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AndroidとiOSの違い。iOSにあってAndroidにないものとは

日本では非常に人気のあるiOSですが、はたして、iOSとAndroidにはどんな違いがあるのでしょうか。まとめてみました。

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Androidの特徴

 

Androidの特徴として挙げられるのは、自分専用のカスタマイズが容易であるということでしょう。一般的なアプリをダウンロードして設定すること自体は当たり前ですが、そもそものデバイスの動きもかなり柔軟に変更できます。また、Androidでは、公式のGoogle Playストア以外のソースからも、アプリをダウンロードできるようにデフォルト設定されているのも注目すべきポイントでしょう。Amazonのアプリストアから自分のお気に入りのアプリをダウンロードことも、インターネット上にあるゲームなどを直接ダウンロードすることも可能です。また、Androidでは、プルダウン式の通知バーがかなり機能的です。特に、ショートカットボタンから様々な設定が可能で、この機能を自由に設定することで、自分独自の設定に切り替えていくことが出来るでしょう。ユーザーにある程度のフローワークや基本設定を切り替える自由度があるというのが、Androidの最大の特徴であり、Android愛好家はこの自由度を支持しているのです。

 

iOSの特徴

 

一方、iOSはAndroidとは全く別物です。Androidの機能を見ながら、自由度を高めるような更新や変更を行っていることは事実ですが、基本的にiOSは一貫性が高くて柔軟性の低い環境であるといえるでしょう。一方で、もともとAppleの標語だった「It just works(とにかくちゃんと動く)」を思い出させるような、とにかく感覚的に動かすことが出来ることに注力されています。何かしらの不具合が生じ、正常に動かなくなってもすぐに修正プログラムが提供され、突然動かなくなった!といった苦情がほとんどないのは素晴らしいの一言です。結果として、非常にタフなデバイスなっており、iOSを利用したことがほとんどないユーザーでも、電源を入れれば、後は勝手に利用できるようになっていくという点が支持されるポイントといえるでしょう。

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Android搭載スマホのメリット

 

Androidのメリットをより具体的に見ていきましょう。Androidは誰でも無料で利用・開発ができるオープンソースOSであるため、Googleに限らず多くの会社がAndroidを搭載したスマートフォンを開発・販売しています。結果Androidスマホにはハードウェアの仕様や価格帯、OSのカスタマイズや各社の独自機能などの違いによって、様々な端末が選択肢として用意されています。機能を絞りロープライスを追求した機種もあれば、ハイエンドで最先端の技術を体験できる機種もあります。また同じ価格帯でスペック的に近いAndroidスマホ同士でも、開発元独自のOSカスタマイズやハード面での工夫によりその使い心地が大きく異なることもあります。本体購入後も、先ほど述べたように自分なりのカスタマイズをしたりGoogle Play外のアプリ(いわゆる野良アプリ)を含めた非常に多くの種類のアプリを使うことで自分好みのスマホに近づけていくことができます。様々な面でユーザーに多くの選択肢が提示されており、多様性が確保されているのがAndroidの特徴でありメリットといえるでしょう。機能面で言えばおサイフケータイやワンセグ対応、microSDでのストレージ拡張などiOS機種には存在しない独自機能が採用された機種があるのもポイントです。

 

iOS搭載スマホのメリット

 

Androidとは正反対に、iOS搭載のスマートフォンはiPhoneしかありません。多様性が売りだったAndroidとは逆に、機種選択から非常にシンプルなのがiOSの特徴であり、またメリットでもあります。タイムリーなOSアップデートや高いセキュリティ性などはラインナップがシンプルゆえに可能なことと言えます。また機種数が絞られたiPhoneは機種の選択肢が多いAndroid機に比べ、当然1機種あたりのシェアが高くなっています。その結果として周辺機器の種類が非常に充実している、というのもiOS機の特徴です。周辺機器を販売するサードパーティとしても、一機種あたりのシェアが低いAndroid機それぞれに合わせて何種類もの周辺機器を作るよりも、シェアの高いiPhone向けに少ない種類の周辺機器を使った方が効率がいいですからね。例えばスマホケースはAndroid向けよりiPhone向けが圧倒的に充実しているのがいい例ですし、100均ですらそれなりのクオリティの周辺機器・グッズが買えるのもiPhoneのいいところです。

