IT企業は必須?「情報を育てるツール」esaとは
仕事とは、言われたことややらなければならないことばかりではありません。しかし、そのことを理解していても、日々の業務が忙しければ難しいもの。そこで、何かがひらめいたときのアイディアや考えの種のようなものを、みんなで膨らましていこうというアプリケーションが「esa」です。アイディアや考えの種のようなものがなくなってしまった会社というのは、成長も覚束ないでしょう。この「esa」は個人としてだけでなくチームとしても、新しいことを行うためのツールとして利用できます。ぜひ、活用して、会社やチームの発展に利用していきましょう。
すべてのアイディアには水や肥料が必要だ
すべてのアイディアには水や肥料が必要です。そして、全てのアイディアは最初に出てきた段階では非常に弱くもろい存在なので、多くの人が注意深くそれを育てなければなりません。この仕組みを体感的に行えるアプリケーションが「esa」です。「esa」は、初めから完成されたものを作っていくというようなものではなく、むしろ「情報やアイディアを育てていく」ということを目標に作られたアプリケーション。情報を投稿し修正を受け整理され、拡張され共有され、そうした何かしらが発生するたびに情報やアイディアはより洗練されていきます。お風呂に入りながら思いつたふとしたアイディアが、1年後に思わぬ技術開発に結び付くなどということは日常茶飯事なのです。
esaが目指すもの
「esa」が目指すものは「育てる」ということ。ここでは「esa」に導入されている基本的な3つの仕組みをご紹介します。
Share
「とりあえず不完全でも公開(Done is better than perfect)」という言葉で説明されている「Share」。情報をどんどん投稿して、どんどん多くの人に見てもらいたい。そういう思いがこの言葉に詰まっています。また、投稿の仕組みとして「Save as WIP」と「Ship It!」という2つのボタンがあります。「WIP=Work in Progress」の意味で、作業中とでも訳せるでしょうか、「途中だけど保存して公開する」という設計思想の元、WIPというグレーアウトした状態で保存されます。「Ship It!」はドキュメントやアイディアがだいたい固まった段階での投稿。この場合は、参加メンバー全員にメッセージが飛ぶようになっています。Ship It! の場合、今までどのようにWIPされてきたのかといったrevisionも記録されているため、開発設計や悩みなども共有されやすいのが特徴です。
Develop
「そのあと何度も更新して情報を育てる(Then, update it again and again, shaping it up.)」とありますが、機能としてはWIPとShip It! の使い方を意味します。基本的にShip It! で公開した情報は、すべてのメンバーがコメントアウトしたり、編集・整理したりできます。また、カテゴリわけやタグ付けなども可能なため、誰が編集したのか誰が整理したのかも簡単に見分けることが出来るのです。アイディアは出した後どのように育てるのかによって、化けたり失敗したりします。ぜひ、チーム全員でより良い形に育ててみましょう。
Archive
「情報が育ったらきちんと整理(After it has been nearly completed, they should be organized and categorized)」とあります。情報やアイディアはどのように伝えるかを考えることで完成します。同じような仕組みであっても、ある商品は成功しある商品は失敗したというようなことは日常茶飯事です。これには、アイディアや情報のコンセプトや仕組みをどのように伝えるのかによって、そのアイディアや情報が魅力的に見えるかどうかが変わってくるということでもあります。「esa」では作った情報を「スライドショー」としてアップすることも可能です。また、作った情報を外部の人にシェアすることもでき、URLを送ることで誰でも見ることが出来ます。URLの作成もボタン一つなので、手間がかかりません。このような仕組みをうまく利用していくことにより、プレゼンテーションやキーマンへの情報の提示がスムーズになるでしょう。
esaを使いこなすために必ず気を付けなければならないこと
「esa」は「情報を育てる」ツールであると説明してきました。「情報を育てる」ときに重要なことは、「否定的に見ない」ということ。一種のブレインストーミングの趣もある「esa」では、どのようなものであれ否定的なやり取りは、発展可能性をつぶしてしまう傾向にあります。せっかく出してくれたアイディアや情報を、形にする前につぶしてしまうのは残念なことでしょう。どんなアイディアや情報もできる限りポジティブに受け止める。「esa」を使いこなすためにも参加メンバーに必須の考え方です。
「esa」はいつでもどこでも、一人でも複数人でもブレインストーミングが出来るようなツールであり、個人開発の現場だけでなく会社の企画や現場でも活用できるツールです。アイディアや情報をできる限り大事に育てていくことで、成長性という実りを得られることは間違いないでしょう。できる限りポジティブに扱うという注意点に気を付けながら、使っていくことが大事です。アイディアや情報を育てることは楽しいもの。仕事に楽しさを付け加えてくれる「esa」に注目です。
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