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iPad ProをSIMフリーモデルで運用するときにオススメの格安SIMとは

数あるiPadシリーズの中でも最高の性能を誇るのが、iPad Pro。
2018年モデルではUSB-C搭載やフルバージョンのPhotoShopへの対応が予告されるなど、今クリエイターを中心に大注目のデバイスでもあります。
そんなiPad Proを使いこなす上で必要になるのが、インターネット接続。
今回は、これから既にiPad Proを使っている方やこれからiPad Proを買われる方向けに、お勧めの通信キャリアをご紹介したいと思います。

この記事では以下の3つの事がわかります。
・iPad Proのモデル別の選び方
・iPad Pro(SIMフリー版)で格安SIMを使う際の注意点
・iPad Pro(SIMフリー版)にお勧めの格安SIM事業者

 

iPad Proには3つのタイプがある

 

ネットへの接続方法という視点でみた場合、iPad Proには大きく分けて3つのタイプがあります。
ここでは、タイプ別のメリット・デメリットをご紹介しましょう。

 

1.Wi-Fiモデル

 

ネット接続はWi-FiまたはBluetoothテザリングのみを使う、一番シンプルなモデルです。
iPad Pro単独ではネットに繋げない為、別途固定回線やモバイルルーターなどの契約が必要となります。

 

メリット

 

・本体価格が安い
・モバイル回線の契約の事を考えなくて済む

 

デメリット

 

・Wi-Fiかテザリング環境を用意できないとネットに繋げない
・GPSを搭載していない

 

2.Wi-Fi+Cellularモデル(SIMロック版)

 

日本の大手携帯キャリア(ドコモ・au・SoftBank)で購入した場合、基本的にはこのタイプになります。
Wi-Fiモデルとは異なり、Wi-Fi・Bluetoothテザリングに加え、単独でのデータ通信機能も持ち合わせています。
要は、iPhoneを大きくして電話機能だけを取ったようなものです。
ただし、こちらのタイプにはSIMロックというものが掛かっており、所定の手続きを踏んでそれを解除するまでは、購入時のキャリアでしか利用出来ません。
例えば、ドコモで買ったiPad Proは、そのままだとauの回線では使う事ができないという訳ですね。
逆に、大手キャリアを既に利用中でそこから動く気はないという方なら、SIMフリー版よりもこちらのSIMロック版の方が、各種割引が効く分お得に使えるでしょう。

 

メリット

 

・単独でネットに繋ぐことができる
・大手キャリアなら一定期間通信料金の割引を受けられることが多い
・GPSを搭載している

 

デメリット

 

・SIMロック解除前は、原則として購入時のキャリア以外で利用できない。

 

3.Wi-Fi+Cellularモデル(SIMフリー版)

 

通信キャリアを介さずAppleから直接Wi-Fi+Cellularモデルを購入すると、前述のSIMロックが掛かっていない状態の物を選ぶことが出来ます。
それが、いわゆるSIMフリー版。
これから購入するなら、予算が許せばこちらのタイプがオススメです。
SIMフリー版であれば、自分の利用スタイルや予算に合わせて、好みのキャリアを選んで使う事ができます。
ただし、通信キャリアの契約を別途する必要がある為、その点を面倒に感じる方は、大手キャリアのSIMロック版を買う方が良いでしょう。

 

メリット

 

・単独でネットに繋ぐことができる
・GPSを搭載している
・自分の好きなときに好きなキャリアのSIMに入れ替えることが出来る

 

デメリット

 

・毎月の通信料金の割引はない
・モバイル回線は自分で契約してSIMカードを用意する必要がある

 

iPad ProのSIMフリー版はどこで買えるの?

