コレもフリー? Bluetoothデバイスの3DCADデータあれこれ
3DCADデータを用いれば、比較的安価に製品のプロトタイプを用意できます。
また、部品のストックをせずに補修パーツを提供できるなど、注目されている分野でもありますね。
この記事では、Bluetoothデバイスの3DCADデータとその活用についてご紹介します。
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急速に広まる、3DCADデータの活用
2Dと異なり、3Dは立体的な造形ができるため、近年は幅広い分野で活用されていますね。
弊社では創業以来、CADソフトやデータをソリューションとして提供しており、注力している分野の一つです。
まずは揃えたい! 3Dプリンター
ネット上には、Bluetoothデバイスの3DCADデータが無料で公開されており、3Dプリンターさえあれば、誰でも簡単に画面上のデータを実際に出力して手に取ることができます。
弊社ブログでも、過去に3Dプリンターの機種比較、実際に制作したiPadスタンドを記事中で紹介していますので、機種選定の際にぜひ参考にしてください。
▶3Dプリンターはモノ作り革命を引き起こす事が出来るのか?
こんなデータも? ネット配布のBluetoothデバイスの3DCADデータ
キーボードやマウス、スピーカーなどのデータが配布されています。
実際に使用するためには、スイッチやBluetoothレシーバーなどを揃える必要がありますが、個人でも十分、3DCADの世界を楽しめる時代になりました。
■注意点
ネット配布のデータには、他者の権利を侵害しているものもあります。
利用に当たっては権利関係を確認し、自らの責任において出力および使用してください。
Bluetoothモジュール/レシーバーの入手
3DCADデータを用いて、Bluetoothデバイスを制作する場合に必要なのが、Bluetoothモジュールとレシーバー。
製品として開発、販売するためには別途費用が発生することなどもありますが、意識したいポイントは以下の2つです。
1.Class(通信距離)について
Bluetoothの電波がどのくらい遠くまで届くかを示すのが、『Class』です。
スピーカーやマウス、キーボードであればClass2以上を選びましょう。
Class1
電波の到達距離 最大100m
Class2
電波の到達距離 最大10m
Class3
電波の到達距離 最大1m
■ポイント
電波の到達距離が遠い程、確実な接続ができる。
Class1を選べば、室内での使用には十分すぎるほど。
2.プロファイルについて
Bluetoothのプロファイルによって、デバイスでできること(機能)が決まってきます。
音声通信やストリーミング配信など、プロファイルは多数ありますので、適切なプロファイルを持つモジュールを選びましょう。
▶Bluetoothモジュールのプロファイル(株式会社バッファロー)
▶Legacy Profile(Bluetooth SIG)
3DCADの世界を気軽に楽しめる、Bluetoothデバイスの3DCADデータについてご紹介しました。
3Dプリンターの入手やBluetoothモジュールの選定など、自作には高いハードルもありますが、少しでも3DCADの可能性を感じていただけたならば嬉しいです。
もしよろしければ、以下コンテンツも併せてご覧ください。
▶子供向けも登場した3Dプリンターが世の中に浸透しつつあるぞ
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