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BIMはforgeを使えば建築士やデザイナーだけのものではなくなる!?

建設業界において、設計から施工、管理まで3次元モデルで情報を管理できるBIMを使っている企業は増えています。
BIMによって作成された建築データは、平面的な図面と違い、誰にとっても分かりやすいという認識が広がっています。しかしそのは広がっている一方で、実際に社内でBIMを活用するのは建築士やデザイナーといった限られた人だけだと感じておられる方は少なくありません。
そんなBIMを会社全体や、さらに多くの人が活用するために役立つアイテムがあるのをご存知でしょうか?

この記事を読むと以下の3つのことがわかります。
①BIMは便利なのに限られた人にしか使われていない!?
②BIMを多くの人が活用できるアイテム「Autodesk Platform Services (旧 Forge)」とは?
③Autodesk Platform Services (旧 Forge)があれば企業同士も繋がる。

BIMは便利だけど使えない!?

BIMを活用すると、立体化された完成イメージを3次元の建築物として見ることができるだけでなく、完成イメージを立体化された3次元の建築物を見ることができるだけでなく、コストや仕上げ材、管理情報、工程といった詳細もひとつにまとめることが出来ます。
そのため専門家でなくても、建物のデザインや詳細を確認し、同じデータを見ながら打ち合わせを行うことができます。行えることから、また社内だけでなく、クライアントとの意見の違いも容易に確認できることから相違を抑えることや、プレゼンテーションを効率的に勧めるうえで重宝されています。
しかし、BIMを導入している企業の中には、BIMライセンス数が限られているため、BIMを使えるのは一部の担当者だけということは少なくありません。
ライセンス数は重要です。
なぜなら、例えば社内で10ライセンスしか取得していなければ、実際は使いたいユーザーや、使い方を知っているユーザーが20人いても、BIMを同時に使えるのは10人だけなのです
さらにましては、建物を発注したクライアント側は、BIMライセンスを持っていない場合もあり、効率的に共有することは難しくなります。

プロジェクトに関わる全ての人が持っていると効率アップ!

あらゆる工程で活用できるというBIMの機能を考えると、ある程度の制限は必要なものの、そのプロジェクトに関わる全ての人が使えてこそ、その機能の良さを発揮します。
しかし、社内でのライセンス取得数によってBIMを使える人数が制限されてしまっているため、メインで使う建築士やデザイナー、主な施工管理技士のみしかライセンスを持っていないというケースは少なくありません。
逆にライセンスはあるもののBIMオペレーター不足によって、有効活用出来ていないというケースもあります。
BIMの導入にあたり教育を実施している企業もありますが、CADソフトというイメージから、デザイナーや専門のオペレーター以外は使用することに抵抗がある社員もいます。
そのため、設計する建築士やデザイナー、主な施工管理技士が使うものであり、他の人はそれらの人を通してのみデータを確認し、また見たり修正するしかないと思っているかもしれません。
便利なはずのBIMを導入している企業でも、社内全体で活用できなければBIMの効率の良さを最大限に活かせなくなってしまうのです。

Autodesk Platform Services (旧 Forge) がBIMの良さを最大限に活かす!

社内で最大限にBIMを活用するためには、BIMのライセンスを増やすしかないのでしょうか?
しかし、図面を書くわけではもない担当者のために、CADをメインとしたBIMライセンスを取得するのは勿体ないような気がするかもしれません。
そこで活用できるのがAPS (旧 Forge)です。
APS (旧 Forge)とは、CADやCGといったデザインデータをWebブラウザ上で変換して一律に扱うことが出来る、基盤となるソフトウェアのことです。
APS (旧 Forge)はWebブラウザのある環境であれば使えるので、BIMソフトがインストールされていないパソコンでも活用できます。
BIMライセンスをもつ建築士やデザイナーが作成した図面を、管理業務の担当者などでもBIMのライセンス有無に関わらず、APS (旧 Forge)を通して図面を確認することや、コメンの書き込みといった作業を行えるようになるのです。

BIMが持ち出せる!

