appleのサブスクリプションサービスがこれまでになく簡単に楽しめるように」
https://www.apple.com/jp/newsroom/2020/09/apple-one-makes-enjoying-apple-subscription-services-easier-than-ever/

注2
Cnet japan 「「Apple One」に残された3つの疑問–ユーザー獲得にはこうするべきかも?」
https://japan.cnet.com/article/35159702/2/

注3
Apple iCloudのストレージプランと料金
https://support.apple.com/ja-jp/HT201238

注4
iPhone Mania 「Appleのサブスクパック「Apple One」はどの程度お得なのか?」
https://iphone-mania.jp/news-313466/


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