BricsCADライセンスの種類と価格構成をわかりやすく解説|購入から認証・解除までの完全ガイド
1. はじめに|BricsCADライセンスの仕組みを正しく理解しよう
BricsCAD(ブリックスキャド)は、AutoCADと高い互換性を持ちながら、より柔軟なライセンス体系とコストパフォーマンスを実現したCADソフトウェアです。近年では、設計や製造、建築など幅広い分野で導入が進み、特に中小規模の企業を中心に注目を集めています。
しかし、「どのエディションを選べばよいのか」「シングルライセンスとネットワークライセンスの違いがわからない」「PCを入れ替えたら使えなくなった」など、ライセンスに関する疑問やトラブルも少なくありません。BricsCADを快適に使い続けるためには、ライセンスの種類や仕組みを正しく理解しておくことが欠かせません。
本記事では、BricsCADライセンスの種類・価格構成・認証(アクティベーション)・解除(ディアクティベーション)までを、初心者にもわかりやすく体系的に解説します。専門用語はできるだけ平易な表現に言い換えながら、実務に役立つポイントを丁寧に整理しています。
この記事を最後まで読めば、BricsCADライセンスをどう選び、どう管理し、どうトラブルを防ぐかが明確になり、安心して運用を始められるようになるでしょう。
2. BricsCADの主要ライセンス種類と特徴
BricsCADには、大きく分けて「製品エディション」と「ライセンス形態」という2つの視点があります。製品エディションは、搭載されている機能によって分類されており、2D作図や3Dモデリング、BIM(建築情報モデリング)など、用途に応じた構成が選べます。
一方のライセンス形態は、「どのように利用するか」という観点で分けられ、個人利用向けのシングルライセンスから、複数人で共有できるネットワークライセンスまで用意されています。
たとえば、中規模企業のIT管理者が複数部署の運用を統括する場合、同時使用の柔軟さやコスト削減を重視して、ボリュームライセンスやネットワークライセンスを選ぶケースが多く見られます。どのタイプを選ぶかは、利用人数・業務内容・必要な機能によって最適解が異なります。ここでは、BricsCADの「製品エディション」と「ライセンス形態」を順に詳しく見ていきましょう。
ライセンスの種類やエディションを混同すると、想定外のコストや運用上の手間が生じることもあります。まずは全体の仕組みを整理し、正しい選択ができるように理解を深めておきましょう。以下では、最初に機能別のエディションを確認し、その後にライセンス形態(利用方法別)を解説します。
2.1. 製品エディション(機能別)
BricsCADの主要エディションは、用途に合わせて5種類に分かれています。
すべてのエディションで共通して、DWG形式に対応し、AutoCADとの高い互換性を備えているのが特徴です。
(1) BricsCAD Lite
2D図面作成に特化した基本エディションです。標準的な設計・製図機能を備えており、AutoCADの2D環境に慣れている方であれば、操作感もほぼ違和感なく使えます。コストを抑えつつ、必要な範囲で確実に作図したい場合に最適です。
(2) BricsCAD Pro
2Dと3Dの両方に対応する、汎用性の高いエディションです。3Dモデリング機能を標準搭載し、スクリプトやAPIを利用した拡張も可能なため、業務の自動化や外部アプリとの連携を行いたい企業に向いています。2Dと3Dの作業を並行して行うユーザーにとって、バランスの取れた選択肢です。
(3) BricsCAD BIM
建築設計に特化したエディションで、BIM(Building Information Modeling)機能を中心に構成されています。壁・ドア・部屋などの建築要素をデータとして扱えるため、意匠設計から構造設計までを一元化したワークフローを構築できます。建築分野で効率的に3Dモデルを運用したい方におすすめです。
(4) BricsCAD Mechanical
機械設計や板金設計に対応するエディションです。部品の関連付けや3Dアセンブリ設計、板金の展開機能など、製造業に特化したツールを多数搭載しています。2D図面の作成と3D構造設計を一貫して行えるため、製造現場や設計部門で高く評価されています。
(5) BricsCAD Ultimate
