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エンジニアは転職回数が多いほうが良い?

一般的に、「転職回数が多いと、転職に不利」と言われる。終身雇用制が大勢を占めた50年前は転職すら一般的ではなかった。
しかし、最近ではどうもその様子は変わってきている。特にITのエンジニアは「転職がかえって有利に働く」ケースも多い。

なぜこのようなことが起きているのだろうか。30年前と何が変わっているのだろうか。
推測するに、おそらくこの状況は、「世の中が豊かになったから起きている」のだろう。どういうことか。

50年前、日本は高度成長期のまっただ中だった。少し前の中国と同じ状況だ。
そのような時代では、モノがほしい人の数に比べ、モノが圧倒的に不足している。モノを買うことで、生活水準の向上が肌で実感できた、そんな時代だった。

でも、今は違う。生活は豊かになり、モノはあふれている。
生活水準の向上は多少のことでは実感できない。
皆、目が肥えているのだ。
そんな世界では、「面白いもの」しか売れない。
画一的な、平凡なものは売れない。そして、それを作り出せるのは「面白い人」だ。
では、面白い人って、どんな人?と言われたら、これは間違いなく第一条件は
「面白い経験をしている人」
「いろいろな経験をしている人」
で、間違いない。

だから、ユニークなものを作りたいと思っているエンジニアは、ユニークな技術者を求める。
転職を繰り返し、様々な経験を積んで、それに対して自分なりの見解を持っている技術者、それが今求められている技術者だ。

仕様通り作るだけなら平凡な人でもできる。でも、これからはそうではない。

転職回数なんか、大した話ではない。あなたのやってきたことと、考えてきたことのみが大事なのだ。

 

面白い経験、ユニークな考え方を持つ人、大歓迎です!

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