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2022年販売と噂のApple MRヘッドセットとは?そもそもMR(複合現実)って?

一時VRが話題となり、100円ショップなどでもスマートフォンを利用する簡易的なVRヘッドマウントディスプレイを購入することが出来ました。
身近に体験可能になったARやVRは総称してXR技術と呼ばれているのですが、AR/VRに並ぶXR技術として「MR」が存在します。
今回は、米国Apple社が2022年に販売すると噂されているMRヘッドセットについてご紹介します。

この記事でわかること、
・MRとは、AR/VRとの違い
・Apple MRヘッドセットとは
・他MRヘッドセットとの比較

MR(Mixed Reality:複合現実)とは

皆さんはMRについてご存じでしょうか。ARやVRと違いメディアで紹介される機会も少ないたため聞きなれない単語かと思います。
MR(Mixed Reality)とは複合現実といって、ARやVRと同じくXR技術の1つです。現実世界に仮想世界の情報を配置し、現実に存在するオブジェクトとして見たり操作したりなどを可能にします(*1)。
正直、このMRの説明を聞いて理解できた人はかなり少ないかと思いますので、次はAR/VRと比較し説明していきたいと思います。

AR/VR/MRの比較

【AR(Augmented Reality):拡張現実】
XR技術の中で、最もなじみ深い技術がARかと思います。スマートフォンで手軽に体験でき、「ポケモンGO」を始め現在では様々なアプリケーションが無料で提供されています。
AR技術は、主に「ビジョンベース型」と「ロケーションベース型」の2種類に分類されます(*2)。前者は画像認識型とも呼ばれ、ARマーカー等を用いた例があげられます。後者は、GPSなどから取得した位置情報を基に決められた位置に、情報をタブレット等の画面に表示させる技術です。

【VR(Virtual Reality):仮想現実】
VRは、ヘッドマウントディスプレイを使用し、仮想空間内にいるかのように体験可能な技術です。体験するコンテンツや映像は、CG(Computer Graphics)やRICOH THETA等の360度カメラを用いて撮影した映像を利用します(*3)。
Oculus Quest 2など、リモコン付きのヘッドマウントディスプレイの場合、リモコンで仮想空間の移動や仮想空間上のオブジェクトを操作することが可能です。
VRの特徴として、一番にあげられるのは「没入感」です。使用者を起点として自由に視点を変えられることで、非現実的な体験をすることが可能です。

【MR(Mixed Reality):複合現実】
MRは、これまでご紹介してきたAR/VRどちらの特徴を兼ね備えた技術と言えます。VR同様に専用のゴーグル型のデバイスを装着し、現実世界にCGを表示させます。CGを現実世界に表示させるという点では、ARと同様の技術と思われますが、CGへの干渉手段の点で異なります。
AR技術では、CGに対して操作を行う際は、CGが表示されているタブレット画面で操作を行うか、CGを作成している大元のPCで操作を行う以外に手段が無く、現実世界に表示されているCGに対して直接的に操作を行う手段はありません。しかし、MR技術では複数台のカメラやセンサーを活用することで、体験者は表示されているCGに対してタブレットを介さず直接的に操作することが可能になります。つまり、体験者はCGを現実世界に存在しているオブジェクトのように扱うことが可能になります。

MR技術が普及していない理由

MR技術は、産業利用としての期待が高く、教育コンテンツや営業ツールなどで導入している企業も既に存在します。しかしながら、MR技術はARやVRと比べ普及していません。その理由は2つあります。

1つ目は、MRを体験するのに使用するゴーグル型デバイスが一般向けに販売されていないことです。後に現在提供されているMRデバイスについてご紹介しますが、VR専用のヘッドマウントディスプレイと比較するとかなり高額で法人向けに販売されています。

2つ目は、MR技術の研究開発を行っている企業がかなり少なく、対象も産業向けが主であることから、一般的なメディアで情報発信されることが少ないことです。現状、産業利用を目的とした開発が主に進められており、一般向けサービスは数年後になると考えられます。

Apple MRヘッドセットとは

Apple MRヘッドセットは2022年に米国Apple社が販売すると噂されている製品です。
噂の基となっているのは、2021年4月ごろにBloomberg(*4)のApple未発表製品に詳しいMark Gurman氏が発信した情報です。
今回噂されているApple社製MRヘッドセットの機能としては、

・ハンドジェスチャー
・物体の検出
・視線追跡
・虹彩認証
・音声コントロール
・肌検出
・表情検出
・空間検出

などがあげられています(*5)。

おそらく、2022年にApple社から販売するであろうヘッドセットは、MR技術には程遠い、ARもしくはVR対応のデバイスである可能性が高いのではないかとの話も一部では予想されています。

Apple社は長期的活動として、ARやメタバースへの取り組みを行う話もあげられており、2024年には、より軽量化された第2世代のMRヘッドセットやARグラスの販売も既に噂されています。

他社のMRヘッドセットとの比較

次に、Apple MRヘッドセットと、既に提供されているMRヘッドセットを比較していきたいと思います。

HoloLens 2(*6)
開発企業:Microsoft
販売価格:約40万円~
利用シーン:製造業、医療、教育など
特徴:Windows10を搭載しており、スタンドアローンで動きます。

MREAL S1(*7)
開発企業:Canon
販売価格:約400万円~(システム一式)
利用シーン:製造業、建築、教育、営業、遠隔コミュニケーション
特徴:キャノンの光学技術や画像処理技術を駆使し、高い映像表現を実現している。

Apple MRヘッドセット
開発企業:Apple
販売価格予想:1,000$~3,000$
利用シーン予想:ゲーム、メディア消費、コミュニケーションの3つの分野

上記の販売価格や利用シーンから分かるように、MRヘッドセットは未だ法人向けの研究開発段階であり、一般向けに販売されるにはそれなりに時間要するでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、米国Apple社が2022年に販売開始すると噂されているMRヘッドセットについて、MR技術がどのような技術であるかと合わせてご紹介しました。現在、様々なWebメディアで「Apple MRヘッドセット」に関する記事が提供されていますが、Apple社が情報発信していないことから、情報は噂止まりでしかありません。
実際、一般向けにMRヘッドセットが販売されるとなれば、業界的にMR技術の研究開発がかなり進歩する可能性があるため期待値は高いです。
そのため、今後も継続的にApple社の動向を観察すると同時に、Apple MRヘッドセット及びメタバース業界についての情報収集を行っていく必要がありそうです。

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*1)MIRAI LAB 「複合現実 “MR” って何だろう?VRやARとの違いや活用方法を紹介します」
https://www.mirai-lab.co.jp/info/588
*2)TECH CAMP ブログ
https://tech-camp.in/note/technology/18791/
*3)TIME & SPACE by KDDI 「VRやARとどこが違う? MR(複合現実)の仕組みと代表例『Microsoft HoloLens』を解説」
https://time-space.kddi.com/ict-keywords/kaisetsu/20170316/
*4)Bloomberg
https://www.bloomberg.com/asia
*5)engadget 「アップルMRヘッドセットは手の動きや物体も検出可能、ジェスチャー操作もできるウワサ」
https://japanese.engadget.com/apple-mrheadset-hand-gesture-030023639.html
*6)Microsoft HoloLens 2
https://www.microsoft.com/ja-jp/hololens
*7)Canon MREAL S1
https://www.canon-its.co.jp/files/user/solution/mr/lp/

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