1. TOP
  2. ブログ
  3. 発売前のGoogle pixel6aをスペック違いのiPhone13と比較してみた

発売前のGoogle pixel6aをスペック違いのiPhone13と比較してみた

 Googleは開発者向けイベント 「Google I/O 2022」 で、新型スマートフォン「Google Pixel 6a」の詳細を発表しました。

 そこで今回は、タイトルにある通り「Google Pixel 6a」とAppleの「iPhone 13」を比較してみたいと思います。

 言うまでもなく、Pixel 6aは「廉価版」であり、iPhone 13は「スタンダードモデル」ですので、そもそも製品カテゴリーが異なります。この記事では、iPhone 13を基準として「Google Pixel 6a」がどの程度の性能なのか?という視点で比較していくこととします。

この記事でわかること

 ・Pixel 6aとiPhone 13の筐体と画面のスペック比較

 ・Pixel 6aとiPhone 13のチップ・カメラのスペック比較

 ・価格の違いについて

Pixel 6aとiPhone 13 筐体と画面のスペック比較

 Pixel 6aは現行機であるPixel 6の廉価版であり、Pixel 5aの後継機という位置付けの製品です。AppleであればSEと同じカテゴリーですので、本来であればSEと比較するのがちょうど良い機種です。

◯Pixel 6aの発売日と販売チャンネル

 日本国内での発売予定日は「2022年7月28日」となっており、予約受付は7月21日から開始されます。

 販売は、Googleストア・au・ソフトバンクだけで、残念ながらドコモや楽天モバイルでの取り扱いはありません。

 iPhone 13であれば、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルと、主要全キャリアで取り扱っているところが異なる点です。

Google Pixel 6aApple iPhone 13
発売2022年7月28日現行品
販売チャンネルGoogleストア
au、ソフトバンク
Appleストア
ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル

◯デザイン・サイズ・重量

 Pixel 6aのデザインは、Pixel 6シリーズを踏襲したものとなりました。

 幅:71.8mm/高さ:152.2mm/厚さ:8.9mm/重さ:178gで、標準的なスマホサイズです。iPhone13と比較すると次のようになります。

Google Pixel 6aApple iPhone 13
筐体サイズ幅:71.8mm
高さ:152.2mm
厚さ:8.9mm
重さ:178g
幅:71.5mm
高さ:146.7mm
厚さ:7.65mm
重さ:173g

 厚さ以外は、ほとんど変わらないサイズ感です。高さ方向の数ミリは、ほとんど気づかない程度の差ですが、厚さ方向の1.25mmは明らかにわかるぐらいの違いがありそうです。

 筐体については、Pixel 6aがiPhone 13と比べて「やや大きい」サイズ感です。

 Pixel 6aの筐体は、カメラユニット部分が黒いバー状でやや飛び出している特徴的なデザインとなっています。ちょっと前の海外アニメ「Mr.インクレディブル」の登場人物のように、目の部分だけの覆面(アイマスク)をした怪盗をイメージするデザインで、好き嫌いが別れるところではないでしょうか。

 一方のiPhone 13は、安定のデザインで誰もが知っている「これぞiPhone」です。

 高級感・ステイタス感・安心感がありますが、基本デザインは今までのiPhoneとあまり変わらないため、つまらないと感じる人もいるでしょう。

 この辺りは完全に好みの問題となりそうです。

 前面カメラはPixel 6aが「パンチホール」、iPhone 13は「ノッチ」に埋め込まれています。このノッチは、以前から評判があまり良くないのですが、Appleはなかなか改善してくれません。

 好みにもよりますが、大部分の方はパンチホールの方を支持するのではないでしょうか。

◯ディスプレイ

 普段使っている時に最も長い時間見つめるのが、当然ながらディスプレイです。そのためディスプレイの違いについては、気になるところです

 ではカタログスペックを確認してみましょう。

 【Pixel 6a】

  ・画面サイズ 6.1インチ

  ・解像度 1,080 x 2,400ピクセル(FHD+)・429 ppi

  ・アスペクト比 20:9

  ・コントラスト比  1,000,000:1 以上

  ・HDRサポート

  ・OLED(有機ELD)

  ・リフレッシュレート 最大60Hz

 ここでいくつか、用語の説明を加えておきましょう。

  解像度の「FHD+」は、フルHDサイズ(1920×1080ピクセル)を少し上回る画素数を持っているディスプレイに使われます。「フルHDよりちょっとプラス」ぐらいの意味でしょうか。

 元々画面の縦横比(アスペクト比)については、「16:9」のスマホが主流でした。最近ではやや縦長の「18:9」や「19:9」がスタンダードになり、それに合わせて画素数が「ちょっと増えた」ことから「FHD+」が使われるようになりました。

 また、429ppiは「1インチの幅に429個の画素がある」ことを表しています。この数値が大きいほど精細な表現が可能なディスプレイとなります。

 コントラスト比は、ディスプレイが表現できる「最も暗いところ」と「最も明るいところ」の比であり、この数値が大きいほど表現力の高い美しい画像を表示することができます。

