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Googleトラベルの便利な使い方を覚えて旅行計画を立ててみよう!

 何か面白いことでも始めたいと考えているけれど、新型コロナの拡大でなかなか外に出ることもできないし…
こんな時だからこそ、Googleトラベルの使い方を覚えて、コロナ収束後、堂々と移動できるようになってからの旅行計画でも立ててみてはいかがでしょう。

この記事でわかること
 ・Googleトラベルの新機能について
 ・Googleトラベルを使っての旅行計画の立て方
 ・旅行分野にも影響力を発揮し始めたGoogle

新型コロナ対応の情報収集もできるGoogleトラベルの新機能

 
 新型コロナ流行からすでに2年目に入り、週末の居酒屋やコンサート、たまの旅行といった気分をリフレッシュするための大切なイベントができない状態が続いています。居酒屋は家飲みで、コンサートはオンラインでも楽しめますが、旅行だけは実際に現地に行くことができないため、なかなか代替の手段がありません。

 そろそろ巣ごもりも限界であり、日に日に「旅行熱」が高まってくるのを抑えることが難しくなっています。とはいうものの、2021年8月現在、新型コロナは未だ収束の兆しを見せず、とても気軽に出かけられる状態ではありません。

 「旅行に行きたい!」そんな想いを抱えている人が多いというのが、旅行・レジャー予約サイトを運営する「KLOOK」の調査にもあらわれています。調査対象者の8割が「旅行意欲が高まる」と回答していることが明らかになりました。
 人の移動に制約をかけるということが、今回の新型コロナの一番厄介なところでもあり、人々に我慢を強いている状況です。*注1

 「出かけたい」でも「出かけられない」。そんな気持ちで毎日悶々と過ごしても仕方ありません。思えば旅行と言うと、出かける前の計画段階でも十分に楽しめていました。
 今すぐに出発するのは無理ですが、プランニングだけなら問題ないはずです。せっかくですから、この機会に旅行プラニングに便利なツールの使い方を覚えてみてはいかがでしょう。

 旅行は行く時だけ楽しいのではなく、どこに行こうか?何をしようか?など計画をしている時間も楽しいものです。宿泊するホテルやフライト、現地での観光地や美味しい食事など、使えるツールを活用して盛りだくさんのプランニングをすることで、旅行に行った気分にもなり十分に楽しめますよね。

Googleが新型コロナ関連の情報を提供

 そこで出番になるのが、今回ご紹介する「Googleトラベル」です。以前のGoogle Tripsから、さまざまな関連サービスを統合する形でリニューアルされました。
 旅行のプランニングに必要なフライトや宿泊先の手配、さらに周辺情報やスケジュールなどを一括で管理できるようになり、便利さを増しています。

 Google Tripsは、スマホアプリでも対応していたのですが、「Googleトラベル」になってからはWebサービスのみになったのがやや残念です。しかし、スマホでもデスクトップ端末でも同じ使い勝手ですので、慣れてしまえば不便さはありません。
 「Googleトラベル」では、さすがGoogleというべき部分が随所に見られます。例えば、今一番気になる新型コロナ関連の情報についても、訪問予定地域での発生状況やホテルでの感染対策なども提供されています。これなら、安心して旅行プランを立てることができそうです。*注2

Googleトラベルを使って旅行計画を立ててみよう

シンプルで利用しやすいけれど、一つだけ注意すること

 では具体的に「Googleトラベル」を使った旅行計画の立て方について見ていきましょう。
 「Googleトラベル」は、シンプルで使いやすいメニュー構成になっていますので、この記事をご覧の方であればマニュアルなしでも問題なく使えるでしょう。
 しかし、一つだけ注意すべき点があります。それは、『Googleのアカウントでログインしてから利用すること』です。
 
 Googleの検索画面を表示して、右上のGoogleアプリ(9つのドットアイコン)をクリックすると、プルダウン表示の中に「旅行」が含まれています。それが本稿でご紹介しているGoogleトラベルです。
 クリック(スマホならタップ)すると、「Googleトラベル」のトップページが表示されます。この時に、ご自分のGoogleアカウントでログインしておくことが必要です。
 さらに宿泊やフライトの手配をする際には、連絡先をGmailに設定します。Gmailに設定しておくことで、Gmailで受信した情報をGoogleが自動で収集し、Googleトラベル上に反映させてくれます。
 そのため、手作業の負担が減り、過去に行った旅行に関しても自動で記録が残るため、非常に便利に使うことができます。

