メールエイリアス活用法


メールエイリアスとは、メールサービスにおいて本来のメールアドレスとは別のアドレスを使用できる機能です。別のメールアドレスと言っても、本来のメールアドレスと別に運用するわけではなく、ひとつのアカウントで複数のメールアドレスを運用できることがメールエイリアスの強みです。

メールエイリアスを活用することで、登録するサービスごとに別のアドレスを使用して振り分けを簡便化したり、セキュリティを向上させたりできるようになります。

今回は代表的なメールサービスであるGmail、iCloudメール、Outlook.comメールにおけるメールエイリアスの対応状況を紹介します。

メールエイリアス

iCloudメール、Outlook.comメールはメールエイリアス機能に対応しています。

自分のメールアドレスが

だった場合に、

のようなまったく別のユーザ名(「@」の左側)を持つアドレスを使用できます。メールエイリアスは本来のユーザ名とはまったく別のユーザ名を使用できるので、エイリアスのアドレスから本来のアドレスは推測不可能です。

メールエイリアスが役に立つのは、たとえば次のようなストーリーです。

エイリアスを用いてサービスごとにまったく別のメールアドレスを登録していたとします。ある日、とあるサービスが情報流出事件を起こしてしまいました。登録していたあなたのメールアドレスも流出しているようです。サービスに登録していたアドレスに大量のスパムが届きはじめています。

それでも慌てることはありません。登録していたのは本来のメールアドレスではない、エイリアスのアドレスです。エイリアスのアドレスはかんたんに破棄できるます。流出したアドレスを破棄すれば、これ以上スパムに悩まされることはありません。

重要な事は、本来のメールアドレスは決して漏らさないことです。信頼できない相手とのやり取りにはエイリアスを使うことを検討してみてください。

メールエイリアスを使用するには、それぞれのサービスの設定画面から行います。iCloudメールは本来のアドレスの他に最大3個、Outlook.comメールは最大10個のメールエイリアスを作成できます。

Gmailはこの本来の意味でのメールエイリアス機能は有していませんが、次節以降で紹介する簡易的なエイリアス機能を使用できます。

+(プラス)記号による簡易エイリアス

メールアドレスが

だった場合、

と本来のユーザ名の後ろに「+」記号と任意の文字列を付け足したアドレスでもメールを受信できるのが、「+」記号による簡易的なメールエイリアスです。

たとえば、

というように、サービスごとに「+」以降の文字列を変更して登録しておくと、どのサービスからのメールかをかんたんに判別できるようになります。

この「+」記号を用いた簡易メールエイリアスはGmail、iCloudメール、Outlook.comメールすべてで使用できます。特に設定等が必要なわけではなく、最初から使用可能です。

前節のメールエイリアスとは異なりユーザ名は元のまま残るので、本来のメールアドレスがまるわかりという欠点があります。したがって、前節で紹介したようなストーリーの場合、本来のアドレスが明白な「+」記号エイリアスは無力です。

また、まれにユーザ名に「+」を含んだアドレスを受け付けないサービス等も存在するので注意が必要です。

.(ドット)記号による簡易エイリアス

Gmailでは「.」記号を用いた簡易エイリアスも使用可能です。

メールアドレスが

だった場合、

とユーザ名の部分に任意の場所、任意の個数の「.」記号を挟み込んだアドレスでもメールを受信できます。逆に言えば、元々ユーザ名に「.」を含んでいても「.」なしのアドレスで受信できます。特に設定等が必要なわけではなく、最初から使用可能です。

任意の文字列で区別できる「+」記号による簡易エイリアスとは異なり、ひと目でアドレスを区別したいような用途には向きません。

「+」記号の簡易エイリアスと同様に、本来のメールアドレスが推測可能なので、エイリアスアドレスの流出は本来のアドレスの流出と同義です。

まとめ

各メールサービスで使えるエイリアス機能をまとめると以下の表のようになります。

GmailiCloudOutlook.com
エイリアス×
「+」記号エイリアス
「.」記号エイリアス××

メールエイリアスを活用することで、やり取りする相手や登録サービスごとにメールアドレスをかんたんに使い分けでき、それらをひとつのアカウントで運用できるようになります。受信メールの振り分けの簡便化やセキュリティ向上を図りたい場合は、メールエイリアスを使用することを検討してみてください。

簡易エイリアスは本来のメールアドレスがかんたんに解ってしまいます。厳格にアドレスを使い分けたい場合は本来の意味でのメールエイリアスを使用しなければならないことを忘れないでください。


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