APS (旧 Forge)を使うことが便利な理由は他にもあります。
社外でも活用しやすくなるという点です。
BIMを利用するのは、社内だけとは限りません。
クライアント先に出向いてプレゼンテーションを行う必要がある場合やもありますし、工事が始まると施工現場でBIMデータを見ながら現場監督と打ち合わせを行うこともあります。
外出先でBIMを利用する場合も、となるとライセンスを取得しているパソコンを持ち出す必要があります。
しかしAPS (旧 Forge)を使えばWebブラウザ上でアクセスできるため、タブレット端末での確認や操作が可能です。
ノートパソコンが軽量化されているとはいえ、さらに持ち運びが便利なタブレット端末を利用できると便利です。
タブレット端末で、図面やデータを持ち出せるため、膨大な量になる紙ベースでの資料を持ち運びせずに済すみ、資料の軽量化も図れます。
また、タブレット端末で行えることは、図面やデータを確認するだけでなく、修正やコメントの書き込みも可能なので、現場で出た修正案を、その場で図面に反映させることが出来るというメリットもあります。

企業を繋ぐAutodesk Platform Services (旧 Forge)

APS (旧 Forge)は社内での活用の幅を広げるだけでなく、企業同士を繋ぐ役目も果たしてくれます。
例えば建築物が大きくなる場合、いくつかの企業が共同設計を行うこともあります。
また、建設工程には工事を請け負う外注業者との関わりもあります。
BIMの普及率が上昇しているとはいえ、大手ゼネコン以外ではBIMを導入していない建設事務所は少なくありません。
導入したいと思ってはいるもののBIMオペレーター不足や、導入にあたっての教育が行えないことによって導入を躊躇懸念する企業もあります。
また、BIM以外のCADソフトやCGソフトを利用している企業もありますし、そもそもCADを使用していない業者もあります。
比較的小さな設計事務所では、デザイン力があるものの、CADソフトが異なるために仕事を請け負うことを諦めなければいけないことさえあります。
しかし、企業ごとに使うCADソフトが違うからといって、それぞれのCADライセンスを取得するのは大変です。し、外注業者にBIMの導入を推進するのことも、は現実的ではないかもしれません。
普段CADを使わない業者にとっては、データを確認するためだけにライセンスを取得するのことはも大きな負担になる可能性もあります。
そこで活躍するのがAPS (旧 Forge)です。
APS (旧 Forge)はBIMやCIMでの採用が最も進んでいるとはいえ、BIM専用というわけではありません。
AutoCADやDXFやDWFデータなど、様々なCADデータを共有し操作できるため、異なるCADを利用する企業をAPS (旧 Forge)によって繋ぐことができます。
Webブラウザで確認できるため、BIM以外のソフトを使っている遠方の企業と直接会ってデータを提示したり交換したりしなくても、メールで送られたCADデータを、APS (旧 Forge)を通して確認することが出来るため効率化も図れます。
外注業者側も、限定されるBIMやCADソフトを導入するより、PDFやWord、Excelといった様々なデータを操作できるAPS (旧 Forge)を導入する方がメリットは高いといえます。
APS (旧 Forge)を導入することで、社内での仕事の効率化を図れるだけでなく、企業同士を繋げることが出来るのです。

まとめ
BIMは、平面化された図面データを三次元化するだけでなく、同じデータ内で仕上げ材やコスト、工程などの情報管理を行えるというメリットから導入する企業が増えています。
しかし、社内ではライセンスの数が限られることや、オペレーター不足によって全ての人が活用できていないケースがあります。
また、クライアントや協力会社、外注業者はBIMを導入していなかったり、他のCADソフトを使っていたりするため、便利な機能を共有できないという不便さもあります。

しかし、この問題はAPS (旧 Forge)を使うことで解決できます。
APS (旧 Forge)によってBIMデータを共有するだけでなく、修正を行うことが出来ますし、Webブラウザが活用できる環境であれば、どこでもアクセスが可能なので、タブレット端末での利用で資料の軽量化や工程の効率化が社内で図れます。また、様々なCADデータを共有することも可能なので、社外の企業を繋げる役目も果たしてくれます。建設業界で重宝されているBIMの機能をAPS (旧 Forge)の利用によって最大限に活かすことが出来るのです。

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