 これまでは、個別にフライトや宿泊のサービスを使って予約し、さらに確認メールを開いて手動でスケジューラーへの登録が必要でしたが、Googleアカウントを使うことで一連の作業を自動化してくれます。
 ちょっとした手間の削減ではありますが、慣れてくると他のサービスを利用した時に意外に面倒に感じてしまうくらい便利な機能です。*注3

旅行プランを立ててホテルやフライトを予約

 では早速旅行プランを作成してみましょう。
 PCでもモバイル端末でもWEBシステムですので、基本的なメニュー構成や操作方法は同じです。アプリだとメニューが違うこともありますがWEBシステムの場合、統一したUIで操作できるため、慣れると迷わずに操作することができます。

 基本的な流れは非常に簡単です。まずは、画面に出てくる「旅行の作成」ボタンをクリックします。
 「旅行の作成」ページに移動しますので、そこで「目的地」と「日程」を入力し、「保存」をクリックします。今回はデモとして「沖縄」「10月10日から10月14日」としてみます。

 2021年8月現在では各地に緊急事態宣言が出されており、とても旅行を楽しむような状況ではありません。しかし、希望を込めて10月ぐらいの秋の行楽シーズンには事態は収束し、日常を取り戻しているとしてプランニングを楽しんでみましょう。

 上記の操作で、沖縄旅行のプランが設定されます。まだ中身は何も決まっていませんが、画面を確認すると「10月の平均気温」など気候に関する情報や。「沖縄県におけるCOVID-19の状況」など沖縄に関する情報が表示されるようになります。
 さらに画面をスクロールしていくと、「沖縄周辺のおすすめのスポット」が表示されますので、いよいよ旅行の中身を選ぶことができるようになります。

 Google Mapという世界最強のMapサービスを提供しているGoogleです。このMapとの連携は強力な武器となって、旅行プラン作成や実際の行動の際に役立ってくれます。
 では、観光スポット情報で表示される「沖縄美ら海水族館」をクリックしてみましょう。GoogleがWEB上から収集してきた画像やWikipediaの記事、さらにクチコミなど豊富な情報を閲覧することができます
 「保存」ボタンを押すと、Google Map上にマーキングされるため、実際の移動の際にも便利です。

 他にも、「おすすめポイント」「おすすめのスポット」などのレコメンド機能や、「お子様連れ向きのお店」「アウトドア」「歴史」といった目的別の検索機能などがありますので、自分に合った観光プランを立てるのに役立ちます。

 画面左側に目を向けると、「旅行」「目的地を検索」「観光スポット」「フライト」「ホテル」「民泊」というメニューがあります。(モバイル端末だと画面中央に表示)
 行き先が決まったら、フライトと宿泊の予約をしておきましょう。「フライト」をクリックすると現地までの航空便を一覧で表示してくれます。
この時Googleアカウントの登録情報を元にして、すでに出発地が入力されており、ユーザーの居住地になっているはずです。
 このように、自動的に入力される情報が、ユーザーごとにカスタムされているというのもGoogleアカウントを利用するメリットの一つです。
 もし居住地と異なる場所から出発するのであれば、変更することも可能です。今回はデモとして「福岡空港」を出発地にしてみましょう。
 出発地:福岡
 目的地:沖縄
 出発:10月10日
 帰路:10月14日
 このような条件の航空券を検索することができます。

 PCであればこの時、Mapとフライトの候補が表示されます。モバイル端末だと、フライト候補だけが表示されます。今回の場合「peachの9,681円」が最安値となっているようです。
 クリックして先に進むと、いくつかの予約サイトが表示されます。GotoGateやExpedia、skyticketなどのフライト予約サイトから、peachなどの航空会社も表示されますので、普段自分が使っているサイトを利用すると良いでしょう。
 最初に注意した通り、ここでの連絡先メールアドレスはGmailに設定することを忘れないようにしましょう。