 

iPad Pro(SIMフリー版)の正規品は、日本ではAppleの直営店、もしくはAppleOnlineStoreでのみ買うことができます。
稀に中古ショップなどで未使用品を見掛けることがありますが、こちらはAppleCare+を追加できない場合もあるので、初心者はAppleから直接購入するのがお勧めです。
ちなみに、AppleOnlineStoreで購入するなら、Apple認定整備済み品を狙ってみるのも1つの手。
認定整備済み品とは、何らかの事情でAppleの工場に戻ってきた製品を再整備して、新品より少し安い価格で販売するというもの。
保証内容は新品と同じで、AppleCare+を付けることも可能です。
在庫状況は日々変動する為いつでも変える訳ではありませんが、Apple製品を安く手に入れる事が出来るので、興味のある方は覗いてみてくださいね。

 

なぜWi-Fiモデル+モバイルルーターでは駄目なのか?

 

iPad Proを外出先でネットに繋ぐ場合、Wi-FiモデルとモバイルルーターやiPhoneのテザリングを組み合わせる方法もあります。
既にノートPC向けにモバイルルーターを持ち歩いている方や、スマートフォンと通信契約を一本化したいという方なら、そちらを選ばれるのも良いかもしれません。
しかし、こうした回線を別に用意する方法は、当然デメリットもあります。

 

モバイルルーターのバッテリー管理が必要になる

 

モバイルルーターもバッテリーで動く物ですから、ある程度使ったら随時充電しなくてはなりません。
しかし、慣れるとスリープ状態で鞄に入れっ放しにしてしまうケースも多く、その結果肝心な時にバッテリー切れになってしまうことも少なくありません。
「たかだか1つ、充電する機器が増えるだけ」と思われるでしょうが、このたった1つの差が案外面倒でストレスになるものなのです。

 

使いすぎるとiPhoneが通信制限をされる

 

次にiPhoneのテザリングを使うケースですが、こちらはiPhoneのデータ量の一部をiPad Proが借りている状態となる為、あまり使いすぎるとiPhone側が通信制限を受ける可能性があります。
特にiPad Proの場合、サイトがデータ量の多いPC版表示になることも多い為、iPhoneと同じ感覚でネットサーフィンするだけでもデータの消費量が増えがち。
iPhone側で毎月データ量を余らせている方なら兎も角、そうでない方はテザリングに頼らない方が賢明です。

 

iPadにGPSが搭載されていない

 

iPad ProのWi-Fiモデルは、GPSが搭載されていません。
その為、カーナビアプリなど詳細な位置情報を必要とするアプリは、どうしても精度が落ちてしまうのです。
Wi-Fi+Cellularモデルなら、SIMロック版もSIMフリー版もGPSを搭載しているので、その点も問題ありません。

 

SIMフリーiPad Proを運用するなら格安SIMを選ぼう

 

iPad ProのSIMフリー版を買うなら、セットにするSIMはMVNOの格安SIMがお勧めです。
大手キャリアでも、プランや条件次第では格安SIMと費用が大きく違わない事もありますが、基本的にはライトユーザーもハードに使うユーザーも、格安SIMの方が月々のコストは安くなる事が殆ど。また、iPad Proの場合通話機能を付ける必要がない為、格安SIMを選べば多くのプランが所謂縛りなしで利用出来ます。
つまり、より好条件のキャリアが出てきたら、自分の好きなタイミングで乗り換える事が可能になる訳です。
iPad Proは本体価格も高価なので、せめて毎月の通信料は安くしたいところ。そんな方には、格安SIMがピッタリなのです。

 

iPad Proにおすすめの格安SIM&契約時の注意点

 

では、実際におすすめの格安SIMキャリアと契約時の注意点をご紹介しましょう。

 

格安SIM契約時の注意点

 

契約プランはSMS付きデータ通信プランを

 

格安SIMキャリアのプランは、大きく分けて次の3種類があります。
1.通話付きプラン
2.SMS付きデータ通信プラン
3.SMSなしデータ通信プラン
結論から言うと、iPad Proでは2のSMS付きデータ通信プランがオススメです。
理由は簡単。
1の通話付きプランは、iPad Proに電話機能が付いていない為、契約してもメリットがありません。
次に3のSMSなしデータ通信プランについては、過去に4G(LTE)通信等への接続に時間が掛かるケースが報告されている為、できれば避けた方が無難。
使いもしないSMSの契約をするのは気が進まないかも知れませんが、月々の料金もそこまで変わらないので、現状では動作の安定性を考慮してSMS付きデータ通信プランを選ぶのが最適解かと思います。

