Revitの利用金額は?できることや無料で利用できる方法もあわせて紹介
建物の設計や施工、維持管理などの業務で使用されるBIMソフト。その中でもトップシェアを誇るのが、Revitです。
今回は、そんなRevitの利用金額や、できることなどを紹介します。
この記事を読むと、以下のことがわかります。
1.Revitとは何か?何ができるのか?
2.Revitの金額
3.Revitの利用を迷っている場合の対処法
4.Revitを無料で利用できる方法
Revitとは?
Revitとは、アメリカのAutodesk社が開発したBIMソフトです。
BIMソフトでは、CADと同じように3次元モデルを作成できますが、CADのように2次元モデルでの作図が必要ありません。BIMの場合ははじめから3Dモデルを作成し、3次元から2次元の図面を切り出せるのです。
そんなBIMの中でも、Autodesk社のRevitは、業界関係者より高い評価を受けています。
Revitは、建築・土木・設備設計のための機能に優れており、主に下記のようなことができます。
- 柱・梁とダクト・配管などの躯体・設備が重なっていないかの確認(干渉確認)
- 建物と周辺環境の日当たりの関係性の確認
- 図面情報と一緒に、その建物に必要になる部材の個数や仕様、概算費用、修繕が必要になる時期、工程や施工に要する時間など、関連する情報の統合・管理
- 集計表や3Dビュー、レンダリングなどのドキュメント作成
- 意匠・構造・設備の設計者が、Revitの一つのモデルを共有して設計を進めることが可能
- 3次元モデルを修正すると、2次元モデル、数量表など関連するすべての情報が自動で修正可能
- Autodesk社が提供する土木・測量分野向けの「Autodesk Civil 3D」やインフラプロジェクト設計向けの「Autodesk InfraWorks」と連携可能
Revitの利用金額
Revitの利用金額は、下記です。※1
契約期間 | 価格 |
1ヶ月 | 57,200円 |
1年 | 453,200円 |
3年 | 1,359,600円 |
1ヶ月契約を1年(12ヶ月)続けると686,400円となり、1年契約を選択したほうが34%(233,200円)お得です。同じように、1ヶ月契約を3年(36ヶ月)続けると2,059,200円となり、3年契約を選択したほうが同じく34%(699,600円)お得になります。1年契約を3年続けると1,359,600円となり、3年契約を選択した場合と変わりません。
また、利用した日数分だけ「トークン」を消費する「Autodesk Flex」と呼ばれる従量課金制度もあります。事前購入したトークンと引き換えに、Revitだけに限らずAutodesk Flex社の製品に24時間アクセスできる仕組みです。必要なトークン数は製品によって異なり、Revitは1日利用に10トークンを消費します。※2
さまざまな製品を試したい場合や、たまにしか利用しない場合、臨時メンバーが加入している期間のみ利用したい場合などに便利です。
Autodesk Flexの料金は価格です。※3
契約トークン数 | 価格 | Revitのみ利用した場合の利用可能日数 |
100トークン | 42,900円 | 10日 |
500トークン | 214,500円 | 50日 |
カスタムもでき、その場合は別途見積が必要です。Revitでは1日10トークン消費するため、「Revitのみ利用した場合の利用可能日数」の算出は契約トークン数を10で割った日数となります。
Revitの利用を迷っている場合はRevit LTを試そう
Revitが高額で利用を迷っている場合は、Revit LTを試してみましょう。
Revit LTは、Revitの簡易版BIMソフトウェアで、利用金額は下記です。※4
契約期間 | 価格 |
1ヶ月 | 11,000円 |
1年 | 83,600円 |
3年 | 250,800円 |
1ヶ月契約を1年(12ヶ月)続けると132,000円となり、1年契約を選択したほうが37%(48,400円)お得です。同じように、1ヶ月契約を3年(36ヶ月)続けると396,000円となり、3年契約を選択したほうが37%(145,200円)お得になります。1年契約を3年続けると250,800円となり、3年契約を選択した場合と変わりません。
なお、Revit LTはAutodesk Flexの対象製品ではありません。
まずはRevit LTを使用してみて、もっと他の機能が使いたい場合は、Revit利用の検討をすると良いでしょう。後述しますが、無料お試しもあるので、Revit LTを契約後、Revit を一定期間無料で利用すると機能の比較もでき、お得でもあります。
Revitを無料で利用する方法
Revitには、無料で利用できる方法があります。ただし、無料で利用できるのは下記の条件に当てはまる方のみになります。
- 学生もしくは教員、学校のIT管理者である
- 30日以内の短期間だけ利用したい
学生もしくは教員、学校のIT管理者である
Autodeskでは、学生、教員、学校のIT管理者などの教育関係者に対し、教育機関限定ライセンスを提供しています。オートデスクの製品やサービスに無償でアクセスでき、1年間無料で利用できます。さらに、1年経つと課金されるわけではなく、教育機関にいる限り自動で無料更新されるのです。
詳しくはこちらをご覧ください。
30日以内の短期間だけ利用したい
Revitは、初めて利用するユーザーのために30日間の無料体験を提供しています。
30日より長く使う予定のないユーザーにおすすめです。しかし、無料体験ができるのは1アカウントにつき1度きりなので、注意しましょう。
詳しくはこちらをご覧ください。
まとめ
今回は、Revitとは何か、Revitの利用金額、無料で利用できる方法を紹介しました。
Revitは、建築・土木・設備設計のための機能に優れており、業界関係者より高い評価を受けてるBIMソフトです。
Revitの利用金額が高いと感じる場合は、簡易モデルであるRevit LTがあるので、まずはそちらを利用してみましょう。
ぜひあなたもRevitを利用してみてはいかがでしょうか?
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