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AutoCAD 2019の特徴を機能別にまとめてみた

この記事でわかること
・autocad 2019の動作環境
・autocad 2019で追加された新しい特徴
・autocad 2019でさらに使いやすくなった特徴

autocad 2019の動作環境

AutoCADはアメリカのautodesk社が開発しているCADソフトです。バージョン2019は2018年3月24日に発売されました。

製品には
・AutoCAD 2019 including Specialized Toolsets
・AutoCAD LT 2019
・Autodesk AutoCAD for Mac 2019
の3種類があります。

LTが付いている製品は2DCADのみの廉価版になっています。
主な動作環境については以下のとおりです。

AutoCAD 2019 including Specialized Toolsets およびAutoCAD LT 2019の動作環境

こちらはWindows版のAutoCADです。*1
※AutoCAD 2019 including Specialized Toolsetsは通常「AutoCAD 2019」と呼ばれています。

・オペレーティングシステム(64ビット版のみ対応)
 Windows7SP1、Windows8.1、Windows10(バージョン1607以降)
・プロセッサ
 最小:2.5~2.9GHzのプロセッサ
 推奨:3GHz以上のプロセッサ
・メモリ
 最小:8GB
 推奨:16GB
・画面解像度
 従来型ディスプレイ:TrueColor対応(1920×1080)
 高解像度および4Kディスプレイ:
 Windows10(64ビットシステムでサポートされる最大3840×2160の解像度(対応するディスプレイカードが必要)
・ディスプレイカード
 最小:帯域幅29GB/秒の1GB GPU(DirectX11互換)
 推奨:帯域幅106GB/秒の4GB GPU(DirectX11互換)
・ディスク容量
 6GB
・ブラウザ
 Google Chrome(AutoCAD Web用)
・ポインティングデバイス
 マイクロソフト社製マウスまたは互換製品
・.NET Framework
 .NET Framework 4.7

Autodesk AutoCAD for Mac 2019の動作環境

Mac版はこちらです*2

・オペレーティングシステム
 macOS Big Sur v11、macOS Catalina v10.15、macOS Mojave v10.14、macOS High Sierra v10.13、macOS Sierra v10.12
・モデル
 Mac Pro 4.1以降、MacBook Pro 5.1 以降、iMac 8.1 以降、Mac mini 3.1 以降、MacBook Air 2.1 以降、MacBook 5.1 以降
 ※MシリーズチップのMacモデルは未サポートです。
・CPUの種類
 64 ビット Intel CPU (Intel Core Duo CPU、2 GHz 以上推奨)
・メモリ
 最小:3GB
 推奨:4GB
・画面解像度
 TrueColor対応(1280×800)
 推奨:Retina搭載の2880×1800
・ディスク容量
 3GB
・ポインティングデバイス
 Apple Mouseまたはマイクロソフト社製マウスまたは互換製品
・プリンタ
 Mac OS X 互換プリンタ
・ブラウザ
 Safari 5.0 以降
・OSの言語
 Mac OS X でサポートされるすべての言語のオペレーティング システム

なお、Mac版のAutoCADにはWindows版で使える機能のすべてが移植されているわけではありません。Macユーザーが使いやすいユーザインターフェースになっていますが、一部使えない機能や、互換性を維持するためにMac版では動作しないシステム変数などがあります。*3

autocad 2019で追加された特徴

AutoCAD 2019では様々な特徴が追加されています。

・パフォーマンス改善
 2Dおよび3Dグラフィックスの描画速度が向上しました。autodeskのテスト環境によると、図面の画層、線種のプロパティなどを変更するコマンドが4秒から0.64秒に短縮されたそうです。また、「クイック上書き保存」コマンドは1.4秒から0.5秒に、「再作図」コマンドは0.7秒から0.1秒と様々なコマンドが素早く動作するようになっています。

・図面比較
同じ図面の改訂箇所や異なる図面間の違いをハイライト表示することが出来るようになりました。修正箇所のピックアップに大きな威力を発揮します。

・AutoCAD Web およびモバイルに保存
このバージョンから「Webおよびモバイルに保存」することが可能になりました。AutoCADが用意しているクラウドストレージに保存することにより、スマートホンやタブレットなどからインターネット回線経由で図面にアクセスすることができます。

・共有ビュー
こちらもAutoCAD 2019での新しい特徴です。
DWG/DXF図面を提供することなく、デザインを別のユーザーと共有することが可能です。
仕組み的には図面ファイルから設計データを抜き出し、これをクラウド上に保存します。そして、共有するためのリンクを生成します。
別のユーザーは受け取ったリンクをWebブラウザで開くことによりビューの表示、確認、コメント入力などが可能になるという特徴があります。

AutoCAD 2019.1 Updateで追加された特徴

ここでは、AutoCAD 2019の最終リリース版である「AutoCAD 2019.1 Update」での特徴について説明します。*4

・ヘルプ システム
 多くのヘルプダイアログにコマンドのUIが表示されるようになりました。ヘルプを見て「このコマンドってどこにあるんだろう」と探すことなく、直感的に操作することが可能になりとても便利です。

・アイコンの更新
高解像度モニターをお使いの場合、各アイコンの色調が統合されてよりわかりやすくなりました。

【まとめ】
AutoCADはほぼ毎年バージョンがリリースされています。2021年1月現在ではAutoCAD 2021が最新バージョンになります。
2021年1月現在のautodesk社のアカウント管理によると、サブスクリプションや保守プランでご契約の方は3世代前までのバージョンを使用することが可能です(製品により違いがあります)。

またAutoCAD 2011以前のバージョンをお持ちの方は2021年3月からは製品のアクティベーションができなくなります。このバージョンをお使いの方はご注意ください。*5

今後は利用者にとっても、開発者(販売者)にとってもバージョン管理が容易になる、サブスクリプションによるアプリケーション利用が一般的になっていくものと思われます。


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参考URL
AutoCAD 2019 including Specialized Toolsets の動作環境1 https://knowledge.autodesk.com/ja/support/autocad/learn-explore/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/JPN/System-requirements-for-AutoCAD-2019-including-Specialized-Toolsets.html AutoCAD for Mac 2019 の動作環境2
https://knowledge.autodesk.com/ja/support/autocad-for-mac/learn-explore/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/JPN/System-requirements-for-AutoCAD-for-Mac-2019.html
AutoCAD for Mac と Windows 版 AutoCAD の違い3 https://knowledge.autodesk.com/ja/support/autocad-for-mac/learn-explore/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/JPN/How-is-AutoCAD-for-Mac-different-from-AutoCAD-for-Windows.html AutoCAD 2019 の新機能4
https://knowledge.autodesk.com/ja/support/autocad/learn-explore/caas/CloudHelp/cloudhelp/2019/JPN/AutoCAD-Core/files/GUID-4B04BE19-E966-4EE1-A21D-D00540BFE635-htm.html
前バージョン ライフサイクルのお知らせ*5
https://knowledge.autodesk.com/ja/support/autocad/learn-explore/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/kA93g0000000bvm.html

 

 

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