Pro、BIM、Mechanicalのすべての機能を統合した最上位版です。建築・機械の両分野を横断して作業する企業や、社内全体で統一的なCAD環境を構築したい場合に最適です。複雑なプロジェクトでも、1つの環境でシームレスに業務を進められる点が大きな強みです。
2.2. ライセンス形態(利用方法別)
続いて、BricsCADのライセンス形態(利用方法)を見ていきます。
ライセンスは主に「シングルライセンス(スタンドアロン)」「ネットワークライセンス(フローティング)」「ボリュームライセンス(企業向け)」の3種類に分かれます。
(1) シングルライセンス(スタンドアロン)
1人のユーザーが特定のPCで使用するライセンスです。デスクトップやノートPCなど1台の端末にインストールして利用します。
別のPCで使用する場合は、ライセンスの解除(ディアクティベーション)と再認証(アクティベーション)が必要になります。
補足(2025年3月17日以降): シングルライセンスは常に1台のみ認証へ変更されました。従来のようにデスクトップとノートPCで「バックアップ認証」を併用することはできず、利用端末を切り替える際は解除→再認証によるライセンス移動が必要です。
(2) ネットワークライセンス(フローティング)
ネットワークライセンスは、社内サーバーを通して同時使用数を制御します。
たとえば10ライセンスを購入した場合、同時に10人までが使用できます。それを超えない限り、何台のPCにでもインストール可能です。ユーザーが入れ替わるチームや部署間で柔軟に利用できるため、コスト効率が高いのが特長です。ライセンスサーバーの運用が必要なため、IT部門がある企業向けです。
(3) ボリュームライセンス(企業向けライセンス)
同一法人内で複数のライセンスをまとめて購入する際に選ばれる形態です。
部署や拠点ごとに導入するよりも割安になり、管理・運用を一元化できるのが利点です。BricsCAD ProやBricsCAD BIMを全社的に統一して使う場合などに適しており、導入数に応じた割引が適用されることもあります。企業全体でライセンスを効率的に管理したい場合に最適です。
このように、BricsCADは機能(エディション)と利用方法(ライセンス形態)の2つの観点から柔軟に選択できるよう設計されています。
自社の業務規模や利用人数、必要な機能を整理したうえで、最適な組み合わせを見つけることが、コスト効率と運用性を高める第一歩です。
3. BricsCADの価格体系を徹底解説
BricsCADの価格体系は、大きく分けて「サブスクリプション(年間・期間契約)」と「永久ライセンス(買い切り)」の2種類があります。
さらに、ライセンスの利用方法によっても費用は変わり、シングルライセンスかネットワークライセンスかによって価格構成が異なります。
また、企業で導入する場合は、「BricsCADメンテナンスプラン」の有無も重要な検討ポイントです。
このプランは、製品のアップデートや技術サポートを受けられるサービスで、日本のBricsys公式案内によると、「永久ライセンス・ネットワークライセンス・ボリュームライセンスは初年度メンテナンスが必須。2年目以降は任意更新」と明記されています。
メンテナンスを契約しておくと、常に最新バージョンのBricsCADを利用できるほか、アップグレードや不具合対応などもスムーズに行えます。
以下では、契約形態別の料金特徴を整理したうえで、ライセンス形態ごとのコスト比較も解説します。
価格の仕組みを正しく理解すれば、導入時のコストを見積もりやすくなり、無駄のないライセンス運用が可能になります。
自社や個人の利用目的に合わせて、メリット・デメリットをバランスよく検討していきましょう。
3.1. サブスクリプション(年間/期間契約)
サブスクリプション契約とは、定期的に料金を支払ってBricsCADを利用する方式です。
契約期間中は常に最新バージョンを利用でき、メジャーアップデートも追加費用なしで行われます。
また、トラブルシューティングや技術サポートも常に最新の状態で受けられるため、運用面での安心感があります。
定額制のため、毎年の支出を予測しやすく、企業にとってはキャッシュフロー管理がしやすい点がメリットです。
初期費用を抑えつつ最新機能を利用できるため、短期プロジェクトや頻繁なバージョンアップが必要な業種に適しています。
ただし、契約期間が終了するとソフトウェアは利用できなくなります。
そのため、継続契約が前提の利用モデルである点には注意が必要です。
