AWSってどんな企業が導入してるの?(AWS導入事例より)
こんにちは。RADサービス部有泉です。
近年、クラウドを使ったビジネスは急成長しており、
クラウドサービスの世界市場規模は
2014年の596億ドルから2018年には2000億ドル
に拡大すると予測されています。(総務省)
国内企業のクラウドサービス利用状況は38.7%(平成26年末時点)
となっています。
平成25年末から比較すると5.7%の上昇です。(総務省)
そのクラウドサービスのIaaS/PaaS市場において、
国内シェア1位(シェア占有率41.4%)なのがAWSです。
今回は、このAWS導入企業と導入効果について、ご紹介していきたいと思います。
まず、AWSって何?
アマゾン ウェブ サービス (AWS)は安全なクラウドサービスプラットフォームで、ビジネスのスケールと成長をサポートする処理能力、データベースストレージ、およびその他の機能を提供します。
つまり、Amazon.com社が提供しているオンラインサービス群の総称ってことですね。
どんなサービスがあるの?
AWSの代表的なサービス
Amazon EC2
従量課金制の仮想サーバー。
自動的に規模の拡大や縮小を行うことができる。
Amazon S3
冗長化されたデータストレージサービス。
ウェブのどこからでもお好みの量のデータを簡単に保存および取得ができる。
他にもAWSでは様々なサービスを提供しています。
(その他サービスはこちら)
どんな企業が導入してるの?
導入企業①:クックパッド
[課題]
サイトの知名度が上がるにしたがい、アクセスの急激な成長にサーバの手配がまったく追いつかない状態になっていた。
[導入効果]
・Amazon S3に移行してからは冗長化による手間がなくなり、障害の頻度も激減した。オンプレミスでのストレージの管理によるボトルネックも解消。
・ハードウェアに縛られないため、新しい技術の恩恵を受けやすい。ちょっとした思いつきや組み合わせを試しやすい。ビジネスに速く反映させることができる。
導入企業②:任天堂
[課題]
・ソフトの発売直後やクリスマスなどに、ネットワークトラフィックの急激な増加が発生し、実際にどれぐらいアクセスが発生するか予測できない。
・日本のみならず北米や欧州なども考慮してシステムを構築する必要があるため、世界中に独自にオンプレミスの運用体制を整えるには膨大なコストがかかる。
[導入効果]
・ソフトによっては90日間の保存期間に8,000万件以上のデータが登録されるオンラインストレージ機能のサービスを安定して運用できている。
・サービス提供基盤への投資コストを当初オンプレミスで行うケースで想定していた金額と比較して、1/10程度に抑えることができた。
他にも様々な企業がAWSを導入しています。(AWS導入事例)
最後に
情報通信白書のクラウドサービス導入理由をみると、
・資産、保守体制を社内に持つ必要がないから
・初期導入コストが安価だったから
・どこでもサービスを利用できるから
がTOP3の理由に挙がっています。
主に機能面及びコスト面からの理由でクラウドサービスを導入する企業が多いようです。
市場規模が拡大するに伴い、今後もAWSなどクラウドサービスを導入する企業が増えそうですね。
今後もクラウドサービスの動向には注目していきたいと思います。