 

Android・iOSそれぞれのデメリット

 

ではそれぞれのデメリットは何か。実はここまで紹介したAndroid・iOSのメリットの裏返しがそのまま、それぞれのデメリットとも言えます。Androidは自由度・多様性が高めた代償として、最新OSへのアップグレードがすぐに受けられない(場合によっては購入時から一切アップグレードされない)、悪意のあるアプリが放置されている、などセキュリティ上のリスクがあったり、シンプルなラインナップのiOSに比べ周辺機器の選択肢が限られるなどのデメリットがあります。逆にiOSはそのシンプルさ故に自由度が低く、良くも悪くも「Appleが想定した使い方」から大きく外れることは難しいと言えます。またシンプルさ、セキュリティ面を追求した結果拡張性にやや乏しく、USB経由で接続できる機器やSDカードなどの外部ストレージの選択肢がAndroidに比べて限定的です。自分の手になじむようどんどんカスタマイズしていきたいガジェット好きなどにとってはiOSは窮屈に感じるシーンもあるかもしれません。

 

iOSとAndroidの決定的な違いはアプリにあった

 

iOSで出来ることでAndroidに出来ないこと、あるいはその逆のことは、あまりありません。しかしiOSとAndroidで決定的に違うことがあります。それは、アプリの配信環境です。基本的に、多くのアプリ開発者は、Android市場よりも、まずiOS市場にアプリを公開します。この理由として最も大きいのは、iOSは基本的にiPhoneしかないため、画面の大きさや画質、ボタンの数などを調整しやすいのに対しAndroidの場合は、様々なメーカーの製品が多様に存在するため、数えきれないほどのバージョンを用意する必要が出てくるという問題があるためです。結果として、iOSには配信されているが、Androidには配信されていないアプリ、あるいはその逆というものが存在します。例えば、多くの人が名前は聞いたことがあるだろうAdobeの「Photoshop Sketch」はiOS専用のアプリケーションとなっています。とはいえ、iOSがアプリのシェアの大部分を占めているわけではありません。公式のアプリストアを確認してみると、Google Playのほうが、App Storeよりもアプリの数が数十万個多いといわれているほどです。ここでも、Androidのほうが自由度が高いということがわかっていただけるかと思います。

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ゲームアプリはiOS有利?

 

上記のような事情のため、ゲームアプリの豊富さに関してもiOSに軍配が上がります。人気タイトルでもiOSでしか配信されていない、iOSの方が安定して動作するアプリが少なくありません。ただ、最近はAndroidもブラウザゲームのスマホ版アプリが充実しているなどiOSとの差を縮めつつあるとの見方もあります。とは言えこれまで配信された人気タイトルや機種が絞られているゆえの動作の安定性など、現状ではゲームアプリに関してはiOSが一歩リードといったところでしょうか。

AndroidとiOSの違いによって出来ないことの違いは大きいわけではありません。一般的な使用については、ほとんど誤差なく利用することが出来るでしょう。ただ、設計思想に大きな違いがあります。Androidには自由度が、iOSには「It just works」という信念があり、それが結果的に作り方そのものに、大きな影響を与えているのです。ユーザーとしては、デバイスの自由度を楽しむのか、それともまず動くことを求めるのかで、選択肢が大きく変わってくるのではないでしょうか。ぜひ、自分がより楽しめるOSを使ってみてください。

出典
http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/1603/27/news01.html
https://japan.cnet.com/article/35077161/
https://www.gizmodo.jp/2017/07/ios-android-android-ios.html

[2019年4月9日アップデート]

 

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