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初心者必見!日本語対応の簡単図面無料ソフト5選【2025年版】

1. はじめに

図面作成というと、難しそうな専門技術を連想するかもしれません。しかし実際には、初心者向けCADや簡単に図面作成ができるツールが数多く出回り、日本語対応のCADも多数存在しています。建築設計ソフトや家具設計ソフトといった言葉を耳にすると、「プロ向け」「高度な知識が必要」という印象を持つ方もいるでしょう。

しかし、近年では無料CADソフトが充実し、商用利用が可能なCADも手に入りやすくなりました。図面作成ソフト自体の操作も直感的になり、CADチュートリアルやCADマニュアルといった学習資料も豊富にあるため、初心者でもスムーズに学べる環境が整っています。

これからご紹介する日本語対応のCAD無料ソフトを使えば、学校の課題や職場でのトレーニングはもちろん、趣味のDIYや家具配置シミュレーションにも活用できます。実際に取り組んでみると、思ったよりシンプルで、CADソフトのダウンロードやCADソフトのサインアップの手順も簡単です。

本記事では、初心者がつまずきそうなポイントを押さえながら、図面作成の基礎や無料図面ソフト比較の観点、さらには実際のCAD活用事例までまとめました。

2. 図面作成の基礎知識

図面作成に必要な要素は、平面の構造を正しく読み取り、形状や寸法を的確に示すことにあります。初心者向けCADソフトを使用しても、基本的な理解がなければ混乱してしまうこともあるでしょう。

そこで、まずは図面作成がなぜ重要なのか、そして日本語対応のCADを選ぶ際にどのようなポイントを確認するとよいかを見ていきます。建築設計ソフトや2D CADソフト、3D設計ツールなど、さまざまな選択肢がある中で、自分に合ったソフトを選択するための基礎知識をしっかり身につけましょう。

図面はコミュニケーションツールとしても重要であり、それがあれば誰が見ても立体的なイメージを共有できます。こうした強みを生かすためにも、まずは基本をおさえておくことが大切です。

これから解説する内容を押さえておくと、初心者向けCADの学習効率も上がり、後述するようなインストールが不要なCADやオンラインCADを使いこなす上での大きな助けになります。

2.1. なぜ図面作成スキルが重要なのか

図面作成スキルを身につけると、建築設計や家具設計、あるいは機械部品のレイアウトなど、幅広い分野で役立ちます。たとえば建築系学校に通う学生や新入社員は、CAD教育の機会が多く与えられますが、授業や研修だけでなく、自主学習の時間に無料CADソフトを使うことで飛躍的にスキルを伸ばせます。

さらに、大まかなフローチャートを作成したり、アイデアの段階でラフスケッチを共有する際も、図面があると話がスムーズに進むのです。会議や打ち合わせで自分の考えを正確に伝えるためにも、一度覚えておけば長年にわたって活用できるでしょう。

実務では協力会社や取引先とのやりとりが増えるほど、寸法や形状の相違が深刻な問題となるケースも見受けられます。図面を使った明確なコミュニケーションを行えるようになれば、プロジェクト全体の効率改善やトラブル防止にもつながります。

このように図面作成の基礎を身につけることで、将来的により高度なCADソフトへのステップアップもしやすくなるのです。

2.2. 図面ソフトの選び方のポイント

最初に確認しておきたいのは、ソフトが日本語対応かどうかです。インターフェースやヘルプがすべて英語だと、初心者にはハードルが高いでしょう。日本語のマニュアルやチュートリアルが整備されていれば、途中で迷ったときにもスムーズに解決できます。

次に、学習資料の充実度やコミュニティの広さもチェックしましょう。ユーザーフォーラムや動画チュートリアルなど、疑問を解消する方法がたくさんあるソフトは、独学でも取り組みやすいです。特にJw_cadやLibreCADなどは国内で利用者が多く、検索すれば参考情報が豊富に見つかります。

また、オンライン型なのかオフライン型なのかも考慮してみてください。インストール不要なCADは手軽ですが、常にネット接続が必須となる場合があります。一方、オフライン型はネット環境のない場所でも動作可能なので、外出先や現場作業が多い方には有利です。

最後に、使用目的に合った機能が備わっているかを見極めることが大切です。間取りメインの設計無料ツールなのか、2D CADソフトとして部品図に強いのか、3D設計ツールのほうが向いているのか、目的に合わせて選ぶと失敗しにくいでしょう。

3. 初心者向け無料図面ソフト5選

ここからは、初心者でも使いやすい無料CADソフトを5つ紹介します。それぞれの強みや対応プラットフォーム、具体的な特徴を見比べることで、自分の用途に合ったソフトを探してみてください。

ソフト名主な用途特徴対応環境日本語対応
Jw_cad建築・土木の2D図面国内定番、豊富な解説書・動画ありWindows(オフライン)
LibreCAD部品図・教育用2D CAD軽量・マルチOS対応、オープンソースWindows / Mac / Linux(オフライン)
Draw.io配線図・レイアウト図ブラウザ操作、テンプレート豊富ブラウザ / Windows / Mac(オンライン)◎(UI選択可)
Floorplanner住宅間取り・内装配置直感操作・3D表示対応、日本語UIブラウザ(オンライン)
HomeByMe住宅・部屋の3Dインテリア設計視覚的な3D設計、SNS共有も可能ブラウザ(オンライン)◯(一部対応)

