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LANDLOG社の建設IoTとSORACOMのクラウド連携の重要性

IoT(モノのインターネット)のテクノロジーは、現在私たちのライフスタイルの中における活躍が目立っています。しかしながら産業分野でのIoTに対する期待値も非常に高く、日本でもすでに積極的な導入が進んでいます。

そんなIoTとともに運用が期待されているのが、クラウドコンピューティングです。日本のIoT開発プラットフォームとして大きな注目を集めているSORACOM(ソラコム)は、建設現場向けのIoTプラットフォームを提供するLANDLOG(ランドログ)とのクラウド連携サービスを発表しましたが、これにはどういった効果が期待できるのでしょうか。

今回はそんなソラコムとランドログのクラウド提携を中心に、建設現場向けのIoTとクラウドサービスがどのような重要性を持っているのかについてご紹介していきます。

①IoT向けSIMを提供するソラコム
②建設業向けプラットフォームのランドログ
③クラウド提携により、IoT化はより進むことが期待

SORACOMとは

ソラコムは、IoT機器専用の通信環境を提供するサービスを展開しており、おおざっぱに分けるとドコモやソフトバンクなどといった携帯電話事業者の1つであると考えると分かりやすいでしょう。
公式サイト:https://soracom.jp/overview/

IoT向け無線通信環境を提供

IoT機器はそれぞれがネットワークに接続されている必要があるため、機器ごとにインターネット環境を用意する必要があります。
家庭用のIoT機器は自宅のWi-Fi経由で接続すれば良いかもしれませんが、産業用のIoT機器となると、一台一台に通常のインターネット回線を用意するのは大変コストがかかり、通信費用だけで大きな負担となってしまいます。

そこでソラコムが提供するIoT機器専用SIMカードの存在です。各IoTに適した専用のSIMカードがリーズナブルな価格で提供されるため、一度に大量の導入となってもお得に運用することが可能になるというわけです。

ソラコムならではのメリットも豊富

ソラコムの提供する通信環境を用いてIoT機器を活用すれば、様々な恩恵を受けることもできます。
例えば格安SIMを直接機器に接続することで、面倒なネットワーク周りの設定をすることなく、ごく簡単な基本設定だけで運用を始めることができます。大量の機器に対して1つずつづつネットワーク設定を行うのは手間のかかる作業ですが、SIMカード方式を採用することでこの負担を大きく軽減することができます。
また、ソラコムのSIMカードを利用することで、1つ1つの機器のネットワーク環境を専用ブラウザから直接管理することができます。

通信状態のオンオフや速度の変更、通信の監視など、ネットワークに関する情報はまとめて扱うことができる利便性は魅力になります。

幅広い分野で活躍

汎用性の高い機能を備えているということもあり、ソラコムの活躍の場は非常に多彩です。
情報通信業、電気機器関連の業種ではそれぞれ全体の30%を超えるクライアントを抱えているのはもちろんですが、卸売業やサービス業でそれぞれ5~10%程度、そして建設業や電気・ガスの分野においても少しずつづつ導入が進められています*1。

LANDLOG社の概要

続いてはランドログについてです。こちらもIoTプラットフォームの提供事業者ですが、特徴的なのは建設業界に特化したサービスを提供しているという点です。
公式サイト:https://www.landlog.info/

建設生産プロセスに変革をもたらすランドログ

ランドログが提供するのは、建設現場で飛び交うあらゆる情報をデータ化し、APIを通してアプリケーション開発の促進を可能にしてくれるプラットフォームです。
また、建設現場での活躍が期待できるアプリの開発もランドログのプラットフォーム上で行うことができるようになっているため、建設に関わるITのハブとしての機能も備えています。

政府が推進するi-Construction

ランドログのような建設業向けのIoTサービスが注目を集めているのは、建設業界の人手不足、そしてそれに伴い政府が推進するi-Constructionと呼ばれる取り組みの存在が大きいと言えるでしょう。
i-Constructionは国交省が掲げているプロジェクトの一環で、建設のプロセスの全てをICT化してしまうことによって、業務の効率化と人手不足の解消を促進するというものです。

