競争自体を無意味にする!?今話題のブルーオーシャン戦略ってどんな考え方?


「ブルーオーシャン」という言葉が企業戦略を語る上でよく出てくるようになりました。直訳すれば「青い海」ということですが、これは血で血を洗う「レッドオーシャン」と対比するとよく分かります。これまでの企業戦略は血で血を洗う競争を勝ち抜く、赤い血の流れる戦場で勝ち抜くための理論がほとんどでした。差別化戦略、競争優位、SWOT分析など有名なフレームワークはすべて敵を打倒し、自分の強みを磨くこと血まみれの競争に勝利するという発想がベースにあります。

ブルーオーシャン戦略とは、そうした競争自体を無意味にしてしまうまったく新しい戦略です。日々ライバル企業との競争に明け暮れている第一線で活躍するビジネスマンの方にこそ、ぜひ知っていただきたいまったく新しい戦略論です。

10分で散髪ができるQBハウスはブルーオーシャン戦略の好例!

qbhouse

理容業界は競争の激しいレッドオーシャンの典型です。ライバル店に打ち勝つための値引き合戦や、クーポンの発行、顧客囲い込みのためのスタンプカード、肩もみだけでなく顔マッサージや頭皮マッサージ、育毛促進剤サービスなど、次から次へとライバルを打ち倒すためのサービス展開に明け暮れていました。

QBハウスが取った戦略はまったく違うものでした。QBハウスは、「他店より手厚い散髪サービスを求める客」ではなく、「散髪なんてできればしたくない、時間がもったいない」というお客向けに新しい市場を開拓したのです。

QBハウスはまず、散髪サービスを顧客の視点から徹底的に見直し,洗髪や髭剃り肩もみなどのサービスを一切やめてしまいました。これまで、もっと付加サービスはないのかと探しまわっていた理容店とは正反対の方向です。そしてさらに、自動券売機で予約と待ち時間の手間を省いたり、カットの美しさを追求するのではなくとにかく身だしなみを整えることを優先にカット時間を10分程度に短縮しました。

この発想が「散髪なんてできればしたくない、時間がもったいない」という客層に受け入れられ、1998年度には「ニュービジネス大賞 通商産業大臣賞」を受賞しました。

創業者の小西國義氏は常に全国を飛び回る営業マンでした。

理容師でも美容師でもない私がこの事業を始めたのは、理容店で余計な時間を費やすのが嫌だったからです。私と同じ考えの方は幸いにして大勢いるようです。

小西氏はQBハウスについてこのように語っています。

どんな分野でもブルーオーシャンは存在する

今挙げたQBハウスの例は理容業界の大成功例ですが、これは特殊な例ではありません。ブルーオーシャン戦略の基本を理解すれば、自分の業界でもブルーオーシャンは見つかります。

【ブルーオーシャン戦略の基本】
①買い手に対していまだかつてない価値を提供する
②利益の上がるビジネスモデルを構築する
③既存市場の境界を再定義する

例えばパソコンのデル・コンピュータですと以下のようになります。

①買い手に対していまだかつてない価値を提供する
使いもしない機能がたくさん入ったパソコンではなくシンプルな必要最小限で性能の良さに絞ったPCを提供する。

②利益の上がるビジネスモデルを構築する
既存の流通網に頼らず、顧客からのオーダーメイドで必要なスペックを満たしたパソコンを流通させる

③既存市場の境界を再定義する
オーダーメイドをダイレクト販売で提供することで既存のPC流通網と別のところで勝負する

これもブルーオーシャン戦略の好例です。

競争をやめた時見えてくる新市場にチャンスあり!

いかがでしたか?血で血を洗うレッドオーシャンで戦い続けることを少しやめて、ブルーオーシャンを見つけるために市場を再定義すると、全く新しい競争者ゼロの世界が見えてきます。日々競争することに全力を上げているあなたも、発想を転換することによって新しい市場が見えてくるはずです。


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