 実際にpeachの予約サイトに移動してみると、Googleで表示された金額と異なるプランが選択されている場合があります。
 Googleの表示はあくまで目安であることに注意し、実際の予約サイトで料金や内容を確認してフライト予約をしていきましょう。
 今回のデモの場合、キャンセル時の返金なしという「シンプルピーチ」を選択すると、片道運賃が4,090円、諸税・空港使用料が230円であり、往復分で8,640円となっていました。

 さて、次にホテルの予約をして見ましょう。
 「ホテルメニュー」をクリックし、「☆4つ以上」でフィルターをかけるといくつか候補が示されます。その中から「オキナワグランメールリゾート」を選択してみます。
 「概要」「料金」「レビュー」「立地」「詳細」「写真」というメニューから内容を確認することができます。

 今回は29,040円で楽天トラベルから予約できることがわかりました。ユーザーのレビューの内容も良く、プールもあるので水着を持っていくことにしましょう。10月ですが平均気温は22度以上あるため、天気に恵まれればきっと利用できるはずです。
 他にもBooking.comやHotels.comなど、いくつかの予約サイトが表示されますので、これも普段利用しているところで予約することができます。

 表示される画像や情報は、Googleがネット上から収集してきたものが含まれますので、旅行会社が選択した恣意的なものと異なり、リアルな情報を比較しながら選択することができます。
 世界中のありとあらゆるものをデータ化し、ユーザーが利用しやすい形で提供することを使命として掲げているGoogleだからこその特徴です。

 普段であれば、旅行会社で契約する前にネット検索などで情報を収集し、色々比較した上でプランニングしますが、その手間がGoogleトラベルであれば一連の流れで完了することが可能です。
 これぞ求めていたサービスであり求めていた機能です。しかも、Gmailと連携することで、予約確認メールなどから自動で情報を収集し、まとめてくれるという便利さも魅力です。

旅行分野にも影響力を発揮し始めたGoogle

 Googleは、ホテル予約リンクの無料掲載をはじめました。
 一般的にこのようなまとめサイトは、掲載料や広告料、もしくは誘導による手数料などを収益ポイントとしています。
 Googleはそのうちの一つである掲載料を無料とすることで、より多くの情報を集める方向に舵を切りました。
 ユーザーにとっては、掲載料によって表示の優劣が異なるサービスより、はるかに多くの情報にアクセスできるようになります。

 Googleは早くも、アフターコロナを見越した戦略を着々と進めており、旅行が本格的に再開されるタイミングでこのサービスがユーザーに訴求することを狙っています。
 今回のGoogleトラベルは、旅行関連サービスを重要な成長分野と見込んだ上で、ネット上のでトラフィックを最大化するための取り組みと捉えることができます。
 現在いくつも存在する同種のサービスにとっては、脅威となり得るのではないでしょうか。*注4

 今回の記事では、Googleトラベルの特徴や使い方についてまとめてみました。今後も情報が充実し、サービスの質が高まることが確実であり、旅行好きにとって欠かせないツールとして進化していくでしょう。
 お家時間を楽しく過ごすため、事態が改善した時に思い切りレジャーを満喫するためにも、今のうちにあれこれ思いを巡らせて旅行プランを立てておくのも良いでしょう。ぜひ一度、アクセスしてみてください。

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注1
PRTIMES 「コロナで旅行『計画倒れ』経験者7割、それでも「昨年より旅行意欲高まる」との回答8割」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000029470.html
注2 
Travel Voice 「グーグル、旅行サービス新機能を続々投入、キャンセル無料のホテル・民泊を検索できる機能など」
https://www.travelvoice.jp/20200820-146883
Tech Crunch 「GoogleがGoogle Travelで新型コロナ関連の健康・安全情報を提供へ」
https://jp.techcrunch.com/2020/11/11/2020-11-10-google-adds-covid-related-health-and-safety-info-to-google-travel/
注3
Google トラベル
https://www.google.com/travel/
Google Travel ヘルプ
https://support.google.com/travel/answer/9098125
Tech Crunch 「Googleの旅行プランニング機能がGmailと統合されて便利になった」
https://jp.techcrunch.com/2019/05/15/2019-05-14-google-makes-travel-planning-easier/
注4
Tech Crunch 「Googleトラベルでホテル予約リンクが無料掲載可能に、アフターコロナでの成長を見込んで」
https://jp.techcrunch.com/2021/03/11/2021-03-09-after-similar-moves-for-shopping-and-flights-google-makes-hotel-listings-free/

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