“マーケティング”や“ブランディング”と聞いてどんなことを思い浮かべますか??
こんにちは、キャパの深堀です。
みなさんは、“マーケティング”や“ブランディング”と聞いてどんなことを思い浮かべますか??
インターネット業界ではよく「先駆者メリット」「先駆者利益」という言葉を耳にする。これは新しいカテゴリーの市場を新規開拓することにより、その分野の知名率を早い段階で高めてしまえば、その後、同等の競合が現れても大きくシェアを崩されない性質を意味する。
しかし、ヒット作を生み出しても、コモディディ化が起こり先駆者のアドバンテージはすぐになくなってしまう傾向にある。昨今、そのスピードは加速しているようにも思える。
コモディティ化(コモディティ – か、英: commoditization, commodification)は、経済やビジネスにまつわる用語。所定の製品カテゴリー中の製品において、製造会社や販売会社ごとの機能・品質などの差・違いが不明瞭化したり、あるいは均質化することを指す。
wikipedia
例えば、ある会社がテレビを開発する。
他の会社もテレビを開発する。そして、ある会社がテレビに録画機能を付ける。録画機能が好評。他の会社も録画機能を付ける。
今度は、インターネットから録画出来る機能を付ける。他社もマネをする。
皆、流行っているモノに追従するから、個性がなくなる。
リスクをとらずに、同じようなモノを作っていればなんとかなる。
そういう思考が見え隠れするのです。
結果的に、競合するものとちがうモノが売れるはずなのに、似たモノが世の中に溢れてしまう。
このようなコモディティ化は絶えずいろいろな市場で見られ、ITなど各種ハイテク産業でも、技術の普遍化・汎用化が指摘されている。
競争激化によって価格が下落し、企業収益が悪化する。これに対して企業はさまざまな努力を行うことが求められる。その1つが「ブランド化」と言われている。売れ続ける為にブランドネームやロゴ、キャラクター、ジングル、パッケージ、スローガンなどが挙げられる。一昔前までは、これらの要素を適切に設定することで、ブランドの認知度やイメージ面の向上が期待が出来たが、今やネット情報に押されにあまり効果がない。
コモディティ化が進行している今の時代は業界から「逸脱」することが価値になる。
10人に9人が良いという製品があるとする。そこに、1000社競合がひしめく市場よりも、10人に1人に刺さるオンリーワンになる事が重要となる。
また、そのオンリーワンにも競合が現れ、その繰り返しである。
真のブランド化というのは、業界の異端になる覚悟を持ち続けることが大事なのです。