建設業界は国内の人手不足の影響を大きく受ける業界の1つで、50歳を超える技能労働者の7割、人数にして109万もの労働者が、2025年までに離職してしまうという推計も産出されています*2。

その一方で、後釜となるはずの29歳以下の労働者は1割に届かない数字にとどまっています。このギャップを解消するためにも、建設業全体の効率化は必須の課題となっているのです。

そしてICT化をこの業界で進めていくためには、やはりあらゆる情報のデータ化を進め、企業間の連携が取りやすいよう共有できるような場を作るところから始めなければいけません。

まさにランドログは、データ収集と共有のための場を提供しているのです。

ランドログとソラコムがクラウドでの連携を開始

各業界でのIoTの導入が進む中、2019年の春頃にランドログとソラコムがクラウドでの連携を開始するという発表がありました*3。

「SORACOM Funnel」がランドログに対応

ソラコムが提供するサービスの1つに、「SORACOM Funnel(ソラコム・ファネル)」というものがあります。
これはIoT機器から送信されてきた大量のデータを、中継サーバーを介さずにクラウドサーバーへと転送することを可能にしてくれるサービスです。

通常、産業用でIoT機器を運用する場合、そのデータの送受信の量は家庭用とは比較にならないほど膨大なものになるため、その処理の都合やセキュリティの懸念から、中継地点となるサーバーを挟むのが一般的でした。

しかしSORACOM Funnelは中継地点を必要とせず、ビッグデータの処理も中継サーバーなしで確実にこなしてくれ、迅速なデータ解析が必要な場合や、リアルタイムでのデータ処理といった技術を可能にしてくれます。

今回のソラコムとランドログの提携によって公式にソラコムのサポートが受けられるようになったため、ランドログを利用しているユーザーは手軽にデータの送受信が受けられるようになったのです。

SORACOM パートナースペースについて

ランドログのクラウド提携に続き、ソラコムは新たにランドログを含む9社に対して「SORACOM パートナースペース」のパートナーを追加認定し、企業間の連携を強化しています*4。

ソラコムの技術・マーケティングの支援が受けられるように

SORACOM パートナースペース (SPS)は、パートナー企業に対してより密度の高いソラコムのサポートを提供し、情報共有やソリューション開発を促進するというプログラムです。
ソラコムに関する技術資料やマーケティングの支援を受けられるだけでなく、SPS参加企業のロゴとともにさまざな特典を受けることができるようになります。

SPSにはSPS インテグレーションパートナー、SPS デバイスパートナー、SPS ソリューションパートナーの3つのプログラムから成り立っており、申請の際にはそれぞれのパートナープログラムに応じた条件をクリアする必要があります。

ランドログはSPSのソリューションパートナーとして加盟を果たし、今後もソラコムと緊密な関係を保ちながらサービスが展開されていくことが予想されています。

おわりに

ソラコムはランドログ以外にも数多くの提携パートナーを有しており、今後もその数は増加していくと考えられます。
ランドログは建設業界におけるIoTの推進で活躍を見せていますが、ソラコムの提携パートナーを見ると、業種も多様です。

産業レベルでの国内最大のIoTプラットフォームとなる可能性を秘めている以上、これからもソラコム、およびランドログの動向からは目が離せないところです。

出典:
*1 SORACOM 「SORACOM の概要」
https://soracom.jp/overview/

*2 日本建設業連合会「再生と進化に向けて」p.38
www.nikkenren.com/sougou/vision2015/pdf/vision2015.pdf

*3 IoTニュース「ソラコムのIoT通信プラットフォーム、建設現場向けIoTプラットフォーム『LANDLOG』へのクラウド連携を開始」
https://iotnews.jp/archives/121383

*4 SORACOM「パートナープログラム『SORACOM パートナースペース』における認定済パートナーとして9社を追加認定し、パートナーシップを強化 」
https://soracom.jp/press/2019070212/

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