ご紹介するのはJw_cad、LibreCAD、Draw.io、Floorplanner、HomeByMeの5つです。これらは検索すればすぐにCADソフトのダウンロードまたはサインアップができるほど、利用者も多く無料の図面ソフトの比較でも話題の存在です。

日本語対応のCADとしても評価が高く、商用利用が可能なCADやオンラインでインストール不要なCADなど多様な形態があります。それでは、各ソフトの特徴を順番に見ていきましょう。

たとえば建築関連のプロジェクトで使いたいのか、家具レイアウトを検討したいのかによって、最適なソフトは変わってきます。ここでは基本的な機能面や使い勝手に注目しながら、それぞれのおすすめポイントをまとめました。

3.1. Jw_cad:建築・土木設計の定番

Jw_cadは、国内で広く支持されている2D CADソフトです。建築や土木分野での利用が特に多く、図面作成ソフトとしても歴史があります。無料でダウンロード可能であり、商用利用も認められています。

日本語のマニュアルや解説書が充実し、初心者向けのチュートリアル本も数多く出版されているため、独学でも習得しやすいといえるでしょう。線や円、寸法など必要最低限の基本機能がそろっており、建築設計ソフトとしての使い方を身に付けるにはうってつけです。

また、図面を細かく仕上げたいユーザー向けに、レイヤ管理や便利なコマンドが用意されています。国内の学校や企業でも導入実績が高く、多くの先輩ユーザーがいる点も安心材料です。

一方で、最新バージョンへの更新情報も常にチェックしておきましょう。コミュニティサイトなどでジュニアユーザーの疑問を解決したり、CAD活用事例を学べたりするので、学習意欲を高めながらステップアップするのに最適です。

3.2. LibreCAD:オープンソースで学ぶ

LibreCADは、オープンソースで開発された2D CADソフトです。Windowsだけでなく、MacやLinuxといった複数のプラットフォームに対応しており、幅広い環境で利用できます。無料でありながら、商用利用も可能という点も大きな魅力です。

簡単な図面作成に必要な基本機能を備えつつ、プログラムが軽量なので、旧型のPCでも動作しやすいという特長があります。日本語のオンラインドキュメントや書籍もあるため、初心者が試しに導入するケースが増えています。

また、LibreCADはユーザーフォーラムが世界規模で展開されており、困ったときに質問しやすい点も心強いです。個人の学習から小規模事業者の図面作成まで、低コストで導入できるため、CAD教育を始めるうえでも注目されています。

常にコミュニティベースで改良が進められているので、CADソフトの更新情報をチェックしつつ、最新版での新機能を試してみるのも楽しいでしょう。

3.3. Draw.io:直感的なフローチャート作成

Draw.ioは、ブラウザ上で動作するオンラインCADともいえる存在で、もともとはフローチャートやネットワーク図、組織図などを作成するツールとして知られています。日本語UIに切り替えることができるため、使い方がわからずに戸惑うことも少ないでしょう。

インストール不要なCADとしても魅力が高く、GoogleドライブやOneDriveなど各種クラウドサービスと連携することで、データの保管や共有が容易に行えます。簡単な図面作成レベルであれば、無料版の機能だけでも十分です。

建築や内装設計のように高精度な寸法が求められるケースにはやや不向きかもしれませんが、初期段階のレイアウト案や配線図のイメージを共有する際にはとても便利です。

成果物をPDFや画像ファイルとして出力できる点も活用しやすいポイントです。社内プレゼンで使うおおまかなレイアウトや簡易資料としてDraw.ioの恩恵を受けている企業も多いようです。

3.4. Floorplanner:間取りと内装の設計

Floorplannerは、ブラウザで動作する間取り作成に特化した設計無料ツールです。操作画面を日本語化できるうえ、3Dビューもあるため、家のイメージを立体的に確認できます。特に不動産関連やインテリア関連の方にとっては、無料図面ソフトの常連ともいえます。

ドラッグ&ドロップの操作が中心なので、初心者向けCADというより、さらに簡単なインテリアレイアウトツールを探している方にぴったりです。部屋の大きさや壁の配置、家具レイアウトなどを視覚的に組み合わせながら設計できるため、直感的に使いこなせるでしょう。

ただし無料版には保存できるプロジェクト数に制限があるため、仕事の商用利用が多い方は別の有料プランを検討するか、Jw_cadなど他の2D CADソフトと併用する形がよいかもしれません。

ネット環境が必要という点には注意が必要ですが、チームで同時に閲覧や編集ができるのはオンラインならではのメリットです。

3.5. HomeByMe:3Dで夢の家を設計

HomeByMeは、3D設計ツールとして人気を集めるWebサービスです。一部が日本語対応しているため、簡単な操作方法やヘルプを日本語で閲覧できます。ドラッグ操作で壁や家具を配置し、家全体のレイアウトを想定できるため、初心者向けCADよりも視覚的にわかりやすいかもしれません。