 

通信速度は大手キャリアには敵わない

 

格安SIM各社は、ドコモ・au・SoftBankの3社いずれかの回線を借りて、自社のユーザーにサービスを行っています。
その為、電波が届くエリアは、元々の回線を提供するキャリアと同じです。
一方の通信速度については、大手キャリアを直接契約した場合と比べ、実行速度(実際に出る速度)はやや低下する傾向にあると言われています。
特に平日の昼時など、多くのユーザーが通信を行う時間帯は速度低下がはっきり出ることもあるので、その辺りを気にされる方は素直に大手キャリアを契約する方が賢明です。

 

契約時にクレジットカード必須の事業者が多い

 

大手キャリアと違い、格安SIM事業者は毎月の支払い方法がクレジットカードに限定されているケースが少なくありません。
また、最近流行りのクレカブランドが付いたデビットカードも、非対応となっている事があります。

 

回線種別によってはテザリングに制限が出ることがある

 

iPad Proをテザリングの親機として使う場合、格安SIMの事業者やプランによっては、テザリング機能を使えない事があります。
iPad Proをモバイルルーター代わりに使おうと考えている方は、契約前に動作状況をチェックされることをお勧めします。

 

iPad Proにお勧めの格安SIM事業者はこれだ!

 

1.価格ならDMM モバイル

 

できるだけ価格を抑えたいということであれば、DMMモバイルがお勧めです。
このキャリアは業界最安値を目標の1つとして掲げている為、他社が値下げをすると追随して値下げすることがよくあります。
DMMモバイルは、ユーザーページから「高速モード/低速モード」の切り替えが可能で、こまめに切り替えればデータ通信量を節約することも出来ます。
追加のデータも1GBから購入可能なので、入門用としてもお勧めですよ。

 

2.SNSをよく使うならLINEモバイル

 

LINEモバイルの特徴の1つが、カウントフリープラン。
これは、LINE、Facebook、Instagram、TwitterなどのSNSを使用する際、データ通信量がカウントされないというもの。
公式アプリを使うなど細かい条件はありますが、それを満たせるのならSNSヘビーユーザーほどお得なキャリアと言えます。
また、格安SIM事業者では唯一(記事執筆時点)LINEの年齢認証に対応しているので、iPhoneと組み合わせる格安SIMとしてもお勧めです。

 

3.顧客満足度No.1のmineo

 

mineoはユーザーコミュニティが発達しており、余ったデータ量を見ず知らずのユーザーとやり取りできる等、面白いサービスを展開する格安SIM事業者です。
単独で利用するよりも、家族全員で利用した方がお得に使うことができるでしょう。

 

4.目立たないが手堅いIIJmio

 

IIJmioは、日本初の民間向けインターネットプロバイダーのIIJが提供する格安SIMサービスです。
IIJmio最大の魅力は、手堅いサービス展開を行っている事。
価格が安い、通信速度が極端に速いといった尖った部分こそありませんが、iOSが更新されたり、新型iPhone・iPadが出る度に、かなり早い段階で動作確認の結果をアップしています。
また、通信速度の高速/低速切り替えをアプリ上から行えるので、こまめに切り替えてやれば無駄なデータ量の消費を抑えられる点もメリットの1つ。
最近になり長期利用者向けのサービスも出てきたので、長く使いたいという方にもお勧めです。

 

まとめ

 

iPad Proを格安SIMで運用すると、月々の通信料をかなり安く抑えることが可能です。
契約や設定がやや面倒なところもありますが、それさえクリア出来れば大丈夫。
格安SIMで通信費を抑えて、iPad Proの魅力を存分に楽しみましょう!

[2019年5月24日アップデート]

 

参考サイト

 

http://internet-kyokasho.com/kakuyasu-sim-ipad/#index01
https://simchange.jp/apple-ipad-pro/
https://www.kashi-mo.com/media/1480/
https://kakuyasu-sim.jp/sms
https://mobareco.jp/a2242/#sec02-3

 

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