機械学習のGCP 定番のAWS どちらが便利?
近年、クラウドサービスが急増しホームページの解説の手段もサーバーのレンタルだけではなくクラウドサービスを利用する例も増えています。そこで今回はGoogleの提供するクラウドサービスGoogle Cloud Platform(GCP)とAmazonの提供するクラウドサービスAmazon Web Services(AWS)の2つを比較していきたいと思います。
そもそもクラウドサービスとは
クラウドサービスとは、インターネットで配信されているサービスのことを指します。身近な例としてDropboxやGoogle Spread sheetがあります。このクラウドサービスは利用者がどのくらい自由に利用できるかという具合で3種類に大きく分けることができます。
・SaaS
・PaaS
・IaaS
SaaSはインターネット経由でサービスだけを行うクラウド。 PaaSはサービス・データーベースを使うクラウド。 IaaSはOSから自由に作ることのできるクラウドです。
大手のクラウドサービスは世界中の様々な場所に拠点を置き他の拠点にもバックアップを置いています。そのため、自分が主に利用している拠点が、たとえ地震や台風などの事故でなくなったとしても、復旧に時間がかからないこともメリットの一つといえます。
また、会社などの単位でサーバーを保つ必要がなくなるためサーバー保守のための人手や時間・お金を節約することも可能です。時間や秒単位でサーバーの利用料金の支払いをするので短期間に大きな量のサーバーがほしいというニーズにも答えることができます。
AWSの特徴的サービス
クラウドサービスの中で国内シェアの一番大きなサービスはAWSです。AWSには様々なサービスがあります。代表的なサービスにはAmazonEC2(仮想サーバーのサービス)、AmazonRDS(データベースサービス)、Amazon EMR(ビックデータ処理のサービス)などがあります。
AWSは世界中44箇所にあるデータセンターで管理されています。GCPの20箇所のデータセンターと比較すると2倍以上のデータセンターの数となります。つまり、AWSはGCPより大規模にクラウドサービスを展開しています。また、GCPに比較してAWSは日本人ユーザーが多いため書籍や日本語ドキュメントが豊富でコミュニティーも活発です。そのため、トラブルが起きたときの対処に先人のノウハウを活用しやすいという利点があります。
GCPの特徴的なサービス
GCPの最大の強みは機械学習や解析といった分野のサービスです。GCPでは、Googleが自社のビックデータ解析用に作った解析ツールを利用することができます。Googleは機械学習の分野でも世界をリードする企業です。その企業の解析ツールが使えることはかなり大きなメリットといえるでしょう。
また値段設定もAWSが長期契約で割引されるのに対し、GCPは最初から安い値段で提供しているため短期の利用やビックデータの利用など利用の用途に応じてGCPを活用することでお得にクラウドサービスを受けることができます。
まとめ
AWSもGCPも成長が期待でき、紹介しきれないような便利なサービスもたくさんあります。クラウドが初めてで日本語のドキュメントがほしいという人にはAWSがおすすめです。最新の機械学習やGoogleの使っているプラットフォームと同じ地盤でサービスを作りたいという人にはGCPが向いているといえます。皆さんもぜひ、クラウドサービスを比較してお得に賢くインターネットサービスを作ってみませんか?
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