GoogleがHangouts MeetをGoogle Meetに変更 個人利用も可能に


在宅勤務や外出自粛に伴い、オンライン会議や「Zoom飲み」などをしている方も多いのではないでしょうか。
感染症が拡大する中で、ビデオ通話の重要性が高まっています。

そんな中でGoogleが、「Hangouts Meet」を「Google Meet」に名称変更しました。

今回は、そんなGoogle Meetの詳細について紹介します。

この記事を読むと以下の3つのことがわかります
①Google Meetとは
②Google Meetの主な変更点
③ビデオ通話・オンライン会議サービスの乱立と今後の展望

無料での利用も可能になったので、ビデオ通話の選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。

そもそもHangouts Meetとは?

Hangouts Meetは、G Suiteで提供されていたサービスです。
主にエンタープライズ向けに、ビデオ通話によるオンライン会議システムが提供されていました。

会議の録画や画面の共有などが可能なため、G Suiteを利用している企業や組織では手軽にWeb会議を開催することができるようになっています。

Webブラウザから利用可能で、参加自体にはGoogleアカウントは必須でない点もポイント。
社外の人とのコミュニケーションや教育機関で活用されています。

Google Meetになってからの変更点は?

そんなHangouts MeetがGoogle Meetに名称を変更したのは、2020年の4月8日。
公式発表等は特になく、Google Cloud blog上で「Google Meet」の名称が使われました*1。
それからHangouts MeetのサイトもGoogle Meetの名称へ変更されました。

ただし、名称が変更されたからとはいえ基本的な使い方は変更されていません。
Google Meetのサイトにアクセスすると、会議の開始ができます。
また、GoogleカレンダーやGmailからも従来通りアクセス可能です。

スマートフォンやタブレットからGoogle Meetに参加したい場合には、アプリから参加することになります。

では、機能面ではどのような変化があったのでしょうか。
主に2点紹介します。

個人でも利用可能になった

まずは、個人でも利用可能になったのが大きな変化です。

Googleが2020年の4月29日に発表した情報*2によると、5月の初旬よりメールアドレスさえあれば無料でGoogle Meetが利用できるようになるとされています。

記事執筆時(2020年5月11日)には、筆者の環境下では実際にGoogle Meetが個人でも利用可能になっています。
数週間をかけて利用可能にすると発表されているので、少なくとも5月中には全てのユーザーで利用可能となるでしょう。

個人向けでも機能はほとんど変わらず、複数人でのビデオ通話や画面の共有が可能です。
今までZoomを使っていた方であれば、戸惑うことなく利用できるでしょう。
ただし、背景の変更はGoogle Meet上ではできません。

Google Chromeを利用した筆者の環境下では、Snap Cameraを用いると背景の変更ができました。
もしも背景を変更したい場合には、Snap Cameraを利用するとよいでしょう。

また、2020年の9月30日までは1回あたりの使用時間に制限がありません*2。
そのため、長時間のミーティングをしたいときに重宝するでしょう。

なお2020年の10月1日からは、1回60分の時間制限がかかるそうです。
それでもZoomの40分制限*3よりは長くなっています。

G Suite Essentialsの提供開始【2020/9/30まで無料】

また、現在G Suiteを利用していない企業・組織に向けてG Suite Essentialが発表されました*4。

今までのBasicプランよりも小さな規模で利用ができるようです。
チームの共同作業などで活用でき、2020年の9月30日までは無料で利用できます。
利用したい方は、専門フォームに記入をし担当者の連絡を待ちましょう。

ただし他のG Suiteプランとは異なり、
• Googleドライブ
• ドキュメント
• スプレッド
• スライド
• Google Meet

のみの提供で、GmailやGoogleカレンダーの提供をしているという情報はありませんでした*4。

もしもGmailやGoogleカレンダーを使用したい場合には、フォームで問い合わせる際に確認することをおすすめします。
記事執筆時(2020年5月11日)現在では、詳細な機能は発表されていません。
問い合わせた方のみに情報を提供している可能性もあります。

ビデオ通話(オンライン会議)サービスの乱立と今後

最後に、Googleを含めてビデオ通話サービスが乱立していることについて触れていきます。

在宅勤務やプライベートでビデオ通話の需要が高まっている

冒頭にも紹介したように、世界中で外出の制限や在宅勤務が行われるようになりました。
実際に在宅勤務がはじまると、チャットだけではなくビデオ通話も注目されるようになったのです。

ビデオ通話になることで、PC画面の共有や直接顔を見てコミュニケーションが可能となります。
そのため、より同じ空間で業務をしているのに近い感覚で在宅勤務ができるのです。

また、プライベートでも人と会うことができないためにビデオ通話をする人が増えています。
特にZoomを用いた「Zoom飲み」や、グループ系のYoutuberがZoomやLINEビデオ通話を利用して動画を配信することも増えています。

このように、ビデオ通話の需要は感染症が拡大するに伴って急激に需要が増えているのです。

現在利用可能なビデオ通話・オンライン会議サービスは?

