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Pythonでディープラーニングへ入門してみよう

Pythonといえば米国の人気ナンバーワン言語ですが、その理由はただPythonが使いやすい軽量プログラミング言語(lightweight language)だというばかりではありません。初心者でも入門しやすく、コンパイルの要らない軽量プログラミング言語といえば、JavaScriptやPHPなどもこの分類になりますが、Pythonは機械学習やディープラーニングなど、最先端のコンピューターサイエンティスト御用達の言語としても知られています。

この記事では、Pythonを初めた初級者でも雰囲気がわかるように、実際にPythonを使ったディープラーニングを体験するためのコツをお伝えします。

ディープラーニング(Deep Learning)と機械学習 (Machine Learning) との違い

ディープラーニングが一躍脚光を浴びたのは、2012年のGoogleの研究成果の発表でした。誰もコンピュータに”猫とはこういう動物である”と教えることなしに、コンピュータが自動的に猫を認識できるようになったというものです。
「Google、大規模人工ニューロンネットワークを用いた研究成果を紹介」

この研究は、まさに「コンピュータが自動的に猫を認識」という点で画期的でした。この点に注意してください。よく、ディープラーニングのすごさとして、「”猫とはこういう動物である”と教えることなしに」わかった点がすごい、という解説をしている記事がありますが、それは間違っています。

教えることなしに=というのは「教師なし学習」と言われ、従来の機械学習でも取り扱っています。この点を理解しておけば、Pythonでディープラーニングを体験するときに迷路に陥ったりしません。

Pythonでディープラーニングをやるはずだったのに、いつのまにか、書籍のありきたりの機械学習のプログラムをただ動かして終わってしまった・・・ということのないように注意しましょう。

Pythonでディープラーニング体験するにはTensorFlowがおすすめ

それでは、「コンピュータが自動的に猫を認識」ということを体験するためのPythonの準備をします。

さすがに旬の研究分野だけあって、続々と有益なライブラリが発表されています。その中でもインストールでドツボにはまらずに、(おそらく)最短時間で「Pythonでディープラーニング」が体験できるライブラリとしては「TensorFlow」がおすすめです。

Windowsでも比較的簡単に環境設定ができますので、下記の手順で試してみましょう。

0.Pythonが入っていない場合

ここからダウンロード
Python 3.5 from python.org

1.TensorFlowをダウンロード

TensorFlow公式サイト

2.TensorFlowTensorFlowをインストール

C:\> pip install –upgrade https://storage.googleapis.com/tensorflow/windows/cpu/tensorflow-0.12.1-cp35-cp35m-win_amd64.whl

3.Googleが用意してくれたチュートリアルを試す

TensorFlowはインストールでドツボにはまらないことで有名ですが、この記事でTensorFlowをおすすめする一番の理由はGoogleの作ってくれたわかりやすいチュートリアルを試すことができる点です。

ディープラーニングのプログラミングに馴染みがない人向けには「MNIST For ML Beginners」がおすすめです。

ぜひ、「コンピュータが自動的に猫を認識」を体験してみてください!

 

 

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