長期的に使用する場合は、サブスクリプション費用が積み重なって結果的に高額になることもあるため、導入前に総コストを試算しておくと安心です。
企業でサブスクリプションを選択する主な理由としては、
- 将来的に上位エディションへ拡張する予定がある
- 短期間で複数の案件を回すプロジェクト型業務が多い
といったケースが挙げられます。
柔軟な運用を重視するなら、サブスクリプション契約は有力な選択肢となるでしょう。
3.2. 永久ライセンス(買い切り)
永久ライセンスは、一度購入すれば契約期間に関係なく使い続けられる方式です。
ライセンス期限切れの心配がなく、安定して長期利用できる点が最大の特徴です。
たとえばBricsCAD Proの永久ライセンスを導入する場合、サブスクリプションよりも初期費用は高くなりますが、数年単位で見ればトータルコストを抑えられるケースが多くなります。特に、頻繁にバージョンアップを必要としない現場では、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。
ただし、永久ライセンスの場合、最新版へのアップデートや技術サポートを受けるにはメンテナンスプラン(保守契約)が別途必要になることがあります。
メンテナンスを契約しておくと、常に最新バージョンに更新できるほか、不具合対応やライセンス管理の相談なども受けられます。
企業全体で運用する場合には、安定稼働を重視する設計・製造・建築系の部署で特に人気があります。
複数部署や長期的なプロジェクトで利用する場合には、長期コストと運用安定性を両立できるライセンスとして有効です。
永久ライセンスにメンテナンスを追加すると、アップグレードを任意のタイミングで行えるため、
- 必要な時だけ個別にアップデートする
- 継続的に最新版を維持する
といった柔軟な運用も可能です。
3.3. ライセンス形態別の価格比較(シングル vs ネットワーク)
BricsCADのシングルライセンス(スタンドアロン)は、個人利用や特定のPCでの利用に向いており、初期費用も比較的低く設定されています。1台での運用を想定する場合は、最もシンプルで手軽な選択です。
一方、ネットワークライセンス(フローティング)は、社内サーバーで同時使用数を制御する仕組みです。たとえば10ライセンスを購入した場合、同時に10人までが使用できます。
ユーザーが10人いても同時利用が3人程度であれば、3ライセンスだけ購入することで済み、実際の稼働率に応じてコストを最適化できます。
その反面、ネットワークライセンスはライセンスサーバーの構築と管理が必要なため、IT部門を持つ中~大規模組織向けの仕組みです。個人や小規模チームでは、サーバー管理の手間を考慮するとシングルライセンスの方が運用しやすいでしょう。
導入前には、実際の利用人数や同時使用率を正確に把握することが重要です。その上で、ネットワークまたはシングルライセンスを選択し、サブスクリプションと永久ライセンスのどちらを組み合わせるかを決めると、最もコスト効率の良いライセンス運用が実現できます。
BricsCADの価格体系は、一見複雑に見えても、「利用期間(サブスク or 永久)」と「使用方法(シングル or ネットワーク)」の組み合わせでシンプルに整理できます。自社の運用環境や将来の拡張性を考慮し、最適なライセンス構成を選ぶことが長期的なコスト削減の鍵となります。
4. 最適なライセンスの選び方フローチャート

この章では、BricsCADライセンスを選ぶときに役立つ判断の流れ(フローチャート的な考え方)を紹介します。
ライセンス選定では、次の3つのステップを順に確認していくのが基本です。
① エディションを選ぶ(機能の範囲) → ② 期間を選ぶ(サブスクリプション or 永久) → ③ 利用形態を選ぶ(シングル or ネットワーク) という流れで検討すると、無理のない選択ができます。
まず、どの機能が必要かを整理しましょう。
- 2Dの基本作図だけで十分な場合は BricsCAD Lite
- 3D設計や外部アプリとの連携を行うなら BricsCAD Pro
- 建築分野でBIM機能が欠かせない場合は BricsCAD BIM
- 機械設計や板金設計を行うなら BricsCAD Mechanical
がそれぞれ適しています。また、建築・機械の両分野を横断して高度な設計を行いたい場合は、すべての機能を統合した BricsCAD Ultimate が最適です。
次に、利用期間の考え方です。