需要の高まりに答えるように、ビデオ通話やオンライン会議サービスは多数リリースされています。

たとえば、今回紹介したGoogle以外にも

• Microsoft(Skype、Microsoft Teams)
• Cisco Webex Meetings
• Zoom
• Whereby
• Amazon Chime
• Facebook Room
• Facetime
• LINE

など、多くの会社からサービスが提供されています。

料金やセキュリティの強固さは様々であり、利用する状況に合わせてサービスを選択している場合が多いでしょう。

Googleは、Googleハングアウト、Duoに加えてGoogle Meetを投入

ちなみに、Googleはコミュニケーションツールが混沌としています。
実は、Google Meetを使わなくても他のツールでビデオ通話が可能なのです。

たとえば、個人向けでいえばGoogleハングアウトでもビデオ通話が可能です。
パソコンからでも簡単にアクセスでき、チャット機能もついています。

また、Duoの存在も忘れてはいけません。
こちらは電話番号とSMSが必要ですが、ビデオ通話に特化したサービスです。
これまでは1対1のサービスでした。

しかし、2020年5月8日の発表*5で

• 画面上の落書きを共有できる機能の搭載
• エフェクト機能の搭載
• 最大12人までのグループ通話

がサポートされたのです。

そのため、Googleでビデオ通話をしようと思うと3つのサービスから選ばなくてはなりません。

2020年の5月7日には、Googleのコミュニケーションプロダクトチームが1つに統合されることがThe VERGEで報じられました*6。
この動きを見ると、いずれはコミュニケーションアプリが整理されていく可能性もあるでしょう。
とはいえ、Duoのアップデートを考えるとすぐにサービスが統合されるとは考えにくいでしょう。

ビジネス利用とプライベート利用のそれぞれで、サービスが淘汰されていく可能性も

Googleを含めたビデオ通話アプリは、2020年5月現在シェアを奪い合っています。

ビジネス利用ではセキュリティや安定性、画面共有や会議録画などの機能が重視されると考えられます。
Zoomでは「Zoombombing」と呼ばれる会議へのいたずらが話題となりました78。
もちろんZoomではすぐにセキュリティの強化をしたものの、今後もオンライン通話はセキュリティの脅威にさらされる可能性が高いでしょう。
そのため、ビジネスではよりセキュリティの強固なものに淘汰されていく可能性があります。

一方プライベート向けでは、気軽に使えることや無料で使えること、時間制限の緩さなどが重視される可能性があります。
また、フィルター機能やスタンプ機能など、よりコミュニケーションを楽しめるサービスが勝ち残るでしょう。

今後数年でビデオ通話やオンライン会議システムはサービスが洗練され、いくつかのサービスが大きなシェアを握ることになるのではないでしょうか。

◆まとめ
今回は、Google Meetについて紹介してきました。
Hangouts MeetからGoogle Meetに名称を変更したことからも、Googleがビデオ通話やオンライン会議に力を入れていることがわかるでしょう。
GoogleはZoomなど急成長のサービスに対抗することができるのでしょうか。

コミュニケーションサービスではGmail以外で大きなインパクトを与えられていないGoogle。
今後の動きに目が離せません。

▽Googleについての記事はこちらもチェック

GoogleがFitbitを買収?Apple Watchに対抗できるか

GooglePixel4はなぜ自社開発?スマホ参入の目的とは

Googleが開発したVR描画アプリ「Tilt Brush」で新感覚イラストレーション!

◆参考URL
1)How Google Meet keeps video conferences secure | Google Cloud Blog
2)Google Meet を、すべての人に | Google Cloud Blog
3)私のミーティングはタイムアウトしますか? – Zoom ヘルプセンター
4)Google Japan Blog: Google Meet を、すべての人に
5)New ways Google Duo helps make time together more special
6)Google unifies all of its messaging and communication apps into a single team – The Verge
7)‘Zoombombing’: When Video Conferences Go Wrong – The New York Times
8)Beware of ‘ZoomBombing’: screensharing filth to video calls | TechCrunch

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