 HDRは「Hyper Dynamic Range」の略であり、明るいところから暗いところまでのレンジが広く、白飛びや黒潰れしにくい精細な画像の表示ができる規格です。ISOではHDR10やHDR10+などの規格が定められています。

 リフレッシュレートとは、画面が1秒間に何回書き換わるかを表したものになります。この数値が多いほど、滑らかでスムーズな動画表示が可能です。

 ゲームや動画視聴ではもちろんですが、画面操作した際の「滑らかな操作感」にも大きく影響します。

 ではiPhone 13とPixel 6aについて、これらの項目を比較してみましょう。

Google Pixel 6aApple iPhone 13
画面サイズ6.1インチ6.1インチ
解像度1,080 x 2,400ピクセル(FHD+)、429 ppi1,170x 2,532 ピクセル(Super Retina)460ppi
アスペクト比20:919.5:1
コントラスト比1,000,000:12,000,000:1
HDR XDR
有機ELアクティブマトリクス有機ELDアクティブマトリクス有機ELD
リフレッシュレート最大60Hz最大60Hz

 画面サイズは同じですが、精細度はiPhone13が優位です。「Super Retina」は、Appleの独自用語で「人の網膜」なみの画像表現ができるとされています。

 XDRも同様にApple独自用語であり、標準規格ではありません。「HDRを超える(Xtrem HD)」という意味で使われています。

 XDRは、単にハードウェアスペックだけではなく、画像処理をするソフトウエアの性能にも大きく影響します。ハードとソフトのバランスが悪いと、十分な結果が得られないこともありますので、このあたりは現物を見て確認するのが一番確かではないでしょうか。

 サイズやリフレッシュレートなどは同等であり、精細度はiPhone13が優位になっています。

 しかしPixel 6aが、エントリーモデルの廉価版であり、iPhone 13が現行機のメインであることや価格差を考えると、Pixel 6aは十分に検討していると言えます。*注1

<h2>Pixel 6aとiPhone 13 チップ・カメラのスペック比較</h2>

 次にカメラ性能や搭載されているチップなどについて見ていきましょう。

 今やスマホは「通信手段」ではなく、「静止画・動画撮影機材」や「音楽再生機器」としての役割が増しています。特に最近では、カメラの性能がそのままスマホの魅力につながることもあり、各社がしのぎを削っている部分でもあります。

◯カメラ性能

 Pixel 6aは「12.2メガピクセル デュアル ピクセル」広角カメラ・「12メガピクセル ウルトラワイド」超広角カメラを搭載しています。デジタルズームで7倍まで拡大することが可能です。

 前面カメラ(自撮り側)は8メガピクセルで、iPhone 13と比べるとやや性能面で見劣りがします。

 動画は、4K/30fps・1080p/60fpsまで対応。スタビライザー機能対応の4Kタイムプラス動画なども撮影できます。

 ただし、写真や動画の場合はカメラ性能だけではなく、画像処理をおこなうチップ性能やソフトウエア性能にも大きく左右されます。

 ではカメラ性能について、項目別にiPhone 13と比較してみましょう。 

Google Pixel 6aApple iPhone 13
背面カメラ12.2 メガピクセル デュアル ピクセル広角カメラ、
2 メガピクセル ウルトラワイド(超広角) カメラ
デュアル12MPカメラシステム
広角、超広角カメラ
前面カメラ8 メガピクセル12MP True Depthカメラ
動画撮影背面:4K/30fps、1080p/60fps
前面:1080p/30fps
背面:4K/60fpsまで対応
前面:4K、60fpsまで対応
ズームデジタル7倍光学2倍、デジタル5倍

 カメラ性能については、背面カメラこそ同等のハードウエアスペックですが、前面カメラではiPhone 13が優勢です。また、シネマティックモードやナイトモードなど、多彩な表現ができる機能を搭載しており、総合的な性能としてはiPhone 13が圧勝といったところでしょう。

 ただし、Pixel 6aは、廉価版・エントリーモデルとしては、十分な性能を有しています。

◯搭載チップ・ストレージ・外部コネクタ など

 Pixel 6aは、Googleが独自開発した「Tensorチップ」を搭載しています。

 iPhone 13には、Appleが開発した「A15 Bionic」というチップが搭載されています。どちらも6コアで機械学習などの処理を中心に大幅に性能が向上している、と両社ともアナウンスしています。

 CPUの性能は確かに重要ですが、一般の方にとって細かな仕様については実際のところそれほど興味はないでしょう。

 一応、機械学習性能のベンチマークを比較した記事によると、iPhone 13のA15 Bionicに軍配が上がっています。しかも僅差ではなく、約71%の高い結果が出ており、多少Googleを贔屓目に見たとしても、基本性能についてはAppleの方が上と見るのが妥当のようです。

 このように基本性能では、iPhone 13に搭載されているA15 Bionicが優位ではありますが、その性能をうまく引き出すような周辺ハードウエアの設計や、アプリケーションの存在が重要となります。

