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Apple Watchを使ってマスクしたままでもFaceIDを解除する方法について調べました

 iPhoneを使っている方はマスクをつけているとFaceIDを解除できなくて困ることも多いと思います。ロックを解除しようとするたびにマスクをずらしてFaceIDを解除するか、パスコードを入力しなければいけないのは手間ですよね。しかし、2021年2月5日からApple WatchがあればマスクをつけたままでもFace IDを解除できるようになりました。

この記事を読むと以下のことが分かります。

①    FaceIDについて

②    Apple Watchについて

③    マスクをつけたままiPhoneのロックを解除する方法

FaceIDについて

 FaceIDはiPhoneXで初めて搭載されたiPhoneのロック解除方法です。iPhoneの前面に埋め込まれた「TrueDepth」と呼ばれるカメラによって、登録された顔を認識します。iPhoneを起動した後、ユーザーが画面を見つめている間に赤外線によって顔の方を認識、その後登録されているデータと同じかチェックします。

 それだけではなくメガネや髭を剃って顔が変わった場合、パスコードでロック解除の認証を求められますが、iPhoneのロックを解除した時に自動的に顔を学習して次回からFaceIDが使えます。

 FaceIDによって、赤の他人にロックが解除される割合は100万分の1とされており*1、5回以上FaceIDを失敗するとパスコード入力に切り替わるなどAppleのプライバシー意識の高さが伺える性能になっています。そんなFaceIDですが、iPhoneを起動するだけではなくApplePayで商品を購入するときや、ウェブサイトにログインする時にも使います。

 iPhoneを使っていると1日の間に数えきれないほど使うFaceIDですが、弱点があります。それは顔の半分を覆ってしまうマスクです。FaceIDは顔を3万以上の赤外線ドットを顔に照射して読み取る仕組み*1ですが、マスクによって顔が覆われているとFaceIDは顔を認識できません。

 そのため、マスクをつけている状態でFaceIDを外すためにはマスクを外すか、パスコードを入力しなければなりません。しかし、先ほどにも書いた通りFaceIDは日常的に解除するものです。そのたびに何度もマスクをつけたり外したり、パスコードを入力するのは手間ですよね。

 しかし、ここでApple Watchが活躍します。

Apple Watchについて

 Apple Watchとは、Appleが発売している腕時計型の電子機器です。健康志向を高めるためのデバイスとして使うことができ、脈拍を測る、睡眠の記録をつけるなどの機能が搭載されています。その他にもiPhoneと連携させることで、届いたメッセージをApple Watchで確認できます。またiPhoneで聞いている曲をApple Watchで次の曲に飛ばす、音量調整するなどiPhoneとの連携性能がとても高いです。

2021年2月5日、Apple WatchでiPhoneのFaceIDを解除できるようになりました。もともと、Apple WatchでMacのロック解除を行うことはできましたが、iPhoneのロック解除はできませんでした。Macのロック解除のやり方については下にまとめました。

<h3>Apple WatchでMacのロックを解除する方法</h3>

Apple WatchとMacが特定の条件( https://support.apple.com/ja-jp/HT204689#autounlock)を満たしているおり、以下の通りに設定されていると可能です。

・Apple Watchでパスコードを使っている

・MacとApple Watchで同一のAppleIDでiCloudにサインインして、AppleIDで2ファクタ認証が有効になっている。

・MacでWi-FiとBluetoothが有効になっている。

MacのAppleメニューから「システム環境設定」の順に選択して、「セキュリティとプライバシー」をクリックします。その後、「Apple Watchを使ってアプリケーションとこのMacのロックを解除」もしくは「Apple WatchでこのMacのロックを解除できるようにする」を選択します。これにより、Macに自動ログインが可能になります。

パスコードを入力する手間を省くことができ、簡単にログインできるだけではなくパスコードを見られて誰かに不正ログインされる危険性が減ります。

マスクをつけたまま解除する方法

では、iPhoneではどのように設定すれば良いのでしょうか。設定の仕方はとても簡単です。iPhoneの「設定」を開いて「FaceIDとパスコード」から「Apple Watchでロック解除」までスクロールし、右にあるチェックを有効化することで可能になります。

条件はロック解除されたApple Watchを身に着けている状態で、ロック解除したiPhoneが近くにあることです。

これによってマスクをしたままでも、FaceIDを解除できるようになりました。また、解除したタイミングでApple Watchに解除通知が入ります。予期していないロック解除の認証が届いた場合は、通知からすぐにiPhoneをロックできます。

Apple Watchを使って解除できるFaceIDはiPhoneのロック解除だけで、ウェブサイトへのログインは従来のようにFaceIDを使わなければいけません。

最後に

Apple Watchを使ってマスクをしたままiPhoneのロック解除する方法についてまとめました。今回のアップデートで顔を映さずにFaceIDを解除できるようになったのは、iPhoneのロックを解除する時だけです。そのため、Apple Payを使った支払いなどでFace IDを使う場合は今まで通り顔を映すか、パスコードでの入力が必要です。

しかし、人前ではマスクをしなければいけないご時世ですので、マスクを外さずにロックを解除できるのは助かりますよね。既にApple Watchを持っている方はぜひ試してみてください。

  

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参考

*1 https://support.apple.com/ja-jp/HT208108

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