技術者が持つべきコミュニケーション能力とは何か。
技術者であってもコミュニケーション能力を身につけるべきだ、という話はよく聞きます。
しかし、ほとんどの技術者は、「我々は、営業のように顧客とコミュニケーションを取れない」というのではないでしょうか。もちろんこれは正しい理解であり、技術者が営業のように振る舞うことなど誰も期待はしていません。
では、技術者が持つべきコミュニケーション能力とはどのような能力なのでしょうか。
一言で言えば、営業の持つコミュニケーション能力が、「伝えること」を主眼としていることに対し、技術者のそれは「理解すること」に重点が置かれていると行ってよいでしょう。
営業の目的は、シンプルに言い切ってしまえば「買ってもらうこと」にあります。そして、買ってもらうためにコミュニケーション能力が必要なのです。したがって、「伝わる言葉」「わかり易い言葉」「メッセージ性」がコミュニケーション能力に要求されます。
それに対して技術者の目的は何でしょう。これは、「顧客に満足してもらうこと」といっていいでしょう。満足をしてもらうためには顧客の要望を把握する必要があります。
したがって、技術者のコミュンニケーション能力とは「顧客の要望を理解する能力」と言い換えてもよいでしょう。
そのため、「本音を聞き出す」「詳細に聞き出す」「適切に質問する」といった能力に主眼が置かれます。もちろん営業にも必要な能力ではありますが、より技術者に近い能力と言えます。
では、こういった能力を磨くには、何をすべきでしょうか。
「聞き出す力」はやはり顧客との話の中で培われるものです。したがって、ある程度キャリアを積んだら、顧客へ営業同行し、積極的にインタビューの経験を積むことが最も近道です。
よく「社内で開発だけやりたい」という技術者がいますが、自分のキャリアの可能性を狭めるだけであると言えます。
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