操作画面が洗練されており、3Dモデルの形状や質感を自由に変更できます。インストール不要なCADとしても評価されており、個人ユーザーが自宅のリフォームや新築プランを練る際に活用されています。

また、作成したプランをSNSで共有したり、プレゼン時に大きな画面で上映したりといった形で、第三者への説明が非常にしやすいメリットがあります。無料版でも十分楽しめますが、機能の制限を外したい場合は有料プランを検討してみるとよいでしょう。

建築やインテリアのプロだけでなく、学生や新入社員が将来のイメージを作り上げる練習ツールとして使うことも多く、CADの活用事例の一つとして紹介されることもあります。

4. 使い始める前に知っておくべきこと

いよいよ図面作成ソフトを使ってみようと思ったら、その前に押さえておきたいポイントがあります。特に無料版には制限があることが多く、商用利用が絡む場合にはライセンス条件をしっかり確認しなければなりません。

また、オンラインCADなのかオフライン版なのかを慎重に選ぶことで、学習環境や仕事環境に合わせた使い方ができます。新入社員の方が所属企業で公式に利用を認められているソフトを使う場合は、IT部門のサポートやセキュリティ面にも留意しておきましょう。

以下に挙げるポイントに留意するだけで、ソフト導入時のトラブルや不便を最小限に抑えられるはずです。初心者向けCADであっても、使い方次第では高度な業務にも応用できます。

ソフトに依存するだけでなく、CADチュートリアルやCADマニュアル、ユーザーコミュニティを活用しながら、自分なりのスキルを磨いていく意識が大切です。

4.1. 無料版の制限と商用利用の注意点

多くの無料CADソフトには、プロジェクト数や出力形式に制限が設けられています。

Draw.ioやFloorplanner、HomeByMeなどは、無料プランだと保存できるデザイン数や活用できるツールが限られる場合があるので要注意です。

商用利用の予定がある場合は、実際にビジネスで利用しても問題ないライセンスか確認しましょう。Jw_cadやLibreCADは無料で商用利用が可能ですが、各種サポートや追加機能は有料というケースもあります。

企業に導入する際には、契約時のライセンス条項などを担当部署としっかり検討してください。違反してしまうと、後々大きなトラブルに発展しかねません。

また、無料版には広告が表示されたり、データ容量の制約があったりするので、プロジェクトの規模に合わせて有料プランへのアップグレードを検討することも視野に入れておくとよいでしょう。

4.2. オフラインとオンラインの使い分け

オンラインCADはネットにさえつながっていれば、どのPCでも作業が継続できる利点があります。Draw.ioやFloorplanner、HomeByMeのようにブラウザベースで稼働するツールは、外出先や自宅など場所を選ばずに使えるため、とても便利です。

一方で、現場のようにネットへのアクセスが制限される環境で作業する場合には、オフラインで動くJw_cadやLibreCADが有利でしょう。オフラインでも起動できるソフトがあれば、安定したネット環境を準備できない場所でも問題ありません。

自分の作りたい図面や作業環境を考慮し、オンラインとオフラインを使い分けるのが賢明です。たとえば会議や授業中はオフライン版のソフトで集中して作業し、家に帰ったらオンライン版で仕上げる、といった使い方もできます。

どちらも一長一短があるので、トライアルを経て自分のワークフローに合ったCADソフトを見極めましょう。

5. まとめ

ここまで紹介してきたとおり、無料CADソフトにはさまざまな種類があり、それぞれ得意分野や対応環境が異なります。初心者向けCADを選ぶときは、日本語対応や直感的な操作感、学習資料が豊富かどうかを基準にするのがおすすめです。

特にJw_cadは国内実績が抜群で、学校や企業でも広く利用されているため、身近なところで相談相手が見つかりやすいでしょう。 LibreCADはオープンソースを活かしたカスタマイズ性があり、Draw.ioはフローチャートなどの軽めの図面に向いています。FloorplannerやHomeByMeは、間取りやインテリアの3D化が得意分野です。

「まずは何を選べばいいか分からない」という方は、興味のあるプロジェクトを具体的にイメージし、自分が操作しやすそうなソフトから触ってみてください。CADチュートリアルやCADマニュアルを活用し、小さな成功体験を積み重ねることが大切です。

図面ソフト比較やCADソフトレビューの情報を活かしながら、あなたにとって最適な設計支援ツールを見つけてください。初心者であっても、最初の一歩を踏み出すことで、図面作成スキルが必ず身についていきます。ぜひ今日からチャレンジを始めましょう。

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<参考文献>

・Jw_cadのページ

https://www.jwcad.net/

・LibreCAD「Free Open Source 2D CAD」

https://librecad.org/

・draw.io

https://www.drawio.com/

・Floorplanner | Online Floor Planner & 3D Room Planner Tool

https://floorplanner.com/ja

・Free 3D design software | HomeByMe

https://home.by.me/en/

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