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機械学習の開発に必要なプログラミング言語、Pythonとは何か?

新聞やニュースなどで、機械学習について注目されることが増えてきました。今まで、全然関係ないと考えられていた分野に対しても、機械学習とビジネスの関係性は議論され始めています。いったいどうして機械学習が注目されているのでしょうか。そして、どのように導入すればいいのでしょうか。今回は、機械学習の開発に必要なプログラミング言語、Pythonについてまとめてみました。

 

 

機械学習はなぜ注目されているのか?

 

機械学習が注目されている背景には、多くのビジネス領域において、情報やデータを素早く正確に、そして何よりも大量に分析する必要が出てきたためです。パソコンやタブレットが普及し、しかもその処理速度が上がってきているため、大規模なデータを解析しビジネスに利用しようと考えている企業がたくさん生まれました。しかし、大量で複雑なデータをどのように解析したら、ビジネスにうまく役立てられるのかは非常に難しい問題です。そこで、「データを解析していく中で、そこから反復的に学習し特徴をくみ上げること」が求められ、この分野においては、機械学習が最も適していると注目されています。

 

 

機械学習に利用されているプログラミング言語、Pythonについて

 

それでは、機械学習を導入していくにあたり、利用頻度の高いPythonについて確認していきましょう。

 

特徴

 

Pythonの大きな特徴とあげられるのは二つです。一つ目は文法がシンプルであるということ。これは、もともと、効率的に書けることを目的とした言語であるためといえます。そのため、初心者でも学習しやすくお勧めの言語ともいえるでしょう。もう一つの特徴としては、決まったプログラム集としてのライブラリが多いということです。このライブラリをうまく活用することで、欲しい機能や仕組みを組み立てることが出来るため、一からプログラムを作る必要がありません。例えば、数値計算や統計処理といった基本的な仕組みから、画像処理や動画処理などの今話題の仕組み、ネットワークやデータベースまで、おおよそプログラムで機械にしてほしいことのほとんどが、ライブラリで作ることができるため、一から構築するにしてもあまりコストがかからないのです。

 

用途

 

Pythonは、機械学習の他にも、組み込みアプリの開発やWebサイトの構築まで多くのサービスを実現できます。GoogleやNASAのエンジニア募集でもPythonを利用できる人材を募集しているほどです。「Django」「Bottle」「Flask」といったフレームワークを利用することで、小さい開発から、何十人もの人が共同して行わなければ作れない大掛かりなものまで、ほとんどPythonで実現できるでしょう。その用途は、まさに設計している人の頭の中次第といえるほどです。

 

機械学習との融和性

 

Pythonは、機械学習の開発において圧倒的に人気があります。これは、Googleなどの大企業がライブラリを公開していることが理由ともいえるでしょう。数値計算用のライブラリだけでなく、記号計算や数式処理のためのライブラリも公開しているので、機械学習におけるもっとも重要な部分であるデータ解析についても、一から構築することなく、様々な手法での開発が可能となっているのです。まだまだ日本では、Pythonというプログラム言語による開発は少ない状況ですが、最先端のプログラミング言語として注目されていることは間違いありません。

 

 

機械学習は、今後のビジネスシーンで、今まで以上に注目されていくことが予想されています。AI開発が進むにつれ、人間が出来ることと機械が出来ることの線引きが明確となり、結果として、機械学習というツールにより効率的にビジネスを行っていくという未来が待っているでしょう。ぜひ、機械学習と、その開発に大いに寄与するプログラミング言語、Pythonについて注目してみてください。

 

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