 ユーザーが得られる「体験」は、このような総合的な性能に左右されるため、チップ性能だけでは一概に判断することはできません。

 機械学習の処理能力が向上することによって、それまでサーバー側で処理していた音声認識や自然言語解析、翻訳などを端末側で素早く正確に実施することができます。また画像の高度な処理ができるなど、大きな効果が得られます。

 このことについては、それぞれの端末で利用できるソフトウエアの種類や、実際の使い勝手を見てみないと判断は難しいところです。*注2

 ストレージに関しては、iPhone 13の方が選択肢が広くあります。

 Pixel 6aが128GB一択なのに対して、iPhone13は128GB、256GB、512GBが選択できます。ストレージに関してGoogleは、「必要ならオンラインストレージをどうぞ」というのがスタンスのようです。

 外部コネクタはPixel 6aが「USB Type-C」、iPhone 13は「lightning端子」です。どちらもイヤホンジャックはありません。

 コネクタについても、Appleのlightningは色々不便ですので、そろそろUSB-Cに変えて欲しいというユーザーも多いはずです。

 カラーバリエーションはPixel 6aが3色展開、iPhone 13は6色展開です。カラバリについてはiPhone 13の方が選択肢が広いですね。

 耐水・防塵性能については、Pixel 6aが「IPx6」、iPhone 13は「IP68」となっています。IP規格は、IPに続く最初の数値が防塵性能を、2番目が防水性能を表しています。xは「試験していない」ことを意味します。

 数値が大きいほど耐水・防塵性能が高くなりますので、iPhone 13の方が優勢です。

一番重要な違い 価格について

 最後に、一番重要な価格の違いについて比べてみましょう。

 Pixel 6aの端末価格は52,900円であり、iPhone 13(128GB)は98,800円です。その差は45,900円とかなりの差があります。ほぼダブルスコアです。

 この価格差を考慮すると、Pixel 6aはいろいろな面でかなり健闘していると言えるのではないでしょうか。

 そもそも同程度のクラスで比較するのであれば、Pixel 6aはiPhone SEを相手にするべきです。

 ちなみにiPhone SEの価格は128GBで63,800円ですので、Pixel 6aとの価格差は10,900円となります。このぐらいであれば「悩ましい」ぐらいの差になります。

まとめ

 今回の記事では、GoogleのPixel 6a(未発売)とApple のiPhone 13を、主にハードウエア性能についてカタログスペックで比較してみました。

 製品のグレードがそもそも違いますので、当然のことながらiPhone 13に軍配が上がるのは仕方のないことでしょう。

 しかし価格差を考慮すると、Pixel 6aはかなりいい線いってるのではないでしょうか。

 実際の購入に際しては、GoogleとAppleのどちらのサービスを良く利用するのか?携帯キャリアはどこか?カラバリやデザイン、指紋認証が使えるかどうか(iPhone 13は指紋認証が使えません)?さらに予算などが重要な判断基準となりそうです。

 もう一つ、iPhoneを新規購入するかどうかは、毎年9月の新モデル発売を待ってからが良いでしょう。Pixel 6aが7月末発売予定ですので、もう少し我慢すればiPhoneの新製品と比較することができます。

建設・土木業界向け 5分でわかるCAD・BIM・CIMの ホワイトペーパー配布中!

CAD・BIM・CIMの
❶データ活用方法
❷主要ソフトウェア
❸カスタマイズ
❹プログラミング
についてまとめたホワイトペーパーを配布中

デジタルツインと i-Constructionについての ホワイトペーパー配布中!

❶デジタルツインの定義
❷デジタルツインが建設業界にもたらすもの
❸i-Constructionの概要
❹i-Constructionのトップランナー施策

CONTACT

株式会社キャパでは、アプリの開発・改善について ご相談を承っています。

営業時間:月~金 9:30~18:00 
定休日:土日・祝


▼キャパの公式Twitter・FacebookではITに関する情報を随時更新しています!

■参考文献
注1
Apple 
https://www.apple.com/jp/iphone-13/specs/
Google
https://store.google.com/jp/product/pixel_6a_specs?hl=ja
マイナビニュース 「「AMOLED」とは – いまさら聞けないスマートフォン用語」
https://news.mynavi.jp/article/20160305-smartphone_word/
Time & Space by KDDI 「iPhone『Super Retina XDR』ディスプレイとは?意味や解像度を歴代機種と比較して解説」
https://time-space.kddi.com/ict-keywords/20201222/3029
Big SIM 「格安SIM用語辞典」
https://bicsim.com/yogo/mobile/full-hd-plus.html
iPhone Mania 「スマホ画面のトレンド、今後もより細長く高解像度に〜ただし4Kは当面普及せず」
https://iphone-mania.jp/news-421881/
注2
iPhone Mania 「Tensorチップ、AI処理性能でA15 Bionicに負ける〜Geekbench」
https://iphone-mania.jp/news-415693/
bitWave 「A15 Bionicチップの性能を解説|ベンチマークやA14 Bionicとの比較も」
https://bitwave.showcase-tv.com/a15-bionic/
ケータイWatch 「独自チップ「Tensor」を新搭載した「Pixel 6」がもたらすAI体験」
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1359798.html

    カテゴリ一覧

    PAGE TOP