VRで広がる暮らし。用途に合わせたVRガジェットを比較紹介
日々の暮らしの中で、VRが積極的に活用させる場面はゲームや映画などの娯楽だけだと考える方も少なくありません。しかし、VRの活用は多岐にわたって生活を豊かにするツールとして注目したいアイテムなのです。そこで今回は、暮らしの軸となる「衣・食・住」別にVRを取り入れたライフハックをご紹介していきます。
バーチャルフィッティング・ショッピングも可能?ファッションとVRの相性とは
VRといえば、バーチャルな空間を体験できるという利点がありますが、実際にファッションとの関係性を考えた時、どのような活用ができるのか?と疑問を持つかと思われます。意外にも、海外のVR活用事例を覗いてみるその活用方法はかなり現実的なものであることが伺えます。最近では、VRのヘッドセットを通してバーチャルな空間とリアルなファッションショーを掛け合わせたリアルイベントも行われていたり、ファッションとテクノロジーの相性の良さそして需要もあるのです。
特に注目したいのは、バーチャルな空間に等身大の自分のアバターを作りそのアバターに服や服飾などをスタイリングした、バーチャルフィッティングが行えるサービスも存在します。また、そのフィッティングで気に入ったアイテムをその場で購入することも可能な決算システムも導入されたECサービスも登場しています。
IT社会となったいま、ECショップはいつでもどこでも手のひらにあるみじかなお店です。写真では伝わりきれないアイテムのサイズ感やディテールをVRで通して確認し、じっくりと自分のペースで選択できる新しいタイプのアパレルショップとなります。
食とVRの相性はいかに?食品業界も注目するVR活用とは?
VRと食の相互性に注目してみると、活発に活用されるカテゴリーで欠かせないのは「体験」「商品へのこだわり」を伝えるツールとして活用されています。海外のVR活用を見てみると、特に消費者が商品を体験するプロセスをよりみじかに感じてもらうためにVRが導入されるケースが多いようです。味や香りを通して商品の良さを届けるということが背景にあります。
日本での事例では、コカコーラ社が手がける飲料水のプロモーションの一環で、VRで産地をめぐり商品の作られる工程を消費者自身で知ることのできる施策を行ったことでも知られています。
また、商品のプロモーション以外にも食品業界で注目のVR活用は、企業の人事でも活躍します。例えば、店舗のスタッフの育成もVRがマニュアルとなってテキストを超えてトレーニングを行うことが可能です。まだ、導入している企業は少ないものの、このツールが活用されることで業界全体の店舗作りも大きく変わるのではと言われています。
住まいのお悩みもVRで解決。その活用法とは?
また、VRは建築やインテリアなど『住まい』との相互性にも長けているツールでもあります。建築業界では作業過程でVRのソフトを使ったツールが使用され始めていたりとそのVRの機能性にすでに注目の的でもあります。今回は、より日常性をもったVR活用もご紹介いたします。
特にご注目いただきたいのは、住まいの拠点を変える際に『物件探し』『不動産屋巡り』など必要な工程がかなり多いのです。しかし、VRの可能性はこうした小さなフラストレーションを解消してくれる糸口となります。物件探しもVRを活用したインタラクティブな動画で行うことができます。実際に部屋へ見に行きたいけれどわざわざ物件を見に行くほどでもないというように、気がねせずに物件を見たい方にはオススメツールになっています。
いかがでしたか?衣食住にフォーカスしたVRの活用法をご紹介いたしました。今後VRは新しいガジェットとして注目させるだけでなく、用途に応じたツールとして益々目が離せないトピックとなりそうです。