- 最新機能を常に使いたい、または短期プロジェクト中心の運用なら サブスクリプション契約
- 長期運用を前提とし、安定性とコストを重視するなら 永久ライセンス(買い切り)
を選ぶのが一般的な方針です。
最後に、利用人数や運用規模を考慮します。
- 複数部署やチームが同時に利用する大規模環境なら、同時使用制御ができる ネットワークライセンス や ボリュームライセンス
- 特定部署や個人単位で利用する場合は、手軽な シングルライセンス
を選ぶと運用効率が高まります。
このように、
必要な機能(エディション)、利用期間(契約形態)、使用環境(ライセンス形態)
という3つの軸を明確にすると、コストや運用面でのトラブルを未然に防ぐことができます。
自社の運用体制・予算・将来の拡張計画を一度整理し、それぞれの選択肢を照らし合わせながら検討していけば、最も効率的で無駄のないBricsCADライセンス構成を導き出せるはずです。
5. 購入後の完全ガイド:認証と解除の手順
BricsCADライセンスを購入したあとは、実際にソフトウェアをアクティベーション(認証)して利用を開始します。また、PCの入れ替えや故障などで別の端末に移行する際には、ライセンス解除(ディアクティベーション)を行う場面もあります。
とくに注意すべきなのは、PCを廃棄・初期化する前に解除を忘れてしまうケースです。手続きを行わないまま端末を処分してしまうと、ライセンスが無効になり再利用できなくなるリスクがあります。
この章では、よくあるトラブル例を交えながら、BricsCADの認証と解除の手順を分かりやすく整理します。また、シングル/ボリュームライセンスとネットワークライセンスでは運用方法が異なる点にも触れます。
シングルまたはボリュームライセンスでは、端末側でオンライン解除(または取り消し申請)を行います。
一方、ネットワークライセンスは、サーバー上の 「Reprise License Manager(RLM)」 で集中管理されるため、個別のPCで解除操作を行う必要はありません。
同時使用の制御や借用(チェックアウト)なども、このRLMで設定します。
さらに、トラブルを未然に防ぐために、BricsCADライセンスマネージャーで定期的にステータスを確認し、操作に慣れておくことをおすすめします。
不具合が起きた場合は迅速に対応できるよう、あらかじめBricsCAD代理店のサポート窓口を把握しておくと安心です。
それではここから、購入・認証・解除の流れを3つのステップに分けて見ていきましょう。
5.1. BricsCADライセンスの購入手順
BricsCADのライセンスは、主に以下の2つの方法で購入できます。
- Bricsys公式サイトからオンラインで直接購入する方法
- 国内代理店を通して見積もり・手配を依頼する方法
企業では、金額の管理や契約処理を代理店に任せるケースが多く、導入後の技術サポートや更新案内を含めて一括で対応してもらえるメリットがあります。
一方で、個人利用や小規模チームの場合は、公式サイトのオンラインストアから直接購入する方が手軽です。
購入時には、次の3つの選択が必要です。
- BricsCADの種類(Lite/Pro/BIM/Mechanical/Ultimate)
- 契約方式(サブスクリプション or 永久ライセンス)
- ライセンス形態(シングル or ネットワーク)
必要なライセンス本数を指定して注文を完了すると、ライセンスキー(シリアル番号)が発行されます。
企業全体で導入するボリュームライセンスを希望する場合は、代理店やBricsys公式窓口に直接問い合わせることで、まとめ買い割引や追加サポートの案内を受けられます。
5.2. ライセンスの認証(アクティベーション)手順
アクティベーションとは、購入したライセンスキーをBricsCADに登録し、使用を有効化するプロセスです。
通常はオンラインで行われ、BricsCADをインストール後に初回起動すると「ライセンスキーを入力してください」という画面が表示されます。
インターネット接続がある場合は、ライセンスキーを入力してオンライン認証を行うだけで、数秒でアクティベーションが完了します。
ネット接続がない場合は、「オフラインアクティベーション」を選択します。これはリクエストファイルとレスポンスファイルをやり取りする方法で、やや手間はかかりますが、オフライン環境でも利用可能です。
オンライン認証の際に「BricsCADライセンスエラー」と表示された場合は、
- ライセンスキーの入力ミス
- 既に別の端末で同一ライセンスが有効化されている
などが主な原因です。入力内容を再確認し、不要なライセンスを解除したうえで再試行してください。
また、BricsCADライセンスマネージャーからは、現在アクティブなキーや有効期限をいつでも確認できます。
Bricsysアカウントと連携させることで、複数ライセンスを一元的に管理することも可能です。企業管理者の場合は、これによりライセンス状況をリアルタイムで把握できます。
5.3. ライセンスの解除(ディアクティベーション)手順
ライセンス解除(ディアクティベーション)は、現在使用しているPCからライセンスを返却し、別のPCで再び使用できるようにする操作です。
PCの買い替えやOSの再インストールを行う際には、必ずこの手順を実施してください。
オンライン環境であれば、BricsCADライセンスマネージャーで「ライセンスの解除」をクリックするだけで完了します。
ただし、オフライン認証でアクティベートしたライセンスは解除できないため、解除にはインターネット接続が必須です。
もしネットワークに接続できないままPCを廃棄・初期化してしまった場合は、「取り消し(Revoke)」申請を行う必要があります。
この申請を怠ったまま端末が故障すると、代理店またはBricsysサポートへの復旧依頼が必要となり、再発行まで時間を要することがあります。
なお、「取り消し(Revoke)」手続きは、1つのライセンスキーにつき最大2回までしか行えません。
頻繁な移動や解除を繰り返さないよう、あらかじめ運用計画を立てておくことが大切です。
企業で複数ライセンスを管理する場合は、利用履歴を定期的に確認したり、ライセンスマネージャーでアクティブ数の推移をチェックするなど、棚卸しの仕組みを整えると良いでしょう。
誰がどの端末でライセンスを使用しているかを明確にすることで、トラブルを未然に防ぎ、効率的な管理が可能になります。
ライセンスを正しく解除すれば、同じキーを別のPCで再アクティベートして利用できるため、新たに費用を支払う必要はありません。
「解除 → 再アクティベート」という流れを理解しておけば、ライセンスを無駄にせずスムーズに運用できます。
6. まとめ:BricsCADライセンスを賢く選ぶために
ここまで、BricsCADライセンスの全体像を整理してきました。
機能別のエディション(BricsCAD Lite/Pro/BIM/Mechanical/Ultimate)から、利用方法に応じたライセンス形態(シングルライセンス/ネットワークライセンス/ボリュームライセンス)、さらに契約方式(サブスクリプション/永久ライセンス)まで、それぞれの特徴と違いを解説しました。
また、BricsCADの価格構成やメンテナンスプランの仕組み、導入後の認証・解除手順についても理解を深めていただけたと思います。
ライセンスを選ぶうえで最も重要なのは、
「どの機能を、どれくらいの期間、何人で使うのか」を明確にすることです。
この3つを整理すれば、自社や個人の利用スタイルに最も合ったエディション・契約・ライセンス形態の組み合わせが自然と見えてきます。
購入後は、BricsCADアクティベーション(認証)によってソフトを有効化し、PCの入れ替えや運用環境の変更時にはライセンス解除(ディアクティベーション)を正しく行うことが欠かせません。
トラブルが発生した場合は、BricsCADライセンスマネージャーで状態を確認し、必要に応じて代理店や公式サポート窓口に相談するのが安心です。
さらに、運用を安定させるうえでは、ライセンスの棚卸しやメンテナンス更新の管理も重要です。これらを定期的に行うことで、無駄な費用を抑えながら常に最適な環境を維持できます。
将来的には、BricsCADのカスタマイズ機能や教育ライセンス、アップデート管理などを活用することで、より効率的な設計環境を構築できます。
まずは本記事で紹介した内容を実践し、ライセンスの仕組みを正しく理解することから始めてみてください。
正しい知識をもとにライセンスを選び、適切に管理すれば、BricsCADを長期的かつ低コストで運用する基盤が確立できます。
その結果、業務の生産性が高まり、チーム全体の設計ワークフローをよりスマートに進